鼻水の成分は何か?鼻水の役割とは?

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鼻水の成分

花粉症の人は春になると、くしゃみのほかに鼻水が嫌というほど出て困りますね。風邪をひいたりした時にも鼻水は出ますが、鼻水の成分とはいったい何なのでしょうか?また、鼻水の役割とは何なのでしょうか?

1.鼻水の成分

鼻水の成分は90%が水分です。そのほかにタンパク質・脂肪・糖・塩分(ミネラル)などの成分が含まれています。比率は次の通りです。

・水分:90%

・タンパク質:7%

・脂肪・糖・塩分(ミネラル):3%

鼻水は「鼻腺(びせん)と杯細胞(さかずきさいぼう)から分泌された粘液」と「血管からにじみ出た血漿(けっしょう)」との混合物です。

鼻水の大半は鼻腺から出ます。健康な人で1日1~1.5リットル作られます。花粉症や風邪などの場合は、より多くの鼻水作られます。

杯細胞はカップ状で粘液(鼻水)を分泌する細胞です。

「血漿」は血液の55%に含まれている液体成分です。

サラサラ成分の鼻水を出すのは「漿液腺」、ネバネバ成分の鼻水を出すのは「粘液腺」と呼ばれています。

2.いろいろな鼻水の役割

(1)透明な鼻水

「透明な鼻水」は、花粉症や風邪のひき始めによく出ますね。

①ホコリなどを洗い流すため

②アレルギー物質を排出するため

③風邪・鼻炎の初期症状

(2)黄色の鼻水

「黄色の鼻水」は、白血球が風邪ウイルスと戦って出た死骸の鼻水です。

この鼻水が出ている時は、体がウイルスと戦っている最中というわけです。

(3)緑色の鼻水

「緑色の鼻水」が出るのは、副鼻腔炎(蓄膿症)の可能性があります。

鼻周りの骨の空洞に炎症・細菌感染が起きて、膿のような鼻水が溜ったり、出たりします。

タンパク質の摂取が不足すると緑色の鼻水が大量に分泌され、俗に「青っ洟(あおっぱな)」と呼ばれます。1960年代頃までの日本では、食肉の消費が少なかったため、成長期の子供にタンパク質が不足することが多く、「青っ洟」を垂らしている子供が普通に見られました。

今はあまり見かけませんが、私が子供の頃(昭和20~30年代)は、「洟垂れ小僧(はなたれこぞう)」と言って、緑色の鼻を垂らしている子供が何人もいました。

(4)赤・茶色の鼻水

「赤・茶色の鼻水」は、血液が混じっている鼻水の可能性があります。

花粉症や鼻炎などで鼻の粘膜が炎症・出血を起こすと、鼻血と鼻水が混じって出てきます。

(5)黒い鼻水

「黒い鼻水」は、排気ガスやPM2.5などを含んだ汚い空気やタバコの煙などで鼻が汚れた時に出ることがあります。


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