史上最大の10連休中は、長男夫婦が来たり、近所の葬式があったり、親戚の法事があったりといろいろとばたばたして、旅行もしませんでした。
テレビも、連休前半は「平成」の終わりの特集と「令和」の始まりに関係した「平成・令和狂騒曲」とも呼ぶべき「大みそかと正月のような番組」が多く、やや食傷気味になっていました。
高浜虚子の俳句に「去年今年(こぞことし)貫く棒の如きもの」というのがありますが、私も同感です。今はいささかはしゃぎ過ぎ・騒ぎ過ぎの感があります。
プロ野球も始まりましたが、子供のころは三原監督率いる「西鉄ライオンズ」のファンだったものの、今はどの球団も応援していないので野球中継を見るのもつまらないだけです。。
1.ふらっとあの街 旅ラン10キロ
そんなわけでチャンネルを回していると、BS103で「ふらっとあの街 旅ラン10キロ」という旅番組をやっているのを見つけました
途中から見たのですが、とても新鮮に感じました。というのは、在り来たりの旅番組とは違って、福島和可菜さんというタレントが、10キロを走りながら、途中に立ち止まって風景を紹介したり、近くの人に声を掛けたりするものだったからです。
2.金沢百万石ラン
私が見たのは、5月3日の15時35分~16時05分に放送された「金沢百万石ラン」でした。私も10年ほど前の秋に金沢に旅行したことがあり、金沢城や、石川四高記念文化交流館、兼六園、金沢現代美術館、ひがし茶屋街、犀川、室生犀星記念館などを見て回りました。
しかし私が行った時は、春の桜の季節ではなかったので気付かなかったのですが、金沢城も兼六園も犀川周辺も桜がとても美しいことを再発見しました。
私は今まで福島和可菜さんという人をよく知らなかったのですが、長男に聞くとわりと有名な陸上自衛官出身のタレント兼マラソンランナーだということでした。
調べてみると、彼女は魚釣りとバイクが大好きなほか、クワガタ好きで「コクワガタ」の累代飼育にもチャレンジしていたそうです。クワガタ好きが高じて、主婦と生活社発行の「見てわかる!親子で楽しむクワガタムシ」の付録DVDに出演しているそうです。
「大の昆虫好き」のことを「虫屋」と呼びますが、私も同じ虫屋として親近感を覚えました。
3.地デジやBSで面白い番組を偶然発見
普通の地デジ放送やBSの普通の番組に飽きた時、何気なくチャンネルを回していると、BSや地デジで時々面白い番組を発見することがあります。
BS日テレの「小さな村の物語 イタリア」もそうですし、NHKGの「空港ピアノ」もそうです。
(1)小さな村の物語 イタリア
番組のコンセプトには以下のように書かれています。
美しく生きるということ・・・。気候や風土に逆らわず、共存しながら暮らす。先人たちが築き守ってきた伝統や文化を誇りに思いながら生きる。人間本来の暮らしが息づく「小さな村」が今、注目されています。海を臨む小さな漁村、山肌にはりつくように佇む村、雪に覆われた山間の寒村・・・。
古き良き歴史と豊饒の大地を持つイタリアで、心豊かに生きる人たち。”豊かに暮らす 美しく生きる”とはどういうことなのか。私たちが忘れてしまった素敵な物語が、小さな村で静かに息づいていました。番組ではありのままの時間の流れを追い、村人たちの普段着の日常を描いていきます。
(2)空港ピアノ
この番組は次のようなものです。
世界各地のどこかの空港に「自由に弾いて下さい」と設置されたピアノがあり、そこに立ち寄った老若男女・国籍も職業もさまざまな旅行者が、思い思いに自分の好きな曲を弾いて、旅立って行くのです。
この番組では、ピアノを弾いたうちの何人かにインタビューして、その話を放送で流しています。それぞれの人生を垣間見るようで面白いものです
(3)駅ピアノ
この番組のコンセプトは、空港ピアノと同じものです。
5月4日はオランダのアムステルダムの駅での駅ピアノの演奏風景が放映されていました。