<2023/10/15追記>櫻井心那が「富士通レディース」で優勝!十代でツアー4勝目!
「富士通レディース」(千葉県東急セブンハンドレッドクラブ)の最終ラウンドは、大雨の影響で中止され、競技は36ホール短縮競技となって、第2ラウンドを終えてトータル12アンダーの単独首位に立っていた櫻井心那の今季4勝目(通算も4勝)が決まりました。
<2023/9/3追記>櫻井心那が「ゴルフ5レディース」で逆転優勝!十代でツアー3勝目!
女子ゴルフの国内第26戦「ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント」(北海道・ゴルフ5カントリー美唄コース/6472ヤード、パー72)は3日、最終ラウンドが行われ、櫻井心那が4バーディ、1ボギーの69をマーク、通算10アンダーで逆転優勝を飾りました。
1打差9アンダー2位タイに山下美夢有、小祝さくら、2打差8アンダー単独4位に鈴木愛が入りました。
櫻井心那は、「レギュラーツアー本格参戦初年度にツアー3勝」の快挙です。また、「十代でのツアー3勝」は、宮里藍・畑岡奈紗に次いで史上3人目です。
<2023/7/30追記>櫻井心那が「楽天スーパーレディース」優勝!おめでとうございます。
首位の鈴木 愛と2打差の2位から出た櫻井心那(19=ニトリ)が6バーディー、ノーボギーの66で回り、通算21アンダーの267で逆転優勝しました。4週前の「資生堂レディス」に続くツアー2勝目です。
女子ゴルフの国内ツアー「資生堂レディス」は7月2日に最終ラウンドが行われ、19歳の櫻井心那が通算10アンダーで並んだ20歳の桑木志帆とのプレーオフを制してツアー初優勝を果たしました。
トップ10に入った選手の中で一番若い19歳の櫻井心那が抜群の勝負強さを見せました。最終組の1つ前を回り、同組の桑木志帆に2打差をつけられていた桜井は「残り2ホールを連続バーディーしか追いつけない」とギアチェンジ。
17番は第2打がカップに吸い込まれていきそうなスーパーショット、18番もティーショットから会心の当たりを連発して1メートル半につけました。桑木に追いついて迎えたプレーオフは「心臓の音が聞こえるぐらい緊張していた」とのことですが、体は動きました。
今大会、計測ホールでの平均飛距離が約253ヤードと全選手中2位となったティーショットがフェアウエーをとらえました。「めっちゃ飛んでいた」。1ホール目はともにパーとして分け、2ホール目は桑木がバーディーパットを外したあと、ピン奥2メートル半からカップへと流し込むバーディーフィニッシュ。「入れば優勝という状況を意識せず、決めたラインとタッチだけを考えていつも通りのルーティンでできた」とのことです。
若い女子ゴルファーには世代ごとに、1998年生まれの「黄金世代」、1999年生まれの「はざま世代」、2000年生まれの「プラチナ世代(ミレニアム世代)」、2001年生まれの「新世紀世代(第三世代)」、などの呼び名があることはよく知られていますが、さらに若い世代がどんどん活躍するようになって、次々に新しい新世代の名前が誕生しています。
2002年生まれの岩井明愛・千怜が双子でツアー参戦し、史上初の双子での優勝を飾ったことで2002年度生まれは「ツインズ世代」と呼ばれています。他に桑木志帆などがいます。
2022年に優勝した川﨑春花や尾関彩美悠や2023年4月に初優勝した神谷そら、櫻井心那などの2003年度生まれは「ダイヤモンド世代」と呼ばれています。
また、まだ確定した名前ではありませんが、アマチュアで大活躍の馬場咲希の名前にちなんで、2005年度生まれには「馬場世代」という候補もあるそうです。
2020年の新型コロナウイルスの流行をきっかけに、ゴルフは「密にならずに楽しめるスポーツ」ということで人気になりました。ゴルフ練習場やゴルフ場で若い人たちの姿を見かける機会が明らかに増えました。その勢いは2022年もとどまることを知らず、むしろ加速しているように感じました。
かつては「オジサンのスポーツ」と言われ、若い世代には敬遠されていましたが、今はむしろ「オシャレなスポーツ」として若者たちや女性からも支持されています。最近の日本人の若手女子プロゴルファーの活躍もその一因ではないかと私は思います。
2019年8月4日、「黄金世代」と呼ばれる若手女子ゴルファーの一人の渋野日向子(当時20)が、「全英女子オープンゴルフ」に優勝しました。
これをきっかけに、日本の女子プロゴルフ界に宮里藍以来のフォローの風が再び吹き始めたようです。それまでは韓国勢に圧倒されっぱなしで、毎週のように韓国人選手に優勝をさらわれていましたが、2020年~21年からは明らかに日本人の女子プロゴルファーの活躍が目覚ましいものになってきました。
現在女子プロゴルフ界では、小祝さくら・渋野日向子・原英莉花・勝みなみ・新垣比菜・淺井咲希・河本結・大里桃子などの「黄金世代(1998年4月2日~1999年4月1日生まれ)」や古江彩佳・澁澤莉絵留・西村優菜・安田祐香・吉田優利などの「プラチナ世代(ミレニアム世代)(2000年4月2日~2001年4月1日生まれ)」と呼ばれる20代前半の選手が大活躍するようになって来ました。
さらにその下の世代の山下美夢有・笹生優花・西郷真央などの有望選手は「第三世代」あるいは「新世紀世代」(2001年4月2日~2002年4月1日生まれ)と呼ばれ始めています。
これについては「女子プロゴルフが再び面白い!黄金世代・プラチナ世代・新世紀世代が大活躍」「女子ゴルフ賞金ランキング争いは熾烈!シード権争いはメルセデスランキング。」という記事に詳しく書いていますので、ぜひご覧ください。
しかし、黄金世代より上の世代や「はざま世代」も負けていません。今年は次々に「初優勝」のヒロインが生まれるような予感がします。
そこで今回は、「ダイヤモンド世代」で、7月2日に「資生堂レディス」でツアー初優勝を果たした櫻井心那についてご紹介したいと思います。
1.櫻井心那の超可愛い画像
2.櫻井心那とは
櫻井心那(さくらい ここな)(2004年2月13日~ )は、長崎県長崎市出身。長崎日本大学高等学校卒。身長166cm、体重62kg。血液型O型。所属はニトリ。
平均250ヤードを超えるドライバーショットが最大の武器。
趣味は「甘いものを食べること」「お笑いを観ること」で、好きな色は「ピンク」「淡い色」です。
6歳からゴルフを始めています。高校3年時の2021年6月にプロテスト一発合格を果たしました。
2022年は、レギュラーツアー5試合に出場して予選通過が2試合で、「北海道meijiカップ」が2位タイ、「大王製紙エリエールレディスオープン」が19位タイでした。
しかし、同年下部のステップ・アップ・ツアーでは16試合に出場して5勝を挙げ、賞金女王タイトルを獲得しました。
レギュラーツアー本格参戦初年度の2023年は、18試合に出場して予選通過が14試合で、トップ10入りが5回あり、「資生堂 レディス」で念願の初優勝を飾りました。
最終日としては今季最多8349人の大ギャラリーに見守られての初優勝で、「小さい頃からの夢がかなった」そうです。それでも優勝スピーチでは「これも通過点」と言い切りました。
9月に地元長崎で開かれる日本女子プロが今年最大の目標で、さらに「将来アメリカに行ってキラキラした世界で戦ってみたい」そうです。夢の扉を一気に押し開けていく10代の若さ・パワー全開で、今後も活躍が期待できるとても楽しみな選手です。