ワクチンはファイザー・モデルナに限定し、アストラゼネカは購入キャンセルを!

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ファイザー・モデルナ・アストラゼネカ

日本でのコロナワクチンの接種については、「医療従事者」に続いて「65歳以上の高齢者」への接種もはじまりました。

接種の予約電話がほとんど話中でつながらなかったり、Web予約も取りにくかったり、あるいは高齢者が接種予約のために医院や市役所へ早朝から詰めかけたりと混乱もありましたが、ようやくスタートしたので高齢者としては一安心です。

1.ファイザー・モデルナ・アストラゼネカ3社のワクチン比較

コロナワクチン比較

日本政府は、ファイザーから1.94億回分(9700万人分)、モデルナから5000万回分(2500万人分)、アストラゼネカから1.2億回分(6000万人分)のワクチン供給契約を結んでいるようですが、効能や特徴はどうなっているのでしょうか?

(1)ファイザーとファイザー

FDA(アメリカ食品医薬品局)からの発表によれば、3万人以上が参加した第3相臨床試験においてモデルナのワクチンは94.1%の有効率が確認できたとのことです。

この「有効率」の測定は本物のワクチンと「プラセボ(偽薬)」が用いられ、接種後一定期間以内に新型コロナウイルスに感染したかどうかが調べられています。

その結果、プラセボを接種したグループでは感染者が続発した一方、本物のモデルナのワクチンを接種したグループではほとんど感染は見られなかったそうです。

また、同様にして行われたファイザーのワクチンの有効率も95%ほどであることがわかりました。

両社のワクチンは他の開発中のワクチンと比べても非常に似た作りをしており、結果も同じようなものになったと考えられます。

(2)アストラゼネカ

2020年11月に発表された臨床試験の結果では、アストラゼネカのワクチンは70%の有効性が認められ、FDAが定める50%の最低ラインを上回ったとされています。

ファイザーとファイザーのワクチンが、「抗原たんぱく質の塩基配列を作る情報を持った『mRNA』(メッセンジャーRNA)のワクチン」の「mRNA」であるのに対し、アストラゼネカのワクチンは、「ウイルスベクター」タイプです。これは、「無害化した風邪のウイルスを使って新型コロナの遺伝物質の一部を体内に運び、免疫を獲得させるタイプ」です。

mRNAとウイルスベクターワクチン

我々に身近なインフルエンザのワクチンの有効率は、日本成人に対して30~50%であることを考えると、3社の開発したワクチンはどれも高性能であると言えます。

2.アストラゼネカは有効率が低いため購入キャンセルすべき

コロナワクチンの比較ワクチン比較表

接種する医療機関にとっては、アストラゼネカのワクチンが「安価であること」や「冷蔵庫で6ヵ月間保存できる」というのは大きな魅力に違いありません。

なお、ファイザーは当初保存期間を「冷蔵庫で5日間」としていましたが、5月19日の報道によると「冷蔵庫で31日間保存可能」となったようです。

しかし接種を受ける我々が一番気になるのはやはり「有効率」です。3社のワクチンについては、いくつかの比較表がありますが、どれを見てもアストラゼネカのワクチンの有効率は62~90%で、94~95%のファイザー・モデルナに比べて見劣りします。

どのワクチンも有効率は100%ではないので感染リスクは残りますし、副反応のリスクもあります。

しかしヨーロッパでアストラゼネカのワクチン接種後に死亡したり「血栓」の副反応が出たとか、韓国でアストラゼネカのワクチン接種後に死亡が相次いだとの報道も気になるところです。

モデルナとアストラゼネカのワクチンは5月20日にも承認の判断が下される見通しですが、たとえアストラゼネカのワクチンが承認されたとしても、接種希望者はほとんどいないのではないかと私は思います。

ファイザーのワクチンでも、余って廃棄されたりする事例が起きていますが、アストラゼネカのワクチンについては、予約をキャンセルされたりして大量に廃棄されるリスクがあるのではないかと懸念されます。

したがって、ファイザーやモデルナのワクチンの追加購入契約をするとも、アストラゼネカのワクチンについては購入をキャンセルする方が無駄な出費を抑える意味で得策ではないかと思います。

ちなみに、アメリカはまだアストラゼネカのワクチンを承認していません。

その理由は、アストラゼネカがアメリカ食品医薬品局(FDA)への承認申請について、「緊急使用許可」ではなく、慎重でより時間のかかる「本格的な販売許可」を求める可能性があり、そのために大量のデータが必要となるためです。

ホワイトハウスは先月下旬、アストラゼネカのワクチン最大6000万回分を他国に提供する方針を示しています。



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