「Tポイント終了」の動きが加速

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ファミマTカード

<2023/9/1追記>8/1から「ドトールコーヒー」でTポイントが復活!

この背景には、「Tポイント」が2024年春に三井住友カード・銀行系の「Vポイント」と統合することがあるようです。

この結果、「ドトールコーヒー」では、大手コーヒーチェーンで初めて4種類(Tポイント・dポイント・Pontaポイント・WAON POINT)の共通ポイントが導入されることになりました。

<2022/10/4追記>「Tポイント」が三井住友カード・銀行系の「Vポイント」と統合へ

2022年10月3日、「Tポイント」と「Vポイント」が2024年春に統合するとの報道がありました。

「Tポイント」は2003年に開始した共通ポイントの老舗ですが、最近は「楽天ポイント」「dポイント」「Pontaポイント」に押されて苦戦を強いられていました。

そこで三井住友カード・三井住友銀行系の「Vポイント」と統合することで、相乗効果によって巻き返しを図ろうとしているようです。

現在、日本には主要な「共通ポイント」として、「Tポイント」「楽天ポイント」「dポイント」「Pontaポイント」の四つがあり、多くの企業と「提携」しています。

ところが最近、「Tポイント終了」を表明する企業が相次いでいます。

「三越伊勢丹」(2018/3/31で終了済)、「ドトールコーヒー」(2019/4/19で終了)、「アルペン」(2019/3/31で終了)などですが、今後も同様の動きが広がる気配です。「ファミリーマート」にも、Tポイント終了するのではないかとの噂があります。「ローソン」「ブックオフ」や「ゾゾタウン」も、以前はTポイント提携先でしたが、既に解消しています。

私などは、昨年(2018年)初めて「ドトールコーヒー」の「Tポイントカード」を作ったばかりで、毎日便利に使っていただけに、ちょっと残念です。

<追記>新しい提携先

結局、「ドトールコーヒー」は「dポイント」と提携し、「アルペン」は「楽天ポイント」と提携しました。

1.「Tポイント終了」が相次ぐ理由

理由としては、提携したものの、「期待したほど自社の顧客が増えない」、「ポイントを貯めた客が自社であまり利用してくれない」ことや、「手数料負担が重い」ことなどが考えられます。

自社で「独自ポイント」を作ったり、「Tポイント」以外の「楽天ポイント」や「dポイント」の方が知名度や利用者が多いということで、こちらとの提携に乗り換えるからという理由もあるようです。

2.今後の見込み

「三越伊勢丹」は、自社の「エムアイカード」「エムアイポイント」の利用を推進する方針です。

「ドトールコーヒー」は、自社の「ドトールバリューカード」のポイント付与は継続する方針ですが、他社(楽天ポイント」や「dポイント」など)との提携については「未定」とのことです。

「アルペン」の場合は、「楽天グループ」との提携に乗り換えるものです。従って、今後「アルペン」では「楽天ポイント」が貯まることになります。

「Tポイント最大の加盟店」とも言える大手コンビニの「ファミリーマート」との提携の雲行きが怪しいというのは、どういうことでしょうか?

「ファミリーマート」は、今後は楽天グループやNTTドコモと提携して、「楽天ポイント」や「dポイント」の付与を始めるのではないかという観測が流れています。

既に提携解消している「ローソン」は自社主導のポイントとも言えるPontaポイントを導入しています。

もしこれが本当に実現すれば、「Tポイント」を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)にとっては大打撃となるでしょう。

「自社ポイントへの回帰」の動きと、「絶対優位の楽天ポイントへのシフト」の動きの両方が加速しているように私は思います。

それに2019年1月21日に発覚した「Tポイントカードを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)がTポイントカードの会員情報を、捜査令状なしに捜査当局に提供していた問題」がこの流れに拍車を掛けているのかも知れません。

なお、CCCは2月5日に「Tカード会員の個人情報については、顧客情報の取り扱いに関する基本方針を再検討中で、確定するまでの間は、捜査令状に基づく場合にのみ提供する」と発表しました。

ネット上ではTカードを解約しようとするユーザーが相次いでいるほか、専門家からもCCCの企業姿勢に批判が寄せられています。

今後の推移を注意深く見守りたいと思います。

<追記>「ポイントサイト比較」記事もご覧ください。

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