1.膝痛の原因と私の症状・対処法
(1)膝痛の原因
膝痛は「膝関節の痛み」のことです。この小さな関節に体重の負荷がかかりますが、つるつるした軟骨が摩擦を和らげたり、靭帯や筋肉のサポートで衝撃を和らげています。
しかし、加齢による骨の新陳代謝の低下や軟骨へのストレスで、膝痛が起きます。軟骨へのストレスとは、「冷え、肥満、過去の怪我、O脚やX脚、運動や仕事による膝への負担、筋力の低下」などです。
特に足の内側の筋肉が弱くなってくると、膝関節が不安定になり、膝痛の原因になります。
「立ち上がる時に痛い」「階段の下りや歩き出しの時に痛い」という膝痛のほとんどは、「変形性膝関節症」です。膝の内側の軟骨がすり減って、骨同士が接触しやすくなることによって、炎症を起こしたり、骨の位置がずれたりするわけです。
中高年の膝痛の9割以上がこの変形性膝関節症だと言われています。
(2)私の症状
私は10年以上前からになると思いますが、「膝の痛み」を抱えています。歩いていて、途中で膝が痛くなって歩けなくなることもありました。階段を降りる時、膝が急に痛くなって、膝に自分の全体重がかかっているのを実感したこともあります。階段を踏み外したり、捻挫したりして膝を痛めることも多くなりました。
(2)私の対処法
階段を踏み外したり、捻挫した時には、外科か整形外科に行き、「温熱低周波治療器」で温めたり、「湿布」を貼って治療しました。
ある時、かかりつけの外科がリフォーム中で休業していたため、別の整形外科を受診したところ、捻挫で膝が痛いのは事実だが、根本原因は、老化で膝の軟骨が擦り減ったことによる「変形性膝関節症」なので、「ヒアルロン酸注射」で治療してはどうかと勧められました。一週間ごとに5回連続での治療ですが、4回までやってあまり効果が感じられなかったので、やめてしまいました。
この「ヒアルロン酸注射」は、軽症なほど効果が高く、重症になるとあまり効果がないそうですね。しかも、5回やれば終わりというわけではなく、また間隔を置いて注射する必要があるそうです。
電気で刺激を与えて筋肉を動かして血行を良くするという「電気治療」も受けましたが、あまり効果を感じられませんでした。
私には、以前からかかりつけの外科の「温熱低周波治療器」と「湿布」が合っているように思いました。
2.膝痛に対する私の予防法
膝痛がこれ以上ひどくならないようにするために私が日常的にしている予防法としては、二つあります。
(1)毎日極力歩くこと
一つは、毎日極力歩くようにしていることです。私は現在派遣社員として、月に14日出勤しています。週に3日ぐらいの割合です。そこで大阪駅から勤務先まで、地下鉄で2駅ですが、極力歩くようにしています。私は閉所恐怖症ではありませんが、地下鉄は、空気が澱んでいるようであまり好きではないのです。それに「地下鉄サリン事件」があったり、大阪北部地震で電車に長時間閉じ込められた経験もあったりして、地下鉄で災害に遭った場合の恐怖が高まったことも、地下鉄を避ける一因です。
片道40分くらいなので、途中で1回必ず休憩を入れます。以前、膝が痛くて歩けなくなった時、いつものスピードで歩こうとすると、痛みがひどくなって全く歩けなくなりました。ある時、足の不自由な人が、杖を突きながら、とてもゆっくり歩いているのを見て、気付きました。もっとゆっくりしたスピードで、歩幅も狭くよちよち歩きや摺り足のようにして進めば膝への負担が少ないことがわかったのです。それで、痛みが減ってくれば、徐々に普通のペースに戻せばよいわけです。
中学の保健の授業の時だと思いますが、「筋肉は使わなければ退化する。使い過ぎると壊れる。適度に使えば発達する」と教えてもらった記憶があります。
「膝が痛い」からと言って、全く使わなければ、膝の部分の筋肉が固まってしまってよけい歩けなくなるような気がします。
(2)毎朝のストレッチ運動
もう一つは、朝起きた時に3分間くらい、ベッドに腰掛けて「膝の曲げ伸ばし運動」(ストレッチ運動)をやることです。これは決して激しい運動ではなく、軽く膝を曲げ伸ばしするだけです。これで、寝ている間に固まった膝の筋肉が解(ほぐ)せるのです。
3.サプリメント
その他に、私は数年前からサントリーの機能性表示食品「グルコサミンアクティブ」を飲んでいましたが、上に述べた「ヒアルロン酸注射」をしてもらっていた約一ヵ月間は、飲むのを中断していました。
しかし、「ヒアルロン酸注射」は効果があまり実感できないため、4回でやめましたが、膝の痛みは残っています。そこで、サントリーの「サプリメント」摂取を再開しようと思ったのですが、「ロコモア」の方が「イミダゾールペプチド」が含まれていてよさそうだとCMを見て思い、今はこれを飲んでいます。
「サプリメント」については、「本当に効いているのかどうか」は、私には正直よくわかりません。メーカーのCMにもあるように「お客様の個人的感想で、効能ではありません」ということだと思います。
ただ、自分なりにいろいろな健康法を試して行く中で、「どれが膝の痛みに一番効いているのかよくわからないけれども、今は何となく調子が良くなった」とすれば、それでよいのではないかと思っています。
ただ、「サプリメント」については、お医者さんに聞くと否定的な意見の方も多いので、少しの期間だけ試してみて、症状の改善が実感できたら続ければよいと思います。症状の改善が見られない・効果が感じられないなら、やめればよいと思います。
お医者さんの「薬」の場合でも、「症状の改善が見られない場合は服用を中止」するように言われていますが、それと同じ考えでよいと思います。
最近、富士フイルムのCMで、「再生医療技術」で「自家培養軟骨」を作る技術を開発したというのを見ましたが、このような先進医療技術が実用化され、広く一般にも利用できるようになる日が早く来るといいですね。
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