日韓関係は今最悪!韓国や中国の「反日教育」とはどんなものか?その実態に迫る

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反日感情

韓国が文在寅大統領になってから、日本に対する「敵対行動」が止まりません。これは、今までからあった「反日行動」の延長線を遥かに超えるものです。

あたかもかつて北朝鮮に対して向けて来たような「敵対発言」の連発で、逆に北朝鮮は「同志」のような扱いです。

なぜ、韓国の文在寅大統領は、これほどまでに日本を敵視するのでしょうか?

彼は、「太陽政策」という北朝鮮寄りの政策を取った廬武鉉政権の時、秘書室長を務めていました。その影響で政治姿勢は、「反日」「従北」「反米」という点で、廬武鉉元大統領(2009年に自殺)と瓜二つです。

彼は北朝鮮との平和条約締結により、ノーベル平和賞を狙っているのでしょうか?

彼は、自国の経済不振や若者の高い失業率を背景に増大する国民の不満を、「反日感情」に訴えることで、自らの失政を隠蔽し、自分の支持率を上げることを狙っているように見えます。

国民の不満のはけ口を外国に求めるというのは、狡猾な政治家がよく使う手です。

ただ朝鮮は、昔からいろいろと無礼で理不尽な難癖をつける国だったようです。

1.韓国の反日教育

「反日教育」とは、反日感情を植え付け、あるいは煽ることを目的として行われる思想教育のことです。

1954年10月14日の朝日新聞は、「韓国大統領による反日教育指示」を次のように伝えています。

『韓国で反日教育 李承晩大統領、全国に指示 【京城十三日発=ロイター】

韓国文教部スポークスマンは十三日「全国のすべての教育施設に対し、反共と反日道徳教育とを同程度で強調するようとの大統領の指示が発せられた」と次のように発表した。

李承晩大統領は共産主義者が民主主義政府および国民に比べていかに残忍であり、独裁的かつ野蛮であるかを教えるとともに、日本帝国主義の侵略性およびその韓国に対する悪意に満ちた態度を生徒に教えるよう命令した。またこの新指示は、韓国経済を独占しようとする日本の陰謀に対する対抗措置を準備するため、教師および大学教授に命じ、生徒を激励させようとするものである。』

1954年12月7日の日本経済新聞も、次のように伝えています。

『韓国で反共反日講義  【京城六日発AP=共同】

韓国文部省は六日、韓国の全小・中学校に対し、少なくとも一週間に一回は生徒に「反共反日観念」を教えるための特別講義を行うよう命令した。』

このような韓国政府による「反日教育」が公然と60年以上にわたって続けられているというのが実態です。

韓国では、領土問題その他で日本の肩を持つ「親日派」的発言をすると、「非国民」「売国奴」の烙印を押されてしまうそうです。

2.中国の反日教育

それでは、中国の反日教育はどんなものなのでしょうか?

元産経新聞のジャーナリストで麗澤大学特別教授の古森義久氏によれば、「中国歴史」の教師用指導書には次のように書かれているそうです。

  • 日本帝国主義を心より恨み、蒋介石の無抵抗を心より恨み、国土の喪失を悲しみ、憂国憂民の感情を心に持たなければならない。」
  • 「教室の雰囲気に気を配って、思想教育の実質的効果が上がるように心がけなければならない。」
  • 「『石井部隊が被害者の死体を焼却した焼人炉』と、『日本の侵略者が中国人を用いて行った細菌実験』の二枚の画像を組み合わせ、生徒の思いを刺激して、日本帝国主義の中国侵略の罪状に対して強い恨みを抱くように仕向けるべきである
  • 『南京大虐殺』については「残虐性と野蛮性を暴露せよ」「教師は日本軍の残虐行為の部分を生徒に真剣に読ませて、日本帝国主義への深い恨みと激しい怒りを生徒の胸に刻ませよう」「南京大虐殺の時間的経過と人数を生徒に覚えさせよ」

3.歴史教育について

上記の韓国・中国での「歴史教育」は、明らかに「事実を歪曲した偏向思想教育」です。それぞれの国が、自国の歴史を自分たちに都合の良いように取り繕うのは自由かも知れませんが、この両国の「歴史教育」は、私には「日本に対する国家によるヘイトスピーチ」以外の何物でもないような気がします。

そして、このような韓国や中国が「日本の歴史教科書」に文句を付けるのは、「内政干渉」も甚だしいものだと私は思います。

<2019/9/15追記>

8月13日のモーニングショーで、「反日種族主義」という反日姿勢を批判する本が韓国でベストセラー1位になっていることが紹介されました。この本の著者はソウル大学名誉教授の李栄薫氏ら6名です。

「韓国の全ての危機の根源は反日主義であって、隠された真実や、紛争の独島、慰安婦問題も今までとは違う視覚で韓国の国秀主義を正面から反論した内容」となっています。

文在寅政権の暴走する反日姿勢に、韓国国内でも危惧する動きが出て来たようです。

なお、この本について、先日法務大臣に就任したいわゆる「タマネギ男」の曺国氏は、「ヘドが出るような内容だ」と酷評しています。

この曺国氏の批判に対して、李栄薫氏は「言及する価値すらない卑劣な者たちの宣伝扇動に過ぎない」と反応しています。

4.中国の歴史認識

中国人は昔から「この世の中の最も優れた民族は中華民族であると信じている」と言われています。

汪錚(わんじょん)氏の書いた「中国の歴史認識はどう作られたのか」(東洋経済新報社・伊藤真訳)によれば、中国人の心理を理解するには彼らの誇りと愛国を支える三つの要素を知る必要があるとのことです。

(1)選民意識

これは古代に遡ります。古代中国人は自分たちは世界の中心の聖なる土地に暮らす選ばれた民だと信じていました。中国の哲学・習慣・文字などが近隣諸国に広まり、「一種の師弟関係」を近隣諸国との間に結んだことで、中国文明の普遍性や優位性を強く確信するに至り、選民意識が深く根付いていったということです。

(2)神話

選民である民族の物語は神話となって、中国の人々の心に深く定着したということです。

(3)トラウマ

ところがこれを打ち砕いたのが「アヘン戦争」以降の「恥辱の一世紀」です。

「恥辱の一世紀」は次の6度にわたる戦争からなっています。

①第一次アヘン戦争(1840~1842年)②第ニ次アヘン戦争(1856~1860年)③日清戦争(1894~1895年)④義和団事件(1900年)⑤満州事変(1931年)⑥日中戦争(1937~1945年)

上記の6度の戦争のうち、4度までも日本が関わっていることに注目する必要があります。日清戦争も義和団事件も日本が完勝し、中国は無残に敗れました。中国側は日中戦争には勝ちましたが、これは日本がアメリカに敗れた結果にすぎません。彼らはそのことでも誇りを傷つけられていると汪錚氏は述べています。

中華民国(台湾)の初代総統になった蒋介石(1887年~1975年)は、日記に「私は倭(日本人ども)を滅ぼし、国恥を雪(すす)ぐための方策を記す」と繰り返し書き付けていたそうです。

中国人のトラウマは、自分たちよりも劣るとみなしていた日本人との戦いに敗れたことから生まれたというのです。

中国社会の深部にこびりついている選民意識、中国の偉大さについての神話とそれを打ち砕かれたトラウマが複合して生まれた心理、コンプレックスを知ることなしには、現在の中国人の行動や、中国共産党政権の世界戦略を真に理解することはできないと汪錚氏は強調しています。


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