新型コロナのパンデミックはワクチン接種推進のための偽の口実だったのか?

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新型コロナワクチン接種被害

ワクチン接種が始まった頃から、「ワクチン接種は危険」という「反ワクチン」のメッセージを発信する医師がおり、本も出版されていました。

しかし当時は、「新型コロナは2類相当の非常に危険な感染症」「世界中で感染が蔓延するパンデミック」で、「ワクチンを接種しないと、高齢者や基礎疾患のある人は重症化リスクが高い」と政府・マスコミが盛んに喧伝しており、無料接種でもあったため、高齢者の私もファイザー社のワクチンを7回接種しました。

ごく稀に「アナフィラキシー」のような大きな副反応もあるが、ほとんどは高熱が出ても解熱剤(ロキソニンやカロナールなど)を飲めば数日で治ると言われていました。家族の中でも息子やその嫁などは、高熱が続いて、「もうこのワクチンは打ちたくない」と言っていましたが、老人の私は「熱も全く出ず、ワクチンが本当に効いているのかな」と疑問を持ったくらいです。

ワクチン接種については、「コロナワクチン接種と副反応。ゼロリスク信仰とSNSのデマ情報の問題」という記事を書きました。

新型コロナについては、「コロナの報道がゼロになったが、今こそ新型コロナの総合的な検証・総括が必要!」「パンデミックとなった新型コロナの原因究明は必要!中国の生物化学兵器なら怖い」という記事を書いて、コロナ対応・対策の総合的な検証・総括と、原因究明を求めました。

また、ワクチンや治療薬については、「現在開発中の新型コロナワクチンはどのようなものがあるのか?」現在使用されている新型コロナ治療薬や新薬開発状況はどうなっているのか?」という記事を書きました。

「新型コロナワクチン」については、他のワクチンに比べて開発期間のスピードがいかにも早すぎるようには感じました。当時から、「反ワクチン論者」の医師がおられましたが、政府や山中伸弥教授を含む有名人・マスコミのワクチン接種推奨から、素人の私は「ワクチン開発やワクチン接種を妨害する人」と思っていました。

ただし私は「コロナを過剰に恐れる必要はない」という考え方を持っていました。これは国際医療福祉大学の高橋泰教授の仮説京都大学の宮沢孝幸准教授の仮説の方が正しいと思ったからです。

そして病床不足を回避し、医療逼迫・医療崩壊を防ぐための最優先の方策は、コロナの感染症分類を「2類相当」から「5類」に変更することだと考えていました。

1.「新型コロナのパンデミックはワクチン接種推進のための偽の口実」というメッセージ

井上正康

大阪市立大学医学部名誉教授の井上正康教授から「新型コロナのパンデミックは、ワクチン接種推進のための偽の口実だった」という衝撃的なメッセージがありました。

パンデミックは、WHOが世界中のすべての人々にワクチン接種を推進するための偽の口実として利用されました。

通常10年以上かかるワクチンの開発時間1年未満に短縮する計画が立てられました。

ワープスピード作戦。この作戦は、遺伝子ワクチンの誤った概念を隠蔽するために使用されました。時間節約の名目で、非常に危険な方法が選ばれました。

それは、ウイルス遺伝子を筋肉内注射して、毒性のスパイクタンパク質を直接人間の組織に生成し、免疫系を刺激するというものです。

これは人類の歴史でこれまでに適用されたことのないまったく新しい方法であり、誤った方法であるため、ほとんどの医師が適切なインフォームドコンセントを与えることは不可能です。

しかし、無責任な政府とメディアのワクチン促進キャンペーンにより、残念ながら日本人の80%がワクチン接種を受けました。これまでに7回の接種が行われました。

これは世界で最多であり、最悪です。その結果、人類史上かつて見たことのないようなひどい薬物誘発性障害が誘発されました

健康な人々、特に健康な子供たちに実験的遺伝子治療を不正に使用することは、人権の極度の侵害であると私は信じています。

(機械翻訳。赤文字・ゴチックは引用者)

2.mRNAワクチンの危険性とは?

(1)ウイルス研究者の宮沢孝幸氏の見解

宮沢孝幸

多数のウイルスを実際に扱い、多くの国際論文を発表してきたウイルス研究者の宮沢孝幸氏(元京都大学准教授)は科学的見地から記した『ウイルス学者の絶望』の中で、「マスクなど感染対策はまだ必要なのか。本当にコロナワクチンは安全なのか」を解説しています。

①モデルナ社製もファイザー社製も同様のリスク

今回のmRNAワクチンの接種が心筋炎を誘発する危険性があることは、ほぼ確実だと言えます。

アストラゼネカ社製のワクチンで血栓症が出れば「それはアストラゼネカ社製(アデノウイルスベクターワクチン)だからでしょう」などと言う人がいるのですが、モデルナ社製もファイザー社製も同様のリスクがあることに変わりはありません。アストラゼネカ社製のワクチンと同じく、mRNAワクチンはスパイクタンパク質をターゲットとしており、とくに配列を変えていない(毒性を発揮する配列を除去するなど)からです。

新型コロナウイルスのスパイクタンパク質で血管内皮の機能障害を誘発することもわかっています。そうであるならば、ワクチンによるスパイクタンパク質でも血管内皮の機能障害になるはずです。感染によるスパイクタンパク質でブレインフォグになるのであれば、ワクチンでもブレインフォグになるでしょう。

実際に私の知人は1回目のワクチンを接種した後、2週間ほど、文章が読めなくなりました。命に別状がなかったとはいえ、私は大変に恐ろしいことだと思いました。接種して文章がしばらく読めなくなるというワクチンを私は聞いたことがありません。

「子どもにワクチンを打ってよいのか」と聞かれますが、よくないと思います。繰り返しますが、2021年2月の段階で281人もの若者がワクチン接種後に心筋炎を疑われたのです。

②妊娠初期にmRNAワクチンを接種してよいのか?

ワクチン接種については、妊婦の問題もあります。「妊婦にワクチンを接種してよいのか?」という質問を受けることがよくありますが、もちろん危険性はあります。副反応で熱が出るということは炎症性サイトカインが誘導されているということです。炎症性サイトカインによって流産の危険性が高まるというのは、医学や獣医学の世界ではよく知られていることです。

妊娠は免疫と深く関連しています。子どもと母親では抗原性が違います。父親の遺伝子も受け継いでいる胎児は、母親にとって「異物」なのです。

ヒトの胎盤は血絨毛性胎盤と呼ばれるもので、母親の血流が子ども由来の胎盤の細胞(合胞体性栄養膜細胞)に直接当たります。母親の血液にはリンパ球が存在しますから、本来であれば、細胞傷害性T細胞によって数分で拒絶されそうなのに、母親は胎児を胎内に保ち続けています。

「異物を排除しないように」と母親の免疫を極限まで下げてしまえば、母親はすぐにさまざまな病気に襲われて死んでしまいます。しかし、そうならないように、母親は免疫のバランスを巧妙にとって、胎児を受け入れて育んでいるのです。サイトカインのバランスが崩れると流産することは人でも動物でもよく知られていることです。実際にサルにおける実験においては、妊娠したサルにインターフェロンβ(ウイルス増殖を抑制するサイトカイン)を大量に投与すると流産することが報告されています。

ウイルス感染症で流産することがありますが、胎児や胎盤にウイルスが感染して流産しているわけではありません。そういう例があるかもしれませんが、ごくわずかでしょう。むしろ流産は、サイトカインのバランスの破綻によるものなのです。

妊娠期に免疫のバランスを巧妙にとっている体内に、免疫を強力に動かすmRNAワクチンを接種することが安全であるという保証はありません。

もちろん、ワクチンを接種しても流産しない人がほとんどだと思いますが、少なからず流産の可能性はあるはずです。妊娠初期はなおさらです。しかし、それは統計では表れないでしょう。なぜかというと妊娠そのものが免疫学的にはトリッキーな現象であって人の自然流産率はとても高いからです。

もし、ワクチン接種が原因で100人に1人が流産したとしても、統計学的には 有意な差にはなりません。たとえ1パーセントの妊婦がワクチンで流産しても、自然流産の正常範囲内なのです。少なくとも安定期に入るまでは慎重になるべきです。

③妊娠後期でもワクチンの危険性は拭えない

人の胎盤の構造上、血中にワクチンの粒子が流れているのだとすれば、これは必ず胎盤の細胞にも入り込むはずです。母親と胎内の子どもはエクソソームという脂質ナノ粒子で交信しています。エクソソームは、脂質の膜に包まれた今回のmRNAワクチンとほぼ同じ構造をしていますから、血中に流れたワクチンLNP粒子は必ず子どもにも取り込まれるはずです。

そのことを問題視するのか、それともさほど大きな問題ではないのか。現時点では私にはわかりません。しかし、ワクチンのmRNAを含んだLNP粒子が胎盤に取り込まれることは確実だと思っています。その時には胎盤の細胞の中でスパイクタンパク質が合成されることになるでしょう。それが胎盤にどういう影響を与えるのかがわかりません。

胎盤の母体側にスパイクタンパク質ができたとすると、免疫が胎盤を攻撃するようになるかもしれません。胎内の子どもにスパイクタンパク質が流れる可能性はないのか、スパイクタンパク質が流れたときには胎児にも影響があるのではないか。

他にも心配するところはありますが、これに関してもデータがないため、私からは「わからない」としか言えません。

出産直前であってもワクチンが安全かどうか私にはわかりません。免疫というものはすべての病原体に対応できるのですが、それと同時に自分自身のことも攻撃する場合があります。そのため子どもが生まれる直前には、子ども自身を攻撃するリンパ球は排除されることになります。どうやって排除するのかというと、胸腺という臓器で、自分を攻撃するTリンパ球を胎児が生まれる前に、自殺に導くのです。アポトーシスという現象で、これを「胸腺教育」と呼んでいます。

そうやって自分を攻撃するリンパ球を排除する胸腺教育の時期に、もしもスパイクタンパク質が胎児に流れてきたらどういうことになるでしょう。もしかすると、スパイクタンパク質を攻撃するリンパ球は、自分を攻撃するリンパ球として自殺するかもしれません。もしそのようなことが起これば、一見すると正常に生まれても、その子どもはスパイクタンパク質を異物と見なさなくなってしまいます。

「母体からは抗体も移行してくるから大丈夫」と言うかもしれませんが、移行した抗体は半年もすれば消えてしまいます。出生直前の胸腺教育によってスパイクタンパク質を異物と見なさないようなことになれば、その子どもは、新型コロナウイルスに対して一生弱いままとなってしまいます。

④「安全」の理由がわからない

一つ注意してもらいたいことは、妊婦・出産に関するくだりは、私が何か証拠をもってこうしたことを言っているわけではないということです。あくまでも私の推測です。

しかし、これまで研究者としてウイルス学や免疫学、生殖学を研究してきた経験や知識と照らし合わせたときに、論理的には十分にあり得ることです。そして私自身が「出産前のワクチン接種の危険性はある」と思っているのだから、それを「ない」とは言えません。

本当に危険性はあるのか、それともワクチン推進派が言うように「ワクチンのリスクはきわめて低い」のか。そこがわからないから困っているのです。

ワクチンが胎盤に取り込まれて、その後に胎盤が免疫によって攻撃されても早産や流産につながることは本当にないのか。スパイクタンパク質が胎児に悪影響を与えないのか。専門家の私が納得できる答えがないのです。それでも、「そんな危険はない」と言うのであれば、その検査データは出せるはずです。100頭ぐらいのサルを使って3年ぐらいかけて実験すれば、できることでしょう。それもしないまま、ワクチン推進派は「安全だ」と言い切る。ワクチンを製造している会社でさえ、安全とは言い切っていないにもかかわらずです。

⑤コロナ騒動は医療利権と政治が招いた災禍

少なくとも子どもへのワクチン接種は、いったん中止すべきだと考えます。心筋炎などの被害がわかっていながら続けるのは人道的にもおかしな話で、さまざまなデータが出揃うまで、いったん立ち止まってもらいたいのです。

現段階においてこのワクチンはわからないことだらけです。

しかも、子どもにとって新型コロナウイルスは「ワクチンのリスクを背負ってでも防がなければならない」というほどのたいそうな感染症ではありません。子どもも妊婦もワクチン接種をやめたところで、大した問題は起こりようがないのです。今回のコロナ騒動は医療利権と政治が招いた災禍であり、これを二度と繰り返してはいけません。こんなめちゃくちゃなことが許されてよいわけがないのです。

大学や国立機関は国から圧力をかけられて声を上げられません。忖度している人たちに判断を任せていたのでは、ブレーキをかけられるわけがありません。

国はワクチン接種を推進する側ですから、何か害があっても全部否定するだけでしょう。医薬品を認可するのは厚労省で、薬害が起こったときに責任を負うのも厚労省です。

だから厚労省も何か問題が発生した場合には、当然のように隠し立てをするに決まっています。このでたらめな新型コロナの騒動を止められるのは、国の圧力から切り離された民間の機関でしかありません。国や製薬会社からお金をもらっては言うべきことも言えません。クラウドファンディングか有志の寄付か、そのようにして集めた浄財でワクチンの安全性を研究する中立公正な機関をつくってブレーキをかけるしかないのでしょう。

(2)東京都医学総合研究所の見解

  • 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のmRNAワクチン接種により血清IgG4が上昇し、IgG4関連疾患(IgG4-RD)の病態を促進する可能性があることから、COVID-19 mRNAワクチンはIgG4-RDの危険因子として要注意です。
  • 実際、複数回のmRNAワクチン接種により、IgG4-RDが新たに発症したという症例や、1回のmRNAワクチン接種でIgG4-RDが再燃したという症例の報告が増えています。現時点で、幸いな事に重篤には至っていないようです。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、2019年12月に中国のウーハンで勃発して以来、SARS-CoV-2のパンデミックは世界中に広がりましたが、mRNAワクチンによる予防が功を奏したお蔭もあり、現在、COVID-19は収束しつつあります。

これに関連して、mRNAワクチンの開発に寄与した米国ペンシルベニア大のカタリン・カリコ特任教授とドリュー・ワイスマン教授の2人が2023年のノーベル生理学・医学賞 を受賞しました。しかしながら、ノーベル賞が授与されたからと言ってmRNAワクチンに問題はないという保証はありません

実際、mRNAワクチンの接種に伴い、発熱、倦怠感、頭痛、筋肉痛などの副反応が、低頻度ながら心筋炎、心膜炎、血栓症など重篤な合併症が観察されて来ました

3.厚労省の予防接種審査分科会が「新型コロナワクチン接種の健康被害」7,230件を認定

新型コロナワクチン接種被害

2024年5月14日に厚生労働省は、「感染症・予防接種審査分科会」の新型コロナウイルス感染症予防接種健康被害審査第1部会(5月13日開催)の審議結果を公表しました。

新型コロナワクチンを接種した173件について、予防接種と疾病・障害などとの因果関係を審議した分科会は、86件を認定、70件を否認し、保留は17件。その173件全てが医療費・医療手当の請求事例でした。

今回の審議結果を含め、これまでに1万1,058件の進達を受理し、このうち7,230件を認定、1,673件を否認、36件を保留としています。

実際には厚生労働省の認定件数よりもっと新型コロナワクチンの薬害被害者がいるのではないかという気もします。薬害の全貌把握はなかなか困難だとは思いますが・・・

4.新型コロナワクチンについての私の疑問

(1)日本人は新型コロナワクチンのモルモット(治験者)だったのか?

井上正康氏や宮沢孝幸氏の見解によると、新型コロナワクチンは危険性が高く、多くの日本人は政府やマスコミに踊らされて(というか洗脳されて)、モルモット(治験者)のようにワクチンを接種していたことになります。

(2)新型コロナのワクチン接種で製薬会社と医師・医療機関は大儲けしたのか?

ファイザー・モデルナ・アストラゼネカなどの製薬会社は、新型コロナのワクチンで大儲けしたようです。

特に日本政府は大量のファイザー・モデルナのワクチンを購入しました。その上、アストラゼネカのワクチンも購入しました。

ファイザー・モデルナのワクチンは、過剰購入と消費期限切れや保管方法不備で大量に廃棄(6,653億円分)する結果となりました。アストラゼネカは結局日本では使用せず、途上国へ無償供与しました。いずれも巨額の税金の無駄遣いでした。

日本政府がワクチンの大量購入・大量廃棄をしたのは、製薬会社を儲けさせるためだったのかと勘繰りたくなります。

医師もワクチン接種で多額の報酬を受け取り、医療機関もコロナ病床確保で多額の補助金(病床確保料)を受け取りました。

補助金の額は病床の種類によって異なり、当初は1病床あたり1万6000円から43万6000円が空けた日数分支給され、2023年5月に新型コロナが5類に移行したあとも、半額に減らして支給してきました。

(3)新型コロナのワクチンが通常に比べて異常に早くできたのはなぜか?

コロナワクチン

(楊井人文氏作成資料)

楊井人文氏によると、「中国当局が新型コロナを公表する前の2019年末に、中国人研究者が米政府のデータベースに新型コロナウイルス解析結果をアップロードしていたことが判明」と米主要メディアが大きく報じているそうです。

つまり、アメリカは2020年より前に、新型コロナのワクチンを作るための情報を得ていたわけで、だからこそ異常に早く新型コロナのワクチンがアメリカの製薬会社であるファイザー・モデルナによって完成したのでしょう。

(4)ワクチン接種者と非接種者で、コロナ感染率と重症化率はどう違ったのか?

ワクチンを接種したかどうかで、コロナに感染する率や重症化する率がどう違ったのかを調べるのは非常に難しいとは思いますが、これがわかればワクチンの有効性(あるいはワクチンの効果があまりなかったこと)の証明ができると思います。