１．メタボ
「団塊世代」である我々の中には、貫禄のある「メタボ」の人が多いですが、最近はもう少し下の世代でも、「ポッコリお腹」の人が多くなったように思います。
「メタボ」と診断される腹回りは、「男性は85ｃｍ以上、女性は90ｃｍ以上」となっています。厚生労働省の調査によれば、40歳以上の男性の2人に1人、女性の5人に1人が「メタボ」又は「メタボ予備軍」だそうです。
男性はもともと「内臓脂肪」がつきやすく、女性は「皮下脂肪」がつきやすいという傾向があります。そのため、男性は少し太っただけでも内臓脂肪がついて、お腹がポッコリと出てしまうのです。
２．体脂肪
ところで、よく似た言葉に「体脂肪」がありますが、「体脂肪＝内臓脂肪+皮下脂肪」という関係です。
「内臓脂肪」は、体の中の内臓周辺に付く「見えない脂肪」であるのに対し、「皮下脂肪」は、筋肉と皮膚の間に付く「目に見える脂肪」です。
３．メタボは見た目が悪いだけでなく重大な病気を引き起こす恐れがある
「ポッコリお腹」は、見た目が悪いだけでなく、「メタボリックシンドローム」（内臓脂肪症候群）というこの状態は、高血糖・高血圧・高脂質・高コレステロールの症状をいくつか併せ持つ状態です。
これを放置していると、糖尿病・動脈硬化・心筋梗塞などの重大な病気を引き起こす恐れがあります。
４．健康長寿のための内臓脂肪を減らす工夫
今は「人生100年時代」と言われますが、「健康長寿」を実現するためには、「メタボ」から脱却することが不可欠です。
それには、まず「内臓脂肪」を減らす工夫をする必要があります。
その方法としては、「食事を見直すダイエット方法」と「有酸素運動」と「筋トレ」があります。
脂肪分の多い食事を少しずつ減らして、その後、ジョギング・水泳・サイクリングなどの有酸素運動で脂肪を燃焼させ、最後に筋トレを行って脂肪の付きにくい体質に改善するのが効果的です。
５．「特定保健用食品」（トクホ）の利用
ところで最近、「特茶」と銘打ったお茶をスーパーやコンビニ、自動販売機などでよく見かけます。「特茶」とは、「トクホ」と認定されているお茶のことです。「トクホ」とは、消費者庁が認定する「特定保健用食品」のことです。
これらの「特定保健用食品」もうまく使って、ダイエットを成功させたいものですね。
花王の「ヘルシア緑茶a」は、脂肪の「分解」だけでなく「消費」にかかわる酵素を活性化させる「茶カテキン」を配合しています。ただし、茶カテキンを大量に摂取すると、肝臓障害になる危険性があるので注意が必要です。
サントリーの「伊右衛門特茶」は、ケルセチン配糖体が体脂肪を減らすのを助けるもので、トクホ支持率Ｎo1です。ただし、カフェインが1本に90ｍｇとやや多めです。
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その欠点を解消したものが「伊右衛門特茶カフェインゼロ」です。コーヒーや紅茶、チョコレートが好きな人は、カフェインを取り過ぎないために、こちらの方がお勧めです。
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伊藤園の「2つの働きカテキン緑茶」は、体脂肪だけでなく、コレステロールも抑える働きを持つものです。
アサヒ飲料の「食事と一緒に十六茶Ｗ」は、血糖値の上昇とコレステロールの吸収を抑える効果があるものです。
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サントリーの「黒烏龍茶」は、「ウーロン茶重合ポリフェノール」が脂肪の吸収を抑える効果があるもので、飲み続けると体脂肪が付きにくくなるそうです。
