健康法や食べ物の新しい常識が出ても気にしない。バランスの良い食事が一番!

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この差って何ですか

1.「ソレダメ!~あなたの常識は非常識!?~」

オードリーの若林正恭さんと高橋真麻さんがMCを務める「ソレダメ!~あなたの常識は非常識!?~」というテレビ大阪の人気番組があります。

この番組は、「日常生活に潜むさまざまな間違い」を「ソレダメ」と指摘する「情報エンターテインメント」バラエティ番組です。

生活に役立つ「ソレマル」な情報や、様々な裏技のような雑学を紹介しています。

しかし、これをあまり真剣に見過ぎると、今までの常識が否定され続けて訳が分からなくなります。ですから「こういう新しい別の考え方もある」という程度で気楽に見ているほうが無難です。

ところで、この番組に限らず、時々「今までの健康法は間違っていた」とか、「牛乳は体に悪い(豆乳のすすめ)」とかのセンセーショナルなタイトルの本が出ます。それも医者や管理栄養士などの著書やコメントである場合は、戸惑うことが多いものです。

私が中学校の「保健体育」の授業で、「昔は運動の最中に水分補給をしてはいけないと言われていたが、今は適度の水分補給は安全のために不可欠と言われるようになった」とか、「昔はうさぎ跳びが足腰を鍛えるのに良いとされていたが、今は膝を痛めるのでやらないほうがよいと言われるようになった」と教えられ、認識を改めた記憶があります。

2.「医者が教える食事術」

牧田善二氏のベストセラーの「医者が教える食事術」には次のようなことが書かれています。

(1)「牛乳さえ飲めば骨が強くなる」は間違い

牛乳にはカルシウムが豊富に含まれていますが、「ビタミンD」と一緒に摂取することで吸収率が上がります。「ビタミンD」が多く含まれるのは、サンマやイワシ、シラス、鮭の水煮缶などです。

(2)「体重が増えないように1食抜く」は間違い

1食抜いていると、かえって太りやすい体質になります。特に朝食を抜かないことです。インスリンの大量分泌で太りやすくなるからです。

(3)「頭を働かせるために甘いものを食べる」は逆効果

一度にたくさんの甘いものを取ると低血糖になり、眠くなったり集中力が低したりします。(疲れた時に少し食べるくらいが適当なようです)

(4)「太らないようにツナ缶の油を捨てる」はもったいない

ツナ缶の油には、「EPA」「DHA」という「動脈硬化・心疾患・脳梗塞を抑える成分」が豊富に含まれているからです。

(5)「黄身の色が濃い卵は栄養価が高い」は間違い

黄身の色は、食べるエサによって変わるだけで栄養価とは無関係です。

(6)「美味しく食べるためにカレーを一日寝かせる」は要注意

カレーを一日寝かせると、食中毒の原因となる「ウェルシュ菌」が繁殖しやすくなります。寝かせる場合は、小分けにして冷蔵庫か冷凍庫に入れて急速に温度を下げることが大切です。

(7)「スタミナをつけるためにニンニクだけ食べる」は効果なし

ニンニクは「ビタミンB1」と一緒に食べることで吸収を良くします。「ビタミンB1」を多く含む食材は豚肉です。

3.「この差って何ですか↑?」

加藤浩次さんと川田浩美さんがMCを務める「この差って何ですか↑?」というTBSテレビの人気番組でも、常識が覆されることがあります。

(1)「卵は1日1個まで」は間違い

「今の健康常識」では、「卵は1日5個食べてもOK」

(2)「インフルエンザ予防にうがい」は間違い

「今の健康常識」では、「インフルエンザ予防にうがいは無意味」(インフルエンザウィルスは喉に付いたら数分で侵入するため)

(3)「1日30品目食べるのがよい」は間違い

「今の健康常識」では、「食品の数は関係ない」。逆に「30品目使った料理を毎日食べていると、カロリーが過剰になって肥満や生活習慣病になるリスクが高い」

「肉や魚、野菜、果物などをバランスよく1日に15品目くらい摂取すると、たんぱく質や食物繊維など必要な栄養素を取ることができる」とされています。

(4)「早朝の運動は体に良い」は間違い

「今の健康常識」では、「早朝の運動はしてはいけない」。脳が覚醒していない早朝に激しい運動をすると、心臓自体が暴走してしまい、心筋梗塞などの突然死のリスクが高まります。

以上、いろいろとご紹介しましたが、結局のところ「偏食せずバランスの良い食事を毎日3回、腹八分目に取り、無理をせずに適当に体も動かし、夜はしっかり睡眠を取って規則正しい生活を送る」という「昔ながらの素朴な常識」に戻ってくるような気がします。

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