<2023/7/23追記>小滝水音が「大東建託いい部屋ネットレディス」で初優勝!
「大東建託いい部屋ネットレディス」最終日は23日、前日に荒天でサスペンデッドになっていた第3ラウンドの残りを行い、25歳の小滝水音が通算18アンダーでレギュラーツアー初優勝を果たしました。これで「黄金世代」の優勝者は13人となりました。
競技は72ホールから54ホールに短縮して行われ、優勝賞金は75%に減額された1,620万円。2戦連続優勝を狙った小祝さくらは2打差の2位に終わりました。
7月20日から始まった「大東建託いい部屋ネットレディス」で、渋野日向子らと同じ「黄金世代」の一人である小滝水音が2日目(21日)に7位から出て7バーディー、ボギーなしの65で回り、通算12アンダーで単独首位に立ちました。
今年5月に台湾で行われた下部ツアー「CTBCレディスオープン」で待望のプロ初勝利を挙げました。「自信がついた。私でも勝てるんだ」と気後れはなくなったそうです。
先週には師匠の中嶋常幸に優勝を報告し、「良い勝ち方をしたな。毎年勝てる選手になりなさい」と激励されました。
黄金世代13人目の優勝へ「今日みたいなパッティングが続いて、良い流れに乗ったら」と意気込んでいます。この調子で行けば、レギュラーツアー初優勝も期待できそうです。
若い女子ゴルファーには世代ごとに、1998年生まれの「黄金世代」、1999年生まれの「はざま世代」、2000年生まれの「プラチナ世代(ミレニアム世代)」、2001年生まれの「新世紀世代(第三世代)」、などの呼び名があることはよく知られていますが、さらに若い世代がどんどん活躍するようになって、次々に新しい新世代の名前が誕生しています。
2002年生まれの岩井明愛・千怜が双子でツアー参戦し、史上初の双子での優勝を飾ったことで2002年度生まれは「ツインズ世代」と呼ばれています。他に桑木志帆などがいます。
2022年に優勝した川﨑春花や尾関彩美悠や2023年4月に初優勝した神谷そら、櫻井心那などの2003年度生まれは「ダイヤモンド世代」と呼ばれています。
また、まだ確定した名前ではありませんが、アマチュアで大活躍の馬場咲希の名前にちなんで、2005年度生まれには「馬場世代」という候補もあるそうです。
2020年の新型コロナウイルスの流行をきっかけに、ゴルフは「密にならずに楽しめるスポーツ」ということで人気になりました。ゴルフ練習場やゴルフ場で若い人たちの姿を見かける機会が明らかに増えました。その勢いは2022年もとどまることを知らず、むしろ加速しているように感じました。
かつては「オジサンのスポーツ」と言われ、若い世代には敬遠されていましたが、今はむしろ「オシャレなスポーツ」として若者たちや女性からも支持されています。最近の日本人の若手女子プロゴルファーの活躍もその一因ではないかと私は思います。
2019年8月4日、「黄金世代」と呼ばれる若手女子ゴルファーの一人の渋野日向子(当時20)が、「全英女子オープンゴルフ」に優勝しました。
これをきっかけに、日本の女子プロゴルフ界に宮里藍以来のフォローの風が再び吹き始めたようです。それまでは韓国勢に圧倒されっぱなしで、毎週のように韓国人選手に優勝をさらわれていましたが、2020年~21年からは明らかに日本人の女子プロゴルファーの活躍が目覚ましいものになってきました。
現在女子プロゴルフ界では、小祝さくら・渋野日向子・原英莉花・勝みなみ・新垣比菜・淺井咲希・河本結・大里桃子などの「黄金世代(1998年4月2日~1999年4月1日生まれ)」や古江彩佳・澁澤莉絵留・西村優菜・安田祐香・吉田優利などの「プラチナ世代(ミレニアム世代)(2000年4月2日~2001年4月1日生まれ)」と呼ばれる20代前半の選手が大活躍するようになって来ました。
さらにその下の世代の山下美夢有・笹生優花・西郷真央などの有望選手は「第三世代」あるいは「新世紀世代」(2001年4月2日~2002年4月1日生まれ)と呼ばれ始めています。
これについては「女子プロゴルフが再び面白い!黄金世代・プラチナ世代・新世紀世代が大活躍」「女子ゴルフ賞金ランキング争いは熾烈!シード権争いはメルセデスランキング。」という記事に詳しく書いていますので、ぜひご覧ください。
しかし、黄金世代より上の世代や「はざま世代」も負けていません。今年は次々に「初優勝」のヒロインが生まれるような予感がします。
そこで今回は、「黄金世代」で、「大東建託・いい部屋ネットレディス」でツアー初優勝が期待される小滝水音についてご紹介したいと思います。
1.小滝水音の超可愛い画像
2.小滝水音とは
小滝水音(こたき みお)(1998年7月7日~ )は、茨城県ひたちなか市出身。茨城・明秀学園日立高校卒。身長167cm、体重65kg。血液型O型。 静ヒルズカントリークラブ所属。
得意クラブはドライバー(平均飛距離240ヤード)とパター。
父・賢太郎さんの勧めで7歳でゴルフを始めました。中学時代に砲丸投げのひたちなか市大会で8位。明秀学園日立高校時代の2016年には国民体育大会のゴルフ団体で優勝しています。
2017年「石川遼カップジュニアゴルフチャンピオンシップ」で優勝しています。
2017年7月プロ転向。レギュラーツアーの最高成績は2018年の「樋口久子・三菱電機レディース」3位。
2023年はレギュラーツアー6試合に出場(予選落ち3回)し、リシャール・ミルヨネックスレディスの8位タイが最高です。