<2022/11/13追記>山下美夢有が、逆転Vで今季4勝目あげ「最年少年間女王」決定!
「伊藤園レディース」(千葉・グレートアイランドC)。賞金総額1億円、優勝1800万円)で、山下美夢有が逆転で今季4勝目を上げ、年間女王を決めました。2位から出て1バーディー、ノーボギーの71で回り、通算12アンダー、204。
強風と雨の中、なかなかスコアが伸びない展開の中、15番パー5で、第3打をピン手前1メートルにつけこの日最初のバーディー。同じくバーディーを取った岸部桃子と、パーの上田桃子の3人が12アンダーで並びました。
残り3ホール決着となった優勝争いは、上田が16番でダブルボギーをたたき脱落。残り2ホールとなった17番では岸部がボギーをたたき単独首位となり、岸部とのマッチレースに競り勝ちました。
最新(2022/11/13更新)の「賞金ランキング」「メルセデスランキング」は次の通りです。
<今年の女子プロゴルフの「賞金ランキング」(2022/11/13現在)>
<今年の女子プロゴルフの「メルセデスランキング」(2022/11/13現在)>
2020年の新型コロナウイルスの流行をきっかけに、ゴルフは「密にならずに楽しめるスポーツ」ということで人気になりました。ゴルフ練習場やゴルフ場で若い人たちの姿を見かける機会が明らかに増えました。その勢いは2022年もとどまることを知らず、むしろ加速しているように感じます。
かつては「オジサンのスポーツ」と言われ、若い世代には敬遠されていましたが、今はむしろ「オシャレなスポーツ」として若者たちや女性からも支持されています。最近の日本人の若手女子プロゴルファーの活躍もその一因ではないかと私は思います。
今年の女子プロゴルフの「賞金ランキング」「メルセデスランキング」争いは、「黄金世代」「プラチナ世代(ミレニアム世代)」「新世紀世代(第三世代)」や「はざま世代」などが入り乱れての熾烈な戦いとなっています。
上記の各世代については「女子プロゴルフが再び面白い!黄金世代・プラチナ世代・新世紀世代が大活躍」という記事に詳しく書いていますので、ぜひご覧ください。
なお、2021年度までは「賞金ランキング」で「シード権」(*)が決まっていましたが、高額賞金の大会で優勝すれば優勝回数が少なくてもシード権を取れるという不公平感があったため、2022年度からは公平を期するために「メルセデスランキング」(**)によって「シード権」が決まるようになりました。
(*)「シード権」とは、優勝者やランキング上位者などに限定される特別な試合以外の全ての試合に無条件で出場できる資格です。
①メルセデス・ランキング50位まで:翌年度1年間
②前年度JLPGAツアー優勝者で①に該当しない者(メルセデス・ランキング50位に入っていない):翌年度1年間
③JLPGAツアーで、30勝した者(永久シードという):翌日より永久
資格保持者:樋口久子(69勝)、涂阿玉(58勝)、不動裕理(50勝)、大迫たつ子(45勝)、岡本綾子(44勝)、森口裕子(41勝)
④同一年度公式競技で2勝以上:5年間
⑤公式競技で優勝し、かつメルセデス・ランキング第1位:5年間
⑥メルセデス・ランキング第1位:4年間
⑦公式競技で優勝:3年間
(**)「メルセデスランキング」とは、JLPGAツアーの各競技及びUSLPGAメジャー競技での順位をポイントに換算し、年間を通じての総合的な活躍度を評価するランキングです。
- 各年度JLPGAツアー終了時点第1位の者には、JLPGAツアーの4年間のシード権が付与され、JLPGA Mercedes-Benz Player of the Year(年間最優秀選手賞)が贈られる。
- 各年度週番号第46週に開催されるJLPGAツアーの競技終了時点及び各年度JLPGAツアー終了時点の上位50位までの者には、翌年度のJLPGAツアーのシード権が付与される。
- 各年度週番号第46週に開催されるJLPGAツアーの競技終了時点の51位~55位の者には、翌年度のJLPGAツアーの第1回目のリランキングまでの出場資格が付与される。
最近の女子プロゴルフ界は、「黄金世代」「プラチナ世代(ミレニアム世代)」「新世紀世代(第三世代)」の若手選手の活躍が目覚ましく、とても楽しみです。
しかもルックスの良い選手が多くなりました。お金持ちでジュニア時代からゴルフを始めた人が多いせいか、かつての「畑の女王」と呼ばれるような選手は少なくなりましたね。
また、最近の若い女子選手の良いところは、笑顔を見せてプレーしていることです。かつてはピリピリした雰囲気で気難しい顔をしたり無愛想な女子選手が多かったのですが、テレビ観戦していても可愛い笑顔に癒されます。「メンタルトレーニング」の成果かもしれませんね。
1.今年の女子プロゴルフの「賞金ランキング」「メルセデスランキング」争い
11月11日に国内女子ツアー36戦「伊藤園レディス」が開幕しました。今大会で「年間賞金女王」に決まる可能性があるのが「新世紀世代(第三世代)」(2001/4/2~2002/4/1生まれ)の山下美夢有(やました みゆう)です。
山下美夢有は、「賞金ランキング」「メルセデスランキング」ともにトップです。
「プラチナ世代(ミレニアム世代)」(2000/4/2~2001/4/1生まれ)の西村優菜(にしむら ゆな)は、「賞金ランキング」2位ですが、「メルセデスランキング」は4位です。
「はざま世代」(1999/4/2~2000/4/1生まれ)の稲見萌寧(いなみ もね)は、「賞金ランキング」「メルセデスランキング」ともに3位の実力者です。
「新世紀世代(第三世代)」(2001/4/2~2002/4/1生まれ)の西郷真央(さいごう まお)は、「賞金ランキング」4位ですが、「メルセデスランキング」は2位です。
「黄金世代」(1998/4/2~1999/4/1生まれ)の勝みなみ(かつ みなみ)は、「賞金ランキング」5位ですが、「メルセデスランキング」は6位です。
同じく「黄金世代」の小祝さくら(こいわい さくら)は、「賞金ランキング」6位ですが、「メルセデスランキング」は7位です。
「プラチナ世代(ミレニアム世代)」の吉田優利(よしだ ゆうり)は、「賞金ランキング」7位ですが、「メルセデスランキング」は5位です。
2003年生まれで「新世紀世代(第三世代)」の次世代に属する19歳の新星・川﨑春花(かわさき はるか)は、「賞金ランキング」8位ですが、「メルセデスランキング」は14位です。
稲見萌寧と同じ「はざま世代」の菅沼菜々(すがぬま なな)は、「賞金ランキング」9位ですが、「メルセデスランキング」は8位です。
「黄金世代」より2つ年上の25歳の永井花奈(ながい かな)は、初優勝から5年間優勝がありませんが、先日行われた「TOTOジャパンクラシック」で日本人最高の2位に入るなど復調の兆しを見せています。「賞金ランキング」12位ですが、「メルセデスランキング」は22位です。
「黄金世代」より3つ年上の26歳の堀琴音(ほり ことね)も、優勝回数2回ですが期待したい選手です。「賞金ランキング」13位ですが、「メルセデスランキング」は9位です。
まさに「百花繚乱」、新旧入り乱れての「女の戦い」が繰り広げられており、目が離せません。
2.今年の女子プロゴルフの「賞金ランキング」争い
<今年の女子プロゴルフの「賞金ランキング」(2022/11/12現在)>
3.今年の女子プロゴルフの「メルセデスランキング」争い
<今年の女子プロゴルフの「メルセデスランキング」(2022/11/12現在)>