コロナの「謎対策」「過剰対策」の効果は?漫然と続けるより見直しが必要!

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ジェットタオル使用禁止

1.コロナは収束の兆しが見えず

全世界的に見るとコロナは第二波(ないし第三波)で感染再拡大しており、再ロックダウンや罰則を伴うマスク着用義務化をする国も出てきています。

しかし日本は幸いなことに、政府・地方公共団体によるコロナ対策や連日のマスコミを通じての感染予防対策徹底のメッセージ、国民一人一人の公衆衛生意識の高さなどから、諸外国に比べると重症者を含む感染者数や死者数も低く抑えられています。

ワクチン開発も急ピッチで進められていますが、コロナはいまだに収束の兆しはなく、日本でも冬に向けて「季節性インフルエンザ」と「新型コロナ」との同時流行が懸念されています。

2.コロナの「謎対策」や「過剰対策」は疑問

しかしコロナについては「正しく恐れる」ことが大切で、「謎対策」や「過剰対策は感染症対策の専門家の意見も聞いて見直し、「最適化」する必要があるのではないかと思います。

また、どういう状況になればそのような「過剰対策」や「謎対策」を中止するのかという「解除条件」を、不便を強いられている利用者に明示してほしいものです。

政府や地方公共団体、ならびに公共施設・学校などの各種施設におかれましては、専門家の意見も聞いた上で、早急な見直し・最適化を行ってほしいものです。

(1)トイレのジェットタオルやペーパータオルの使用禁止

ペーパータオル使用中止

手をしっかり拭くことは重要な感染症対策のはずです。「ジェットタオル」や「ペーパータオル」の使用を禁止すると、ハンカチを持っていない人は手を洗わずに済ませる恐れもあります。その方が不衛生だと思うのですが・・・

「ジェットタオル」や「ペーパータオル」の使用を禁止することによる「効果」は何なのでしょうか?

ジェットタオルの使用禁止は、「ウイルスを含む水が飛び散ることを防ぎたい」という趣旨かもしれませんが、手洗いがきちんとできていればそもそも水にウイルスは含まれていないはずです。

ただ手洗いができていない人が多い場所では、ウイルスを含む水が溜まる可能性があり、掃除も大変になるという事情もあるようです。



(2)公共図書館の椅子撤去

図書館の椅子使用禁止

前に「図書館の過剰自粛」という記事にも書きましたが、高槻市立図書館ではいまだに開架図書スペースでの椅子(長椅子を含む)は使用禁止で、手続き待ち用の椅子が数脚あるだけです。

新聞閲覧室の机(通常4人閲覧用)にも椅子が各机に一脚しか置かれていません。

図書館では居酒屋やレストランのように大声で会話したりすることはないので、そこまで使用制限を掛ける必要があるのかいまだに納得が行きません。

(3)屋外での散歩や自転車運転中のマスク着用

最近街中を歩いていると、ほとんどの全員がマスクを着用しており、自転車で走っている人もほとんどがマスクをしています。

しかし、屋外でかつ近距離で他人と会話することがない場合は、マスクを着用する必要はないと私は思います。

ただ店に入ることがない場合でも「他人の目」や「自粛警察」を恐れて、私も外出時はマスクを着用しているのが現実です。いわゆる「社会的スティグマ(Social stigma) 」(差別・偏見)を恐れる心理です。

(4)一部デパートの出入り口使用制限

高槻市の松坂屋では、今も出入り口は1階2カ所、2階1カ所に限定されており、あと2カ所の出入り口は使用禁止となっています。最初の頃は1階・2階とも1カ所ずつでした。

(5)客が入れ替わがる都度カウンターや椅子を消毒

レストランや映画館、介護施設などで、消毒液を含ませたタオルでこまめに拭いているのをよく見かけますが、同じタオルで多くの場所を拭くのは、かえってウイルスを擦りつける結果となっていないでしょうか?

我々が家でガラス窓や自動車の汚れを拭く時も、何度も汚れをもみ出して綺麗にしてから拭きます。汚れの付いたままの雑巾で何回も拭いても綺麗になりません。素人考えですが・・・

(6)小学校の水飲み場や公共施設の飲用冷水機の使用中止

これも根拠不明で、合理的な対策ではないように思います。

(7)図書館で貸し出した本のアルコール消毒

図書館の本は多くの人が利用するので、読んだ後は顔を触らずに手を洗えば十分のはずです。紙の本をアルコール消毒するのは紙を傷めてしまうので、合理的とは言えません。

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