異常気象か亜熱帯化か?北海道が今年5月に全国一暑かったのはドライフェーン現象

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フェーン現象

1.日本一暑い町

異常気象でしょうか?それとも亜熱帯化でしょうか?とにかくここ数年は35℃以上の猛暑日が当たり前になり、40℃前後もちらほら聞かれるようになっています。

つい最近まで、「日本一暑い」といえば、埼玉県熊谷市がまず思い浮かびました。熊谷市は暑いことを逆手にとって「あついぞ!熊谷」とPRしています。岐阜県多治見市と日本一を争っているというニュースもありました。

2.日本海側の「フェーン現象」

以前から日本海側の地方で「フェーン現象」が起きて、異常な高温になることがよくありました。

1933年7月には、山形市で40.8度になったことがあります。1952年4月に起きた「鳥取大火」はフェーン現象が原因でした。2016年12月に新潟県糸魚川市で起きた大火もフェーン現象が原因と見られています。

3.北海道が全国一暑い地点になった謎

しかし、今年5月は全国的に異常高温となりました。中でも驚きは、5月26日には「最高気温トップ10」を北海道が独占し、全国一暑い地点になったことです。佐呂間町では39.5度を記録し、北海道の観測史上最高気温を更新しました。

これは「ドライフェーン現象」が原因です。

北海道の中央を貫く「日高山脈」の西側は35度以下ですが、東側は佐呂間町をはじめ35度を超える地点が続出しました。

中国内陸部の河南省の暖気(前の週には40度を記録)が流れ込んだことや、日本付近に居座る高気圧で空気が暖まったところに強い日差しが降り注ぎ、その暖かく乾いた気流が山の斜面に当たって日高山脈を越えて東側への下降気流となり異常高温をもたらしたようです。

今後は、「夏でも涼しい北海道」とは言えなくなりそうですね。