私は、今の多くの日本国民が知らないことで重要なことが2つあると思っています。
1つは、終戦後日本を占領したアメリカを中心としたGHQが行った「WGIP」という「日本人洗脳プログラム」についてです。
もう1つは、終戦後も存続することになった時代錯誤の身分制度である「天皇制」についてです。
そこで今回は、今の日本の学校が歴史教育で教えない重要なこと、具体的には「GHQの闇」「天皇制の闇」「国際連合の闇」などについて、ご紹介したいと思います。
この世の中には「嘘がいっぱい」です。
最近ではウクライナを侵略しているロシアによる「プロパガンダ」が盛んに行われています。
また、新型コロナウイルスの発生源である中国によるコロナ隠し（発生源や感染者数など）の「プロパガンダ」もあります。
これについては以下の記事に詳しく書いていますので、ぜひご覧ください。
・中国が『米軍が新型コロナウイルスを武漢に持ち込んだ』と言うのは悪質なデマ！
・「COVID-19の発生源かと疑われる武漢ウイルス研究所とは何か？
・パンデミックとなった新型コロナの原因究明は必要！中国の生物化学兵器なら怖い
・ＷＨＯテドロス事務局長の新型コロナウイルス肺炎への対応での中国忖度は問題！
・中国製ワクチンの有効性と安全性は？中国も今後mRNA型ワクチンに切換えか？
・中国のワクチン外交とは？その狙いと実態をわかりやすくご紹介します
私は「宗教」を全く信じませんし、あらゆる物事を疑ってかかる天邪鬼な性格です。
これについては以下の記事に詳しく書いていますので、ぜひご覧ください。
・キリスト教の歴史は横暴の歴史？中世は宗教裁判（異端審問・魔女裁判）の暗黒時代！
・戦国時代に日本人が奴隷に売られた話。多くの日本人がヨーロッパに売られた！
・仏教伝来以降の僧侶の歴史は横暴の歴史？白河法皇や織田信長も大変手を焼いた！
・お金を欲しがる神や仏のいる宗教団体は詐欺集団。非課税措置は即刻廃止すべき！
・旧統一教会・勝共連合が自民党政治家や右翼団体に接近できた巧妙な戦術とは？
「歴史」についても「歴史は勝者によって作られる。勝者は歴史によって裁かれる」という考え方を持っています。
１．今の日本の歴史教育の問題点
学校で教えられる「歴史」を鵜呑みにしていると、誤った歴史認識を持つことになります。
よく韓国や中国との間で、「歴史認識」や「歴史教育」が問題になりますが、これは韓国や中国による「反日プロパガンダ」です。私は韓国や中国の「反日教育」による歴史認識は全く間違っており、「国家によるヘイトスピーチ」だと思っています。
しかし、太平洋戦争中に日本の市民や民家を標的にして焼夷弾を投下した無差別爆撃（空襲）や、「原爆」投下を行ったにもかかわらず、それを「平和」にすり替えて責任回避したアメリカも問題があると思っています。
そういう意味では、戦後日本人はアメリカ（占領軍であるGHQ）によって「洗脳」されたと言っても過言ではありません。
また、学校では「帝国主義」は教えても、その延長線上にある現代史については、ほとんど教えていません。私も「戦後の歴史」については教師から、「時間があれば読んでおくように」と言われた程度です。
「今のことだからわかるだろう」という趣旨だったのかもしれませんが、現代史の背後にある闇については全く教えられませんでした。
絶対王政や帝国主義、共産主義の歴史を知った上で、現在の国際情勢や日本が置かれている状況を見るという視点が欠けています。
これについては以下の記事に詳しく書いていますので、ぜひご覧ください。
・習近平の一帯一路構想は、サラ金のような債務の罠を使った帝国主義
・絶対王政（絶対主義体制）の歴史と現代の共産党一党独裁国家との類似性
・大粛清で有名なソ連の独裁者ｽﾀｰﾘﾝはどんな人物だったのか?ﾌﾟｰﾁﾝも似ている!?
・北朝鮮の金正恩委員長はソ連のスターリンとよく似た独裁者になって来た
・文化大革命とは何か？毛沢東の政権奪還権力闘争で犠牲者は1千万人以上にも！
・造反有理・革命無罪という文化大革命のスローガンは、毛沢東の言葉が起源
２．「GHQの闇」とは
（１）原爆を平和にすり替えたWGIP（日本人洗脳プログラム）
これについては以下の記事に詳しく書いていますので、ぜひご覧ください。
・原爆を平和にすり替えたGHQのWGIPは日本人洗脳プログラム！
・広島と長崎への原爆投下は国際法違反ではないか？その戦争責任は？
・ＡＢＣＤ包囲網、広島・長崎への原爆投下と無条件降伏と極東軍事裁判
・｢落日燃ゆ｣のﾓﾃﾞﾙ・広田弘毅はなぜ東京裁判で文官で唯一人絞首刑となったのか？
・「極東軍事裁判」と同様の一方的な「マニラ軍事裁判」はマッカーサーの影の一面
・日本人全体もGHQのWGIPや、政府・マスコミの世論誘導で洗脳されている！
・GHQから「従順ならざる唯一の日本人」と言われた白洲次郎とはどんな人物か？
（２）GHQによる検閲
GHQは「民主化」を進めるために、「表現の自由」や「検閲の禁止と通信の自由」を、自分たちが作った「日本国憲法」に盛り込みました（憲法第21条2項には検閲の禁止と通信の自由が規定されている）が、その裏ではGHQの方針に反する事態が起きていないかを、日本人の検閲官4,000人を使って大規模な電話盗聴や郵便検閲を行っていました。
これについては、2013年11月5日に「知られざる“同胞監視”～ＧＨＱ・日本人検閲官たちの告白～」というタイトルでNHKの「クローズアップ現代」にも取り上げられました。
当時「GHQ検閲官」を務めた甲斐 弦氏の「GHQ検閲官」という本もあります。
（３）WGIPによる自虐史観の植え付け
これについては以下の記事に詳しく書いていますので、ぜひご覧ください。
・「日本国憲法」は占領軍に都合の良い押し付け憲法につき、「憲法改正」が必要！
・歴史教育は近代から始め、GHQによる｢軍国主義日本｣という自虐史観は排除すべき
・太平洋戦争の原因と真珠湾攻撃についてわかりやすくご紹介します
（４）「国史」を「日本史」に変更させ日本人の愛国心を奪ったGHQ
これについては「国史を日本史に変えた理由は？GHQによる教育改革とその影響とは？」「蛍の光には3番・4番の歌詞がある！戦後、歌詞が抹消・改作・改変された唱歌」という記事に詳しく書いていますので、ぜひご覧ください。
（５）旧日本軍の軍人・保守政治家や政商を取り込んだGHQ
これについては「昭和の妖怪岸信介がA級戦犯容疑者から首相にまで登り詰めた背景とは？」「ＮＨＫスペシャル『戦後ゼロ年東京ブラックホール1945-1946』は終戦後の闇を暴く」という記事に詳しく書いていますので、ぜひご覧ください。
（６）「帝銀事件」の犯人に平沢貞通をでっち上げた疑い
これについては、2022年12月30日に「NHKスペシャル 未解決事件 松本清張と帝銀事件」という番組で詳しく取り上げられました。
日本の警察は旧日本軍の「731部隊」（細菌部隊）に所属していた軍関係者を中心に捜査を進めていましたが、ある時点でGHQからストップがかかり、過去に詐欺事件を起こしていた画家の平沢貞通を犯人にでっち上げ、事件の真相を闇に葬った疑いがあるのです。
・松本清張とは？「或る『小倉日記』伝」で芥川賞受賞の純文学作家！？
（７）「国鉄三大ミステリー事件」に関与した疑い
1949年（昭和24年）、中国大陸では国共内戦における中国共産党軍の勝利が決定的となり、朝鮮半島でも北緯38度線を境に親英米政権と共産政権が一触即発の緊張下で対峙していました。
このような国際情勢の中、戦後日本占領を行うアメリカ軍やイギリス軍を中心とした連合国軍は、対日政策をそれまでの「民主化」から「反共の防波堤」として位置付ける方向へ転換しました（いわゆる「逆コース」）。
国鉄が人員整理を断行しようとしていたことから、人員整理に反対する国鉄労組による犯行という観点から捜査が進められました。
「下山事件」では下山総裁が自殺なのか他殺なのかが争点になりました。捜査一課は自殺説を主張、警視庁捜査二課が他殺説を主張しました。最終的には他殺説及び自殺説について公式の捜査結果を発表することなく捜査を打ち切りました。
「三鷹事件」では国鉄労働組合員11人が起訴されました。裁判では10人の共産党員に無罪判決が出て1人の非共産党員に死刑判決が確定しました。
「松川事件」では国鉄労働組合員10人と東芝松川工場（現・北芝電機）労働組合員10人の計20人が起訴されました。裁判ではアリバイが成立して全員の無罪判決が確定しました。
これらの三事件では、「GHQが事件を起こし国鉄労組や共産党に罪をなすりつけて、人員整理をしやすくした」とする見方があります。
1人の有罪が確定した三鷹事件もアリバイの存在や供述の変遷などから、冤罪疑惑が指摘されています。
・「下山事件」は自殺か他殺か？国鉄三大ミステリー事件の謎に迫る！
・「三鷹事件」は単独犯か共産党の共同謀議か？国鉄三大ミステリー事件の謎に迫る！
・「松川事件」は冤罪か？真犯人は誰か？国鉄三大ミステリー事件の謎に迫る！
３．「天皇制の闇」とは
これについては以下の記事に詳しく書いていますので、ぜひご覧ください。
（１）庶民を苦しめたり不道徳な「残念な天皇」が多かったこと
・昭和天皇は終戦後、現人神をやめ人間宣言。戦争責任は無答責で退位もせず
・残念な天皇の話（その１）。陰謀により2年で退位した花山天皇の奇行と好色な問題行動とは？
・残念な天皇の話（その２）。奇行と病弱を理由に2年で退位した冷泉天皇とは？
・残念な天皇の話（その３）。素行不良で殺人の疑いも掛けられた陽成天皇とは？
・残念な天皇の話(その４)。寵愛した僧に皇位簒奪されそうになった女性天皇とは？
・残念な天皇の話(その５)。過大な土木工事で庶民から怨嗟された女性天皇とは？
・残念な天皇の話(その６)。謀略家で剛腕だったが敵にビビりまくった天智天皇
・残念な天皇の話(その７)。元明天皇は夫と息子が早世し必死で孫を天皇にした！
・残念な天皇の話(その８)。聖武天皇は仏教に帰依し大仏造立で国家財政が窮乏！
・残念な天皇の話(その９)。白河天皇は上皇になって女性関係が奔放になった！？
・残念な天皇の話(その１０)。後醍醐天皇は武士を軽視して政権が崩壊した！？
・残念な天皇の話(その１１)。武烈天皇はローマ皇帝ネロのような暴君だった！？
・残念な天皇の話(その１２)。四条天皇は自分が仕掛けたいたずらで転倒死！？
・残念な天皇の話(その１３)。雄略天皇は暴君で多くの人を殺した大悪天皇！？
・残念な天皇の話(その１４)。 崇峻天皇は自分を擁立した蘇我馬子に暗殺された
・残念な天皇の話(その１５)。崇徳天皇は一生不幸で日本三大怨霊の一人となった
（２）明治天皇の暗殺によるすり替え
・大室寅之祐は本当に南朝の末裔だったのか？嘘だとすれば今の天皇家の祖先は？
・明治天皇は即位直後に暗殺されて南朝系統の大室寅之祐にすり替わっていた！？
・「明治天皇すり替え」を告白した田中光顕とはどんな人物だったのか？
・岩倉具視は賭博開帳のほか、孝明天皇暗殺や明治天皇すり替えにも関与した！？
・「写真嫌い」だった西郷隆盛と大村益次郎と明治天皇！その理由は何か？
（３）GHQの日本占領政策の都合による天皇制存続
（４）身分制度を否定した日本国憲法の精神と矛盾する天皇制
・今こそ「天皇家の存続」より「天皇制廃止」の検討をすべき時期
・「天皇制廃止」を「国民投票」で問うべき時。絶滅危惧種を保護する必要はない。
・「旧宮家の皇族復帰」は時代に逆行！男性の皇位継承候補者増加は本当に必要か？
・「国民の総意」とは？「天皇制」と「憲法改正」について考える
（５）現在の皇室をめぐる問題やトラブル
・女性天皇と女系天皇の違いとは？推古天皇と蘇我馬子、聖徳太子との関係は？
・「三種の神器引継ぎ」や「大嘗祭」等の神話に基づく儀式は皇室内だけで行うべき
・秋篠宮家が嫌われる理由。身勝手な立ち居振る舞いが多い！愛子天皇待望論も。
・秋篠宮邸改装費に33億円も必要なのか疑問。大嘗祭質素化発言と明らかに矛盾！
・小室圭・眞子夫妻をいつまで公費（税金）で特別扱いするのか？
・眞子さんと小室圭さんの結婚会見は一方的自己主張の茶番。皇室への親愛感急低下
・柳原白蓮は大正天皇の従妹だが、正田美智子さん排斥運動に暗躍の黒歴史もある！
（６）南北朝正閏問題
・南北朝時代をわかりやすく解説！天皇家の祖先についても考える
・「南北朝正閏問題」とは？どちらの皇統が正統と決着したのか？
・南朝皇統と自称した熊沢寛道（熊沢天皇）は皇位僭称のペテン師だった！
４．「国際連合の闇」とは
現在のロシアによるウクライナ侵略に対して国際連合が無力であることは、誰もが実感していることだと思います。
「安全保障理事会」が機能不全に陥っていることは明らかですが、そのほかの国連機関にも問題点が多くあります。
そもそも国際連合は、「第二次世界大戦の戦勝国」だけに圧倒的に有利で、日本のような「敗戦国」に圧倒的に不利な組織で、金銭的負担（拠出金）だけが莫大な不公平な国際組織です。
また、「公平性」「中立性」が疑わしい事態も散見されます。
・「国際連合」の問題点は「敵国条項」「常任理事国の拒否権」「過大な拠出金負担」！
・日本は国際連合の「常任理事国入り」を目指すよりも「拠出金」を減らすべき！
・「世界食糧計画」（ＷＦＰ）の「ノーベル平和賞」受賞には疑問がある
・いわゆる「元徴用工判決」や「従軍慰安婦問題」をわかりやすくご紹介します
・デービッド・ケイの国連報告は日本メディアの独立性を誤解。一人歩きの危険も！
・ＷＨＯテドロス事務局長の新型コロナウイルス肺炎への対応での中国忖度は問題！
・「国際水路機関」と「日本海呼称問題」の理不尽さをわかりやすくご紹介します
・ＷＴＯによる「東日本８県産の水産物禁輸」の韓国への逆転勝訴判決は疑問
・SDGｓ（持続可能な開発目標）とは？わかりやすくご紹介します。
・こんなものいらない！「Ｇ２０サミット」などの国際会議。やるならテレビ会議で
５．「歴史教育」のあるべき姿
帝国主義以降の近代・現代の歴史をもっと学ぶ必要があると私は思います。
またGHQによって禁じられた「地政学」も学ぶ必要があると思います。
これについては「最近よく耳にする地政学とはどんな学問なのか？」という記事に詳しく書いていますので、ぜひご覧ください。
さらに「日本史（国史）」「世界史」という縦割りの理解ではなく、近世・近代以降については特に、世界との関係で日本はどのような立ち位置にあったのか、相互関係がどうであったのかを学ぶ必要があると思います。
今こそGHQによる日本人洗脳プログラムである「WGIP」の呪縛から脱却すべき時です。
これについては、以下の記事に詳しく書いていますので、ぜひご覧ください。
・歴史総合とは？導入の要因と具体的内容は？導入にあたって注意すべき点は？
・歴史教育は近代から始め、GHQによる軍国主義日本という自虐史観は排除すべき
・歴史を学ぶことは「温故知新」の実践で、現在の国際情勢を正しく判断する基礎！
・「批判的精神」と「ピサ（ＰＩＳＡ）型学力」についてわかりやすくご紹介します
・上野千鶴子の東大入学式祝辞にあったメタ知識とは？フェルミ推定も紹介
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