「サラリーマン川柳」「シルバー川柳」は「現代の狂歌・落首」!

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柄井川柳

1.川柳とは

「川柳」は、俳諧連歌から派生した近代文芸です。俳句と同じ五・七・五の音数ですが、「季語」や「切れ」の決まりがなく、自由律や駄洒落も多く見られる皮肉を交えた言葉遊びのようなものです。江戸時代中期の「誹風柳多留(はいふうやなぎだる)」という川柳句集が有名ですね。このころの川柳は、「うがち・おかしみ・かるみ」という三要素を主な特徴としていて、人情の機微や心の動きを詠んだ句が多かったようです。いくつか例句を挙げます。

・愛想のよいを惚れられたと思い

・役人の骨っぽいのは猪牙(ちょき)に乗せ

・一門は蟹と遊女に名を残し

・西海のくろうも水の泡となり。

2.「サラリーマン川柳」「シルバー川柳」は「現代の狂歌・落首」

前に「狂歌や落首について紹介した記事」を書きましたが、「サラリーマン川柳」や「シルバー川柳」は言わば「現代の狂歌・落首」のようで面白いですね。

30年前の1988年から「サラリーマン川柳」と銘打って、大手生命保険会社の「第一生命」が毎年作品を募集し、優秀作品を公表しています。また17年前の2001年からは老人ホームの全国団体である「公益社団法人全国有料老人ホーム協会」が、「シルバー川柳」と名付けて、「サラリーマン川柳」と同様の活動を行っています。

著作権の関係で、ここにご紹介することは出来ませんが、とても面白い作品が沢山あります。「サラリーマン川柳」や「シルバー川柳」の優秀作品を集めた本も出版されていますので、興味のある方はぜひご覧ください。

最近では、「犬川柳」「猫川柳」「女子会川柳」「オタク川柳」「大阪弁川柳」などの「変わり種」も出て来ています。

3.「脳トレ」がブーム

近年、脳を活性化させる「脳トレ」がブームになっています。「マッチ棒パズル」や「漢字パズル」、「数字パズル」(ナンバープレイス、略してナンプレ)など「百花繚乱」の様相です。

インターネット上では、「計算」「演算記号(を当てるゲーム)」「曜日暗算」「難読漢字」「数字検索」「文字数量」「図形数量」「左右判断」「色彩間違い捜し」「瞬発力テスト」などの無料ミニゲームを揃えた「脳トレのサイト」もあります。

老人ホームなどでは、認知症予防のために、「思い出しゲーム」、「引き算計算ゲーム」、「瞬間記憶ゲーム」、手先や指先を使う「折り紙」、形状の認識や配色も考える「大人のぬり絵」など、みんなが楽しんで取り組める遊びをいろいろ工夫しているようです。

「脳トレ」は、「脳の活性化」「記憶力の向上」「思考力の向上」「脳年齢の若返り」「認知症の予防」などの効果があると言われています。

4.「脳トレ」として川柳を始めよう

サラリーマンの皆さんも、ストレスや悩み・不満をため込むのは精神衛生上よくありません。徒然草で有名な兼好法師も、「おぼしきこと言はぬは腹ふくるるわざなり」と言っています。

「脳トレ」もいろいろ見てきましたが、サラリーマンにとっても、シルバー世代にとっても、結局「川柳」というのが、一番だと私は思うのですが・・・

しかし、必ずしも「サラリーマン川柳」や「シルバー川柳」を自分が作らないといけない訳ではなく、読むだけでもよいのです。そう言われると、気分が少しは軽くなりませんか?

「脳トレ」に限った話ではありませんが、何事も「楽しくなければ長続きはしない」ものです。ゴルフでも、リフレッシュして日頃のストレスを発散するためにしているはずが、スコアが悪いと言ってストレスを溜め込んでいるようでは、逆効果です。「脳トレ」も「難しくて解けない。ストレスが溜まる」ということでは、何にもなりません。

川柳も、まず入選作品を読んでみて、くすっと笑ったり、共感したりしながら馴染んで行ってください。そして、「自分でも作ってみようかな?」と思うようになったら、作るようにすればよいのです。

さあ、肩の力を抜いて、気楽に始めましょう!