<2024/4/7追記>「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」で阿部未悠が初優勝!
「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」は7日、埼玉県の石坂GC(パー72)で最終ラウンドが行われ、首位から出た阿部未悠(ミネベアミツミ所属)が8バーディー、1ボギーでトーナメントコースレコードの65をマーク。大会新の通算15アンダーで、ツアー初優勝を果たしました。
「ツインズ世代」の佐久間朱莉と14アンダーの首位タイで並んだ17番パー5で、阿部はバーディー、佐久間はパー。最終盤で単独トップに立ち、そのまま逃げ切りました。
2000年度生まれの「プラチナ世代」では古江彩佳、西村優菜、吉田優利に続く、「プラチナ世代」4人目の優勝者となりました。
<2023/10/15追記>「富士通レディース」が雨で短縮競技となり、逆転優勝を狙った阿部未悠は惜しくも2位タイに終わりました!
「富士通レディース」(千葉県東急セブンハンドレッドクラブ)の最終ラウンドは、大雨の影響で中止され、競技は36ホール短縮競技となって、第2ラウンドを終えてトータル12アンダーの単独首位に立っていた櫻井心那の今季4勝目(通算も4勝)が決まりました。
最終日に逆転優勝を狙っていた2位タイの阿部未悠と岩井千怜は無念の涙を飲みました。
阿部未悠(23歳)は、「プラチナ世代(ミレニアム世代)」と呼ばれる女子プロゴルファーの一人です。
まだ優勝はありませんが、今週の「富士通レディース」では2日目、11アンダーで2位タイに立っています。ぜひ「初優勝」を狙ってほしいものです。
ちなみに1位は「ダイヤモンド世代」の櫻井心那で12アンダー、2位は「ツインズ世代」の岩井千怜と阿部未悠の二人です。
若い女子ゴルファーには世代ごとに、1998年生まれの「黄金世代」、1999年生まれの「はざま世代」、2000年生まれの「プラチナ世代(ミレニアム世代)」、2001年生まれの「新世紀世代(第三世代)」、などの呼び名があることはよく知られていますが、さらに若い世代がどんどん活躍するようになって、次々に新しい新世代の名前が誕生しています。
2002年生まれの岩井明愛・千怜が双子でツアー参戦し、史上初の双子での優勝を飾ったことで2002年度生まれは「ツインズ世代」と呼ばれています。他に桑木志帆・宮澤美咲などがいます。
2022年に優勝した川﨑春花や尾関彩美悠や2023年4月に初優勝した神谷そら、櫻井心那などの2003年度生まれは「ダイヤモンド世代」と呼ばれています。
また、まだ確定した名前ではありませんが、アマチュアで大活躍の馬場咲希の名前にちなんで、2005年度生まれには「馬場世代」という候補もあるそうです。
2020年の新型コロナウイルスの流行をきっかけに、ゴルフは「密にならずに楽しめるスポーツ」ということで人気になりました。ゴルフ練習場やゴルフ場で若い人たちの姿を見かける機会が明らかに増えました。その勢いは2022年もとどまることを知らず、むしろ加速しているように感じました。
かつては「オジサンのスポーツ」と言われ、若い世代には敬遠されていましたが、今はむしろ「オシャレなスポーツ」として若者たちや女性からも支持されています。最近の日本人の若手女子プロゴルファーの活躍もその一因ではないかと私は思います。
2019年8月4日、「黄金世代」と呼ばれる若手女子ゴルファーの一人の渋野日向子(当時20)が、「全英女子オープンゴルフ」に優勝しました。
これをきっかけに、日本の女子プロゴルフ界に宮里藍以来のフォローの風が再び吹き始めたようです。それまでは韓国勢に圧倒されっぱなしで、毎週のように韓国人選手に優勝をさらわれていましたが、2020年~21年からは明らかに日本人の女子プロゴルファーの活躍が目覚ましいものになってきました。
現在女子プロゴルフ界では、小祝さくら・渋野日向子・原英莉花・勝みなみ・新垣比菜・淺井咲希・河本結・大里桃子などの「黄金世代(1998年4月2日~1999年4月1日生まれ)」や古江彩佳・澁澤莉絵留・西村優菜・安田祐香・吉田優利などの「プラチナ世代(ミレニアム世代)(2000年4月2日~2001年4月1日生まれ)」と呼ばれる20代前半の選手が大活躍するようになって来ました。
さらにその下の世代の山下美夢有・笹生優花・西郷真央などの有望選手は「第三世代」あるいは「新世紀世代」(2001年4月2日~2002年4月1日生まれ)と呼ばれ始めています。
これについては「女子プロゴルフが再び面白い!黄金世代・プラチナ世代・新世紀世代が大活躍」「女子ゴルフ賞金ランキング争いは熾烈!シード権争いはメルセデスランキング。」という記事に詳しく書いていますので、ぜひご覧ください。
しかし、黄金世代より上の世代や「はざま世代」も負けていません。今年は次々に「初優勝」のヒロインが生まれるような予感がします。
そこで今回は、古江彩佳・澁澤莉絵留・西村優菜・安田祐香・吉田優利などと同じ「プラチナ世代(ミレニアム世代)」(2000年4月2日~2001年4月1日生まれ)で、まだ優勝経験がない阿部未悠についてご紹介したいと思います。
1.阿部未悠の超可愛い画像
2.阿部未悠とは
阿部未悠(あべ みゆう)(2000年9月2日~ )は、北海道恵庭市出身。第一学院高等学校卒。身長155cm、体重 非公表。血液型O型。所属はミネベアミツミ。
ドライバーの平均飛距離は240ヤード。 得意クラブはドライバーとパター。 ベストスコアは64(久住高原)
趣味は「読書」「ゲーム」「写真」で、「ネイチャー系カメラマン」を自称しています。
好きな色は、「ピンク」と「水色」です。
(1)アマチュア時代
父親の影響で10歳からゴルフ競技を始めました。中学時代は「九州中学校ゴルフ選手権」で優勝を果たし、高校時代にも「九州高等学校ゴルフ選手権新人戦大会」などで優勝しています。
2019年には「北海道女子アマチュアゴルフ選手権」で優勝しています。
2020年のプロテストに合格しました。
(2)プロ入り後
2020~2021年シーズンは、2試合に出場し、「資生堂レディス」は予選落ち、「ニトリレディス」は27位タイでした。
2022年シーズンは5月「リゾートトラストレディス」最終日にエースを達成して800万円を獲得するなど、35試合に出場し、ベストテン入り5回(最高は4位タイ)で初シードを獲得しました。
2023年シーズンは、現在までに(今週の「富士通レディース」を除いて)、26試合に出場し、ベストテン入り4回(最高は「富士フイルム・スタジオアリス」の2位タイ)です。
2024年4月に、「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」でツアー初優勝を遂げました。