「コート」「トラック」「リング」「バンク」などスポーツの場所の名前の由来

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テニスコート

1.コート

テニスコート寸法

「コート(court)」とは、「テニス・バレーボール・バスケットボール・バドミントンなどのスポーツ競技を行うための試合場」のことです。

主に「対戦形式で行われる中規模までの球技」で用いられます。

サッカー・ラグビー・クリケットなどの球技では、フィールド・グラウンド・ピッチなどと呼ぶのが一般的です。

中世フランスには、ラケット・スポーツの原型と言われるジュ・ディ・ポーム(Jeu de paume)があり、特に試合が盛んに行われたのが、「裁判も行われた修道院の中庭」であったことから、「法廷(court)」が語源になっています。

2.トラック

トラック

「トラック(track)」とは、「陸上競技場で、競走用の走路」のことです。

走路には「周回走路」と「二本の平行な直走路」があります。

「track」には、「人・獣・車などの通った跡、足跡」「踏み慣らされて出来た道」などの意味があります。

陸上競技場は、競走(徒競走・リレー競走・ハードル競走・障害物競走)を行う周回走路である「トラック」と、跳躍(走り幅跳び・三段跳び・棒高跳び)や投擲(とうてき)(砲丸投げ・ハンマー投げ・槍投げ)などの競技を行う「フィールド」に分かれています。

なお、「貨物自動車」を意味する「トラック」は「truck」です。こちらは「手押し車、トロッコ」が元々の意味です。

3.リング

ボクシングのリング

「リング(ring)」とは、「ボクシングやレスリングなどの格闘技が行われるロープで囲まれた場所」のことです。

この「リング」は「輪」を意味する「ring」に由来します。

古代のボクシングは、主に「コロシアム」などで行われ、ロープで囲まれたリングは使用されていませんでした。

近代に入ると、ボクシングは見世物や賭けの対象として広場などで行われ、観客が選手を囲むように「輪になって」観戦するようになったのが「リング」の名前の由来です。

4.バンク

自転車競技のバンク車のテストコースのバンク路

「バンク(bank)」とは、「傾斜のついた走路を持つ自転車競技場」のことです。自動車の「テストコース」も同様ですね。

「bank」は、今では「銀行」の意味が一般的ですが、元々の意味は「川・湖などの土手、堤防」「小道と畑の境界となる土手、土盛り」「丘などの斜面」「傾き」「貯蔵する所」などです。

余談ですが、ゴルフの「バンカー(bunker)」は「コース中に障害物の一つとして設けられた窪地」です。

主に砂地の「サンドバンカー(サンドフェースドバンカー)」ですが、伸びた芝で覆われた草地の「グラスバンカー(グラスフェースドバンカー)」もあります。

この「バンカー」の元々の意味は、「寒冷なスコットランドの家庭で戸外に石炭を貯蔵するために設けた穴蔵」です。

ゴルフ発祥の地スコットランドのリンクス(ゴルフコース)では、海からの強い風のため、小さなウサギの穴が大きくなるなど、砂の窪みが自然発生的にでき、これを「バンカー」と呼んだのが由来です。

ゴルフ発祥の地、スコットランドのリンクスでは、海からの強い風のため、小さなウサギ穴が大きくなるなど、砂の窪みが自然発生的にできた。



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