今年は年初来「新型コロナウイルス肺炎(COVID-19)」の世界的感染拡大(パンデミック)で、世界中がその対策に大わらわとなり、日本でも「都市封鎖(ロックダウン)」こそありませんでしたが、全国的に「非常事態宣言」が出され、「三密回避」「外出自粛(ステイホーム)」「営業自粛」など憂鬱な状況が長く続きました。
しかし、今や「非常事態宣言」や「東京アラート」も解除され、東京でもパチンコ店が営業再開しました。また「県またぎの移動」も6月19日には解禁されました。
ところが、不思議なことに「(公共)図書館」では「過剰自粛」とも言える対応がいまだに続いており、私たち団塊世代の老人の利用者は大変迷惑を蒙っています。
1.(公共)図書館の椅子撤去は「過剰自粛」
私立の図書館や他の市町村の公共図書館のことはよく知りませんが、私がよく利用している高槻市立図書館では、開架図書の並んでいる階の椅子は長椅子も含めて全て撤去されています。
疲れた時にちょっと休憩するために座ったり、借りるかどうか考えるために少し拾い読みしたい時も座って読むことができません。
「新聞閲覧室」も、椅子が全部撤去されており、立ったまま前かがみの不自然な姿勢でしか読むことができません。この姿勢は腰が痛くなります。
これは高齢者にとって過酷な対応であり、事実上「当分の間、図書館には来るな」と言っているようなものです。
「椅子撤去」を継続する理由と、「椅子撤去」を解除する条件は何なのか、高槻市は明確にしてほしいと思います。「マスク着用の励行」や「長時間の利用をしないこと」などの注意喚起をした上で、このような「過剰自粛」は即時解除すべきだと私は思います。
2.松坂屋高槻店の出入り口制限も「過剰自粛」
私のよく利用している松坂屋高槻店では、1階南側の出入り口は体温検知器を設置し、警備員が座っており、出入り自由です。
しかし、1階東側の出入り口は閉鎖されており、1階北側の方は「出口専用」とされていて、北側の駐輪場に自転車を停めてもわざわざ南側の出入り口まで歩いて行かないといけません。
これは少し歩くと足が痛くなる妻や、私のように膝痛を抱えている人間には過酷なものです。
これは高齢者や足の不自由な人にとって過酷な対応であり、事実上「当分の間、松坂屋高槻店には来るな」と言っているようなものです。
「出入口制限」を継続する理由と、「出入口制限」を解除する条件は何なのか、松坂屋高槻店は明確にしてほしいと思います。「マスク着用の励行」や「ソーシャルディスタンスを保つこと」などの注意喚起をした上で、このような「過剰自粛」は即時解除すべきだと私は思います。