下手な「植木職人」は「花芽」を切る!「切り戻し」の秘訣も紹介

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植木職人

最近は「徒弟制度」による「職人」が少なくなったせいか、「叩き大工」や「素人に毛の生えたような植木職人」が増えたように思います。

少なくとも、戦前は小学校か高等小学校を出た後、大工の棟梁や植木職人、鍛冶職人などに弟子入りして、厳しい修業を重ねた立派な腕の良い職人が沢山いたようです。

私が子供のころ住んでいた家は明治20年代に建てられたものですが、梁や大黒柱などに太い材木を使って頑丈に造ってあり、「躯体部分」は100年近く経ってもびくともしませんでした。

生活様式が洋風化したのに伴い、リフォームは何度もしましたが、「100年住宅」というのは夢物語でも何でもなく、ごく普通のことでした。

ところが最近は、大工や植木職人、寿司職人でも、若い人は長続きせず辞めてしまう人が多いそうです。その結果、「熟練の職人」が少なくなり専門知識も技術もほとんどない「素人とあまり変わらない職人」が増えました。

1.「花芽」を切ってしまう植木職人

松や槙の葉は手で丁寧に剪定しますが、ツツジなどは鋏で大胆に刈り込むことが多いようです。しかし、「花芽」はきちんと残しておかないと翌年花を楽しむことができません。

私が子供のころ住んでいた古い家で、毎年夏休み前に前栽の剪定に来ていたのは伝統的な植木屋ですが、使っている職人が熟練者でなくて、毎年ヒラドツツジの花芽を切ってしまうので、ほとんど咲かない状態が続きました。それぞれの庭木に花芽の付く時期がわかっていないのか、花芽と葉芽の区別がつかなかったのでしょう。

今の私なら、翌年来た時にクレームを言って花芽を切らないよう注意するところですが、両親は角を立てないようにという配慮からか、何も言いませんでした。

私は、家を新築してからは(株)ガーデンエクスプレスという会社組織の植木屋に依頼しています。全てビジネスライクに出来て、午前と午後の2回の「間水(けんずい)」と呼ばれるおやつを出す必要もないので気が楽です。

2.「切り戻し」の秘訣

植物は普通、茎や枝の上端の「頂芽」が、下にある「脇芽」より優先して成長しようとします。そこで茎や枝の先端を摘心すると、成長点が除去されて下部の脇芽が成長を開始します。また余計な茎の成長を抑えて新しい強い芽を出させるために大胆な剪定(強剪定)を行うこともあります。

この「切り戻し」は、分枝を促進させて成長後の姿を整えたり、花数を増やしたりするために必要な作業です。

「切り戻し」には「時期」を選ぶことも大切です。そして、せっかく出来た花芽を切ってしまわないように注意することも大切です。

切り戻しの時期は、①満開後に花が少なくなってきた時、②形が乱れ始めた時、③梅雨入り前です。

花芽が出来てしまった後の切り戻しは厳禁です。剪定の時期がどうしても花芽が出来た後になってしまう場合は、慎重に「花芽」と「葉芽」を見分けて、「花芽」を切ってしまわないことが大切です。



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