「音声SNS」とは?Clubhouseを中心に、メリット・デメリットも紹介

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音声SNS

皆さんは「音声SNS」とか「Clubhouse」という言葉をお聞きになったことがあるでしょうか?

Twitter」や「YouTube」「Facebook」「Instagram」、「チャット」、「SHOWROOM」などは随分おなじみになりましたが、「音声SNS」とか「Clubhouse」はまだまだ一般に浸透していないと思います。

実は私も最近になってその存在を知りました。

1.「音声SNS」とは?

音声SNS」は「音声アプリ」の一種です。

音声アプリ」とは音声のみで配信をしたりコミュニケーションが取れるアプリのことです。

企業や有名人以外にも、個人で簡単に始めることができるので最近は一般のユーザーでも配信している方が増えており、注目を浴びているサービスです。

「音声アプリ」には次の5種類があります。

①インターネットラジオ

インターネット上で配信されているラジオです。
個人が全世界に情報を発信することが可能となり、注目を浴びたサービスです。

②オーディオブック

新しい読書のスタイルとして注目されているサービスです。
名前の通り「聴く本」とも呼ばれており、ながら読書という文化が生まれました。

③音声配信プラットフォーム

スマートフォンのみで音声配信ができるサービスです。
特別な機器やスキルを必要とせず誰でも音声コンテンツを配信できます。

④ポッドキャスト

Webサーバ上に音声データ、動画データをアップロードしてネットに公開できるサービスです。視聴する際も様々なエピソードや番組を検索し、無料で視聴する事ができます。

⑤音声SNS

最近世界的に話題となったClubhouseにより注目されている新しいサービスです。
ユーザー同士の繋がりがメインTwitterやInstaglam、facebookの音声版と言われています。
文字や写真と違い、感情やニュアンスが直接伝わるのでより深いコミュニケーションを取ることができます。

2.主な「音声SNS」

(1)Clubhouse(クラブハウス)(月額料金:無料)

今年、急速に人気が拡大した「クラブハウス」は、音声による会話が楽しめるSNSアプリです。

招待された人のみが登録できるのが特徴で、当初はiPhoneユーザーのみが使える仕様でしたが、2021年5月からは米国から順次、Androidユーザーにも対応を開始しています。参加するとほかの友人を招待できる仕組みで、最初は5枠が用意されています。

京都の「お茶屋」の「一見(いちげん)さんお断り」のようなシステムですね。

サービスの中では、参加者が会話をするための「ルーム」が作成されていて、そこに入って各ルームの会話を聴いたり会話に参加したりできます。知り合いや気になるユーザーをフォローしておくと、そのユーザーがルームを作成するとアプリ上で確認できます。芸能人や著名人が開くルームもありますので、いろいろなルームを覗いてみるとよいでしょう。

トップ画面では現在進行している「ルーム」が表示されます。タップすると入室でき、ルーム内の会話を聴くことができます。

自分が作成したルームにスピーカーとして友人を招待することができます。指名した人とだけ非公開でルームを作ることも可能です。

注意したいのは「自分のプロフィール設定」です。「フルネームの変更は1回のみ」である点と、「いつ誰に招待されたかが公開される」点です。誰の招待を受けるかは慎重に判断する必要がありそうです。

(2)ツイッター スペース(月額料金:無料)

文字で盛り上がったら音声会話にチェンジ!最大11人で会話できるツイッターの新機能です。

最大11人が発言できるツイッターの新機能「スペース」は、現在、スマホでのみ利用することができます。

自分がフォローしている人が「スペース」を開始すると、ホームの「タイムライン」(LINEやFacebookなどの投稿やコメントの履歴を時系列に並べたもの)上部に表示されます。

初期設定ではスピーカーとして招待したアカウントのみが発言できる仕様ですが、これを「全員」に変更することも可能です。会話中はリアクション絵文字を使ったコミュニケーションも図れます。

ツイッターのユーザーで自分のツイートを非公開にしているアカウントではスペースを作成することはできませんが、ほかのアカウントの「スペース」への参加はできます。

「スペース」の開催中は画面上部にルームのアイコンが表示されます。それをタップして、「聞いてみる」をタップするとリスナーになれます。

(3)mocri(モクリ)(月額料金:無料)

絵を描いたり、勉強したりといったパーソナルな作業を、誰かと一緒に行うことでダラダラするのを防ぐ「作業通話」という文化があります。そんな作業通話を手軽に楽しめるのが「mocri(モクリ)」です。パソコンのブラウザーとスマホアプリで利用できます。

利用にはアカウントの作成が必要で、メールアドレスのほか、ツイッターアカウントでも登録できます。最大20人が参加できる「フリースペース」は、常に開放されたトークルームで、好きなタイミングで参加できます。特定の人とだけ会話したい場合は、最大6人の招待した人だけが入れる「ルーム」を作成するとよいでしょう。

音声だけでなく、テキストや写真のやり取りも可能。投稿した内容は最大24時間保持されます。

(4)Voicy(ボイシー)(月額料金:無料)

芸能人や著名人による音声ブログ「Voicy(ボイシー)」は、ちょっとした雑談や対談など500以上のコンテンツがそろっています。また、ニュースや企業が運営するコンテンツもあり、日々の情報収集に役立つものも多くあります。

Voicyで配信できるのは、審査に通過した人だけなので、何らかのプロが配信していることが多いようです。無料でありながら一定のクオリティが保証されているのがこのサービスの強みです。また、有料課金をするプレミアムリスナー」になると独自コンテンツも楽しめます

詳細ページでは、何分何秒で何の会話をしているかがわかる目次が用意されていて、必要な箇所だけを聴けます。

パソコンだけでなくスマホアプリでも利用できます。バックグラウンド再生に対応するので、「ながら聴き」がしやすくなっています。

(5)zatsudan(ザッツダン)(月額料金:1,500円)

政治、経済など専門性を持った人物を中心とする配信者が集まる「zatsudan(ザッツダン)」は、2021年4月に正式リリースされたばかりのサービスです。プロフェッショナルの雑談が楽しめ、月額1500円で聴き放題となっています。

配信者が一人で話すだけでなく、対談をするコンテンツもあり、各コンテンツに「いいね!」やコメントができます。質問を投稿することも可能なので、配信者とのコミュニケーションも図れます。
現在、配信者は16名とまだまだ少なく、仕掛け人である堀江貴文氏のコンテンツが中心なので、今後配信者が増えることを期待したいものです。

パソコン、スマホアプリで利用可能です。初回は1週間無料で利用でき、無料期間後は月額1,500円です。

(6)VOOX(ブークス)(月額料金:無料)

スキマ時間をインプットに充てたい忙しいビジネスパーソンに向けて作られた「VOOX(ブークス)」。アカデミアからビジネスの最前線までさまざまなプロフェッショナルがオリジナルの音声コンテンツを提供しています。各エピソードは1話当たり10分程度なので、リモートワークの合間などの時間を有効活用できます。

コンテンツは「リラックスするとき」「パワーを補充するとき」といった分類で探したり、タグで探したりすることもできます。本サービスは2021年2月に登場したばかりなので、今後の配信者のラインアップ拡充に期待したいものです。現在は全コンテンツが無料で楽しめます。

ホーム画面では全配信者が紹介されています。アカウントを作成すると、複数端末で利用可能になります。

(7)Artistspoken(アーティストスポークン)(月額料金:300円)

ビジネスや自己啓発の音声メディアに飽きている人に使ってほしいのが、「Artistspoken(アーティストスポークン)」です。配信者はさまざまな領域で活躍するアーティストで、ミュージシャンや歌舞伎役者、プロレスラーなど個性的なラインアップとなっています。現在は60人のアーティストが参加しており、年齢層も幅広いです。アーティストに「レター」を送り、直接感想を伝える機能もあります。

コンテンツは無料のものと有料のものがあり、アーティストごとに課金される仕組みです。月額300円を支払うと「フォロー」できるようになり、すべてのコンテンツが聴けるようになります。

無料の音声のみを楽しむ場合は会員登録が不要ですが、アーティストをフォローするには会員登録と課金の手続きが必要です。

3.Clubhouseのメリット・デメリット

(1)メリット

①先行者利益を取れる可能性がある

音声配信メディアとしてClubhouseを主戦場にする最大のメリットは、先行者利益です。

発信活動において重要なのは1つのプラットフォームで突き抜けることであり、そのために先行者利益を生かすことです。

YouTubeで多くのチャンネル登録者を抱える人気YouTuberには、進出が早かったという共通点があります。

その意味で、サービスが開始されたばかりのClubhouseには大きな可能性があります。

今始めてClubhouseでの発信活動に注力すれば、多くのフォロワーを獲得できるかもしれません。

Clubhouseで突き抜けられれば、その影響力をTwitterやYouTubeなど他のSNSにもつなげることができるのです。

②閉じた空間で話ができる

Clubhouseを語るうえで欠かせないのが、ライブ配信のみでアーカイブ(過去発信の記録)が残らないという点です。視聴者は録音やClubhouseで聞いた内容について他のプラットフォームで言及することが禁じられています。

つまりClubhouseではその時、部屋にいる人だけが会話の内容を共有し、後から聞かれることもないのです。

クローズドな空間となっているため炎上や失言などのリスクが小さく、自由度の高い発言が可能となります。

(2)デメリット

①始めるには「招待」が必要

Clubhouseは完全招待制となっており、すでに利用している人から招待を受けないとサービスを利用できない仕組みとなっています。

すでに招待を受けている方や周りに招待してくれる友人などがいる方は問題ありませんが、これから始めたいという人にとっては、招待してもらえる人を探すことが最初の関門となるでしょう。

②アーカイブ(過去発信の記録)が残らない

メリットのところでも述べましたが、Clubhouseはアーカイブが一切残りません。

そのためリアルタイムならではの魅力があるのですが、一方で発信が蓄積されていかないことはデメリットでもあります。

アーカイブが溜まっていく形式であれば、あなたが別のことをやっていてもあなたの声が仕事をし、影響力を与えることができます。

例えば眠っている時でも、あなたのYouTube動画が誰かに再生され、収益を生み出すこともあるのです。

しかし、アーカイブが残らないClubhouseでは影響力を与えられるのは自分が直接話している瞬間だけとなります。

③ひとり配信には適さない

Clubhouseは基本的に複数人でコミュニケーションを取るというプラットフォームで、発信者側と受信者側の垣根が低いのが特徴です。

一人語りをすることは可能ですが、一人の発信者と大勢の受信者というのはClubhouseの魅力を生かしているとは言えません。

著名人を除き、初心者がいきなりひとり配信を始めても、多くの人に聞いてもらうのは難しいでしょう。



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