部屋の絵画(版画)を季節ごとに替えると季節感が出る

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夢クリスマスの

私が子供の頃住んでいた古い家には、部屋に絵画や版画を掛ける所がなく、リフォームした

「応接間」に一枚掛かっているだけでした。

日本間には掛軸や扁額を掛けることはあっても、西洋風の絵画や版画は似つかわしくなかったからです。

しかし、古い家を取り壊して自宅を新築したのを契機として、私も洋間に掛ける絵画(版画)を購入するようになりました。

私は以前から美術館やデパートの美術画廊を見て回るのが好きでしたので、ある程度好みは定まっていました。

1.上村松篁

上村松篁(1902年~2001年)は、近代美人画の大家である上村松園(1875年~1949年)の息子の日本画家です。鳥の写生が多く暖かい作風です。

私はもちろん原画ではなく「版画(リトグラフ)」ですが、ミツバツツジと雀の母子を描いた「母子の雀」です。

2.藤城清治

藤城清治(1924年~ )は影絵作家で、私は子供のころから慣れ親しんで来ました。メルヘンのような光と影で表現する独特の影絵は魅力的です。96歳の今も創作活動を続けておられます。

数年前にテレビのドキュメンタリーで、彼が「東日本大震災の被災地」に行ってスケッチし、それを影絵にした作品にする様子を見ました。鎮魂の気持ちを込めた鮮やかな影絵が印象的でした。

私は「夕日のブランコ」と「クリスマスの夢」を購入しました。

夕日のブランコ

3.中島千波

中島千波(1945年~ )は桜の絵で有名な日本画家です。私も桜の版画を購入しました。

中嶋千波桜

4.谷内六郎

谷内六郎(1921年~1981年)は絵本・挿絵画家ですが、「週刊新潮」の表紙絵で古くから親しまれています。独特のタッチで子供の様子を温かい目で描いた絵で、懐かしく癒される感じがします。秋の日の姉弟を描いた「紙ふうせん」と雪遊びの姉弟を描いた「雪」を購入しました。

谷内六郎紙ふうせん

谷内六郎雪

5.高橋文平

高橋文平(1946年~ )はパリなどのヨーロッパの風景をよく描いている洋画家です。私は版画の「晩秋のパリ」を購入しました。

6.その他

そのほか「尾瀬の水芭蕉」や「雨に煙る白樺林」などの版画や「奥入瀬渓流」の原画などを購入し、季節ごとに掛け替えて楽しんでいます。