「オーディブル(Audible)」とは?わかりやすくご紹介します

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皆さんは「目をつむって耳を澄ますと、目を開けている時には聞こえなかった小さな微かな音も聞き取れる」という驚きの体験をされたことはないでしょうか?

「耳を澄ます」「耳を欹(そばだ)てる」という言葉がありますが、目をつむると集中力が増していろいろな音が聞き取れますし、ステレオのようにその方角も聞き分けられることがわかります。

ところで最近「オーディブル」という言葉を時々耳にしますね。

そこで今回は「オーディブル」についてわかりやすくご紹介します。

1.「オーディブル(Audible)」とは

(1)名作CD

以前から「名作CD」というのがありました。これは夏目漱石・森鴎外・芥川龍之介などの文豪や有名作家の小説の朗読CDで、市原悦子・渡辺篤史・橋爪功・三上博のような「ナレーションの名手」の俳優の味わい深い朗読が魅力でした。

「朗読原稿集」も付いているので、難しい言葉や聞き逃した言葉などを文字で再確認して理解することもできます。

ほかにも本とは違いますが、「落語」「講談」「浪曲」などのCDも以前からあります。

オーディブル

(2)オーディブル

「オーディブル(Audible)」というのは、「オーディオ(Audio)」と「ブック(Book)」を組み合わせた造語で、「聴く読書」という意味です。

Amazonが提供している本を聴けるアプリ」(オーディオブックサービス)で、プロのナレーターが朗読した本をアプリで聴けるサービスです。移動中や作業中でも、ラジオを聞くようにいつでもどこでも読書ができ、オンライン再生も可能です。

(3)オーディブルの概要

①ジャンルと配信冊数:ベストセラーや文学、ビジネス書、ライトノベル、落語、洋書など様々なジャンルがあり、現在44万冊以上(洋書約43万冊、和書約1万冊)を配信中です。

②料金体系:会員プランは一種のみで、「月額1,500円」です。あとは会員特典のコインとは別に本を単品購入する際に料金が発生します。それ以外の初期費用や解約費用はありません。

会員プランに入ると「30日間の無料体験」が始まり、無料体験が終わった翌日に有料サービスが開始となり、初めて料金が発生します。

支払い方法は、「Amazonアカウント」を利用しての支払いとなります。

なお、「会員プラン」に入らなくても、本を単品購入(クレジットカード払い)することは可能です。

なお、2020年5月時点で最も人気のある本は、DaiGoさんの「自分を操る超集中力」だそうです。

2.「オーディブル(Audible)」のメリット・デメリット

(1)メリット

①毎月1冊無料

②目が疲れない

③倍速再生に対応

④ながら読書が可能で、すきま時間を有効活用できる

⑤人気声優や俳優・タレントなどの有名人の朗読が聴ける場合もある

⑥他人の評価が見られる

本ごとに読んだ人のレビューを見ることができます。

⑦買った本はずっと聴ける

⑧洋書を利用すれば英語のリスニング力を鍛えられる

(2)デメリット

①時間がかかる

速読が得意な人などは「遅い」と感じるかもしれません。

②月額料金が高め

たとえば堀江貴文さんの「多動力」という本の場合、単行本は1,540円ですが、オーディブルだと2,500円もします。これはナレーターの人の読むコストが入っているためです。

③声が自分に合わない可能性がある

これは「個人の好み」の問題ですが、あまり好きでないナレーターの朗読を長時間聴くのはつらいものがあるかもしれません。

④聞き逃したりわかりにくい箇所に戻るのに手間がかかる

⑤飛ばし読みができない