「人生を深刻に考えすぎるな。誰も生きたままそこから逃れることは出来ない」

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エルバート・ハバード

1.キャンバスアートの警句

先日、冷やかしで家具店をぶらぶら見て歩いていたところ、インテリアのコーナーに「キャンバスアート」(「アートキャンバス」とも言うそうです)がたくさん並べてありました。

その中に次のような「警句」の「キャンバスアート」がありました。

Do not take life too seriously. No one gets out alive.

これは、エルバート・ハバードの警句で、「人生をあまり深刻に考えすぎるな。誰も生きたままそこから逃れることは出来ないのだから。」という意味です。

「泣いて暮らすも一生、笑って暮らすも一生」ということわざがありますが、それと似たような人生訓だと思います。相田みつを氏の「にんげんだもの」という詩と同様、人生を考えさせるものがあります。

2.エルバート・ハバードとは

エルバート・ハバード(1856年~1915年)は、アメリカの思想家・作家・教育者です。若い頃セールスマンとして成功し、中年から文筆活動を行い、高踏的な芸術雑誌を発行しました。

主な作品に、1898年に起きた「米西戦争」を題材にした「ガルシア将軍へのメッセージ」があります。第一次世界大戦中の1915年に、彼の乗ったイギリスの客船「ルシタニア号」がアイルランド沖でドイツの潜水艦Uボートによる雷撃を受けて沈没し、亡くなりました。乗客1198名が犠牲になっています。

ルシタニア号事件

蛇足ですが、このルシタニア号事件で多数(128名)のアメリカ人が犠牲になったため、アメリカが孤立主義政策を捨てて第一次世界大戦に参戦するきっかけとなりました。蛇足ですが、このアメリカ参戦により、「スペイン風邪」が大流行することになりました。

3.エルバート・ハバードのその他の名言

・希望と勇気が人間を輝かせる

・挑戦をあきらめてしまうこと以外に敗北などない。自分自身の心の弱さ以外に乗り越えられない障害などない

・悩みは仕事よりも多くの人を忙殺する。なぜなら多くの人が仕事よりも悩みと格闘しているからだ

・余暇をどう使うかというのは人格を試すテストである

・天才とは、絶え間なく努力を続けられる人間のことである

・人生における最大の失敗は、失敗を恐れ続けることである

・報酬以上の仕事をしないという人は、仕事ぶりに応じて報酬が上がって行くということを忘れている

・家から出る時は姿勢を正し深呼吸すること。出会う人々には笑顔で接し、握手には心を込めること。誤解されることなど心配せず、無用なことに心をわずらわさないこと。やりたいことをしっかりと心の中で定め、その目標に自分の力を注ぐこと。

このことを守れば、いつの間にかあなたの叶えたい願いを達成するために必要なものが全て自分の手の中にあることに驚くことになる

・仕事に幸せを見出すことだ。そうしなければ幸せとは何か決してわからないだろう

・明日いい仕事をするための最良の準備は、今日いい仕事をすることだ

・説明などするな。味方であればあなたを理解するし、敵であればあなたを信用しない

・苦痛は全ての思想よりも深い。笑いは全ての苦痛よりも尊い

・親が子供のために何もかもやってしまったら、子供は自分のために何もしなくなる