うんこ漢字ドリルなどの「うんこドリル」シリーズが子供に人気の秘密は何か?

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うんこ漢字ドリル

1.うんこ漢字ドリルの人気の秘密

最近、小学生の間で「うんこ漢字ドリル」という奇妙な名前のドリルが大人気のようです。このドリルは、2017年3月に文響社から発売されました。ラインナップは、小学1年生から6年生向けの6種類の「うんこ漢字ドリル」がベースですが、ほかに「うんこひらがなドリル」「うんこカタカナドリル」「うんこすうじドリル」「うんこ算数ドリル」などいろいろ出ています。

このドリルの人気の秘密はつぎのようなものです。

(1)ちょっとふざけた感じのタイトル

子供は、このようなふざけた言葉に異常なほど興味を示すものですが、その言葉をドリルのタイトルに付けた奇抜さが受けたようです。大人なら嫌悪感を覚えたり辟易するようなタイトルですが、子供は嬉々として喜ぶようです。前に「仕掛学」という記事を書きましたが、これは、子供たちに楽しく自主的に学ばせるための上手な「仕掛け」のように思います。

(2)中身がしっかりしていること

日本一楽しい漢字ドリルであることを謳いながらも、「新学習指導要領対応」でしっかりと漢字を学ぶことができることです。

(3)ドリルの問題文全てに、子供たちが喜ぶ「うんこ」という言葉を使っていること

(4)答えの「読み仮名」や「漢字」を、「うんこの形をした解答欄」に記入すること

(5)オリジナルキャラクターの「うんこ先生」が登場すること

うんこ先生は、ドリルの中で覚えにくい漢字や間違いやすい漢字に関して、わかりやすくうんこを交えて解説してくれます。

2.「漢字テスト」で失敗した話と国語力向上に努力した話

以前、会社の同僚と話していて、その同僚が中学生の頃「天晴」の読み方を知らずに「てんばれ」と答えた失敗談を話しました。「あっぱれ」を「天晴」と書くことは常識として知っておくべきだったと恥じていました。

(1)「漢字テスト」での私の失敗

私も似たような経験があります。中学1年の時の「漢字テスト」で「物色」の読み方を問う問題が出たのです。

私は、その時、「空き巣が物色する」などと使う「ぶっしょく」という言葉を恥ずかしながら知らなかったのです。

それで、「物の色のことか?『ぶっしょく』や『ものいろ』では当たり前で簡単すぎる。金色(こんじき)とか景色(けしき)とかの読み方があるので『ぶっしき』が正解ではないか?」と思い、そのように書きました。

結果は当然のことながら「不正解」でした。

(2)国語力の不足を反省

私は以前の記事にも書いたように、小学校ではあまり勉強をしませんでした。その結果、入学した時は「優等生」でしたが、卒業時には「劣等生」「落ちこぼれ」になっていました。

小学校の算数のテストでも、普通の「計算問題」はできるのですが、「文章題」が全くダメでした。これは日本語の文章を理解する力が不足していたためです。

小学校の時は、少年画報の「赤胴鈴之助」などの漫画はよく読んでいましたが、教科書以外の普通の本は昆虫関係の本か源平盛衰記ぐらいしか読んだ記憶がありません。

(3)普通の読書の開始

その反省から、中学1年の夏休みには夏目漱石の「坊っちゃん」を読み、中学3年の夏休みには島崎藤村の「破戒」を読むことになるのです。

また、授業を熱心に真面目に聞き、予習・復習もしっかりやりました。特に予習に重点を置き、授業はおさらいのような形に持って行くようにしました。

漢字のドリルも熱心に学習しました。そのおかげで「日本語の読解力」は格段に上達したように思います。

何だかとりとめのない話になってしまいましたが、私の轍を踏まないように、小学生のお子さんやお孫さんをお持ちの方は、是非「読書」と「ドリル」を習慣づけるようにしてあげて下さい。毎日少しずつ学習するドリルは、非常に効果的だと思います。