豊臣秀吉の血液型と猿の血液型にまつわる面白い話をご紹介します

フォローする



豊臣秀吉

以前、読売テレビの夕方の情報番組の「若一調査隊」というコーナーで、「豊臣秀吉の遺体の一部が保存されている。その場所を訪ねる」というのがありました。そこで、豊臣秀吉の血液型にまつわる面白い話が出ましたのでご紹介します。

1.豊臣秀吉の墓

豊臣秀吉は1598年に京都の伏見城で亡くなりましたが、彼は死後「豊国大明神」という「神」になるために、遺言で、自らの遺体をミイラのような形で保存するように命じました。そこで遺体は京都市東山区の阿弥陀ケ峰(標高196m)の「豊国廟(とよくにびょう)」に葬られました。

以後、秀吉は「豊国大明神」として祀られ、豊国神社では、毎年盛大に「豊国祭」が行われました。

しかし1615年の「大坂夏の陣」で豊臣家が滅亡すると、徳川家康は秀吉の神号を廃し、豊国神社の取り壊しを命じました。ただ秀吉の墓の破壊まではしませんでした。

2.ミイラ化した秀吉の遺体が明治時代に発見される

徳川幕府を倒した明治政府は、秀吉を顕彰するため、300年忌にあたる明治30年に豊国神社を再建します。この時、阿弥陀ケ峰の中腹にあった秀吉の墓を改葬のため発掘すると、直径1mほどの壺が出て来ました。

その中に西向き(御所の方角)に手足を組んで座る秀吉の半ばミイラ化した遺体があったそうです。

ところが、運び出す段階で、工事関係者の不手際か、風化が進んでいたためか、秀吉の亡骸はぼろぼろと崩れてしまったそうです。

3.秀吉の血液型

そして現在残っているのは歯が1本だけだそうです。

そこでレポーターの若一光司氏がアシスタントの女性アナウンサーに「残っていた歯で、秀吉の血液型が分かったのですが、何型だったと思いますか?」と質問しました。

するとアシスタントの女性は「O型だと思います。というのは猿は全部O型と聞いていますので」と大真面目に答えたのです。

結果は正解だったのですが、「猿は全部O型だから」というのはジョークのつもりだったのかも知れませんが、お笑い芸人ならまだしも、アナウンサーの発言としては首を傾げたくなるものでした。

4.猿の血液型

余談ですが、「猿の血液型」は次の通りです。

(1)オランウータン、チンパンジー、ヒヒ:A、B、O、AB型の4種類

(2)ニホンザル:BとO型の2種類のみ

(3)ゴリラ:①ニシローランドゴリラ:B型のみ、②ヒガシローランドゴリラ:BとO型の2種類のみ、③マウンテンゴリラ:AとO型の2種類のみ