「キャッシュレス決済ポイント還元」はいつまで?ポイントの受け取り方は?

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ポイント還元制度

2019年10月1日からの「消費税率10%への引き上げ」に伴い、「キャッシュレス決済ポイント還元制度」が実施されています。

ただ、その具体的内容については今一つ浸透していないように思われますので、わかりやすくご紹介します。

キャッシュレス決済を使いこなせば、最大で5%還元されますので、少なくとも2020年6月30日までは積極的にキャッシュレス決済にチャレンジされることをお勧めします。

1.キャッシュレス決済ポイント還元制度とは

ポイント還元制度説明文

これは、「キャッシュレス・ポイント還元事業」あるいは「キャッシュレス・消費者還元事業」と呼ばれているものです。

国(経済産業省)の事業で、「消費税率10%への引き上げに伴う需要平準化対策」、「キャッシュレス対応による生産性向上」、「消費者の利便性向上」などを狙いとして、「消費税引き上げ後の9カ月間(2020年6月30日まで)の期間限定」で、「中小・小規模事業者など」での支払いの「キャッシュレス決済」に対して「最大で5%のポイントを還元」する制度です。

2.利用可能店舗はどこか

経済産業省の発表によると、2019年11月21日時点で、キャッシュレス決済ポイント還元制度が利用できる「登録店舗」数は、約77万店に達したそうです。

開始から5週間の1日当たりの還元額は平均12億円強で、週を追うごとに伸びているそうです。

ポイント還元ステッカー

(1)一般の中小店

「一般の中小店」(小売り・飲食・宿泊など)のうち、「ポイント還元制度の登録店舗」では、5%のポイント還元があります。上記のような「5%還元マークのステッカー」が目印です。

(2)大手系列チェーン店

「大手系列チェーン店」(コンビニ・外食・ガソリンスタンドなど)のうち、「ポイント還元制度の登録店舗」では、2%のポイント還元があります。

(3)大手・中堅企業

「大手・中堅企業」はこの制度の対象外なので、ポイント還元はありません。

3.ポイント還元の対象となるキャッシュレス決済の種類

(1)クレジットカード

(2)プリペイドカード・デビットカード

(3)電子マネー

(4)スマホ決済

還元対象決済業者一覧

4.ポイント還元(受け取り方)の仕組み

「最大5%のポイント還元」は、各キャッシュレス決済に導入されているポイント残高に還元されます。

たとえば、楽天カードを対象店舗で利用して5%の還元を受ける場合は

①上限還元ポイント:月15,000ポイント

②ポイント付与:カード利用月の翌々月22日頃

で楽天ポイントが付与されます。

このように、各クレジット会社などの決済業者で上限還元ポイント」を決めており、無制限にポイント還元されるわけではありません。

ポイント制度が導入されていないクレジットカード」については、「引き落とし金額と相殺」されます。

コンビニのうち、「セブンイレブン・ローソン・ファミリーマート・ミニストップ」では、ポイント付与ではなく、「その場で2%割引」されます。

5.ポイント還元対象外の品目

何を買ってもポイント還元が受けられるわけではなく、「換金性が高い金券」や「住宅購入費用」「自動車購入費用」などは還元対象外となっています。