かつては「高級な果物の代名詞」で、めったに口に入らない果物でしたが、最近は手ごろな価格で入手できるようになりました。
メロンの本来の旬は初夏ですが、現在では「温室メロン」が通年栽培・出荷されていますので、特に旬はありません。
それにしても、できるだけおいしいメロンを選びたいものですが、どのように見分けたらよいのでしょうか?
今回は、おいしいメロンの選び方・見分け方をご紹介したいと思います。
1.色づきに均整がとれているかチェックする
「網付きのメロン(マスクメロン)」の場合でも、「網なしのメロン」の場合でも同様です。
蛇足ながら「マスクメロン」の「マスク」は、「仮面」(mask)ではなく、「麝香(じゃこう)」(musk)の意味です。「麝香のような強い芳香を持つメロンの総称」であり、品種名ではありません。網目をマスクと言うのだと勘違いしていた方もおられるのではないでしょうか?
2.重さをチェックする
軽いメロンよりも重いメロンの方が、種が入っている比率が低く、実が詰まっている証拠です。
3.みずみずしい香りがあるかチェックする
4.網付きメロンの場合は網目がはっきりしていて盛り上がっているかチェックする
細かい網目が均等に広がっているものがおいしいとされています。
なお最近は、スーパーなどで「二分の一カット」や「四分の一カット」で、「糖度」も「14」とか「15」のように明示して売られていることが多く、「甘さ」はもちろん、「熟し具合」も見た目でわかるので、おいしさや食べごろの判断もしやすくなっています。