「勇将の下に弱卒無し」の好例。ナポレオン、ジャンヌ・ダルク、野村監督を紹介

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野村克也

「勇将の下に弱卒無し」ということわざをお聞きになったことがあるでしょうか?「強将の下に弱卒無し」とも言います。

これは「強い大将のもとでは、自然にその感化を受けて弱い兵卒はいない」という意味です。

歴史上の人物や我々に身近な現代の指導者についてご紹介したいと思います。

1.ナポレオン

ナポレオン・ボナパルト(1769年~1821年)は、革命期のフランスの軍人・政治家で、ナポレオン1世としてフランス第一帝政の皇帝にも即位しました。

彼はフランス革命後の混乱を収拾し、軍事独裁政権を樹立しました。「大陸軍」と名付けた巨大な軍隊を組織して「ナポレオン戦争」(1803年~1815年)を起こし、その勝利と婚姻政策により、オスマン帝国の領土を除くヨーロッパ大陸の大半を勢力下に置きます。

彼はフランス革命による政情不安を恐れた周辺の絶対王政国家が、フランスを脅かすのに対抗するためにナポレオン戦争を起こし、国民もそれを支持しました。

しかし、ロシア遠征の失敗で躓(つまず)き、イギリスを中心とするヨーロッパ諸国がフランス打倒を目的に結成した「対仏大同盟」との「ワーテルローの戦い」(1815年)に最終的に敗北し、流刑地のイギリス領セントヘレナ島で亡くなりました。

彼の功績は、「ナポレオン法典」の編纂、近隣諸国の旧体制打破と近代化、パリの街並み整備などです。

彼は「カリスマ性」があり、「戦争の達人」でもありました。

彼の名言に「一頭の狼に率いられた百頭の羊の群れは、一頭の羊に率いられた百頭の狼の群れに勝る」「リーダーとは希望を配る人のことだ」というのがあります。

2.ジャンヌ・ダルク

ジャンヌ・ダルク

ジャンヌ・ダルク(1412年~1432年)は、15世紀のフランスの国民的ヒロインで、「オルレアンの乙女」とも呼ばれています。

彼女は農夫の娘ですが、「神の啓示」を受けたとしてフランス軍に従軍し、イングランドとの「百年戦争」(1337年~1453年)の重要な戦いに参戦して勝利し、後のフランス王シャルル7世の戴冠に貢献します。

しかし、その後彼女はブルゴーニュ公国軍の捕虜となり、身代金と引き換えにイングランドに引き渡されて「異端審問」にかけられ、異端の判決を受けて火刑に処せられます。

彼女には軍事的な才能はないと思われますが、「神がかった信念」と「カリスマ性」を併せ持っていたので、奇跡的に戦いに勝利したようです。

彼女の名言に次のようなものがあります。これが「神の啓示」というものなのでしょう。

(1)私以外にこの国を救える者はありません

(2)勇敢に進みなさい。そうすれば全てはうまくゆくでしょう

(3)行動することです。そうすれば神も行動されます

3.野村克也氏

野村克也氏(1935年~2020年)は、元プロ野球選手・コーチ・監督で、晩年は評論家・野球解説者でした。

プロ野球の弱小球団である「ヤクルト」「阪神」「楽天」を強い球団に育て上げた手腕は見事なものでした。

彼の名言には次のようなものがあります。

(1)好かれなくても良いから、信頼はされなければならない。嫌われることを恐れている人に、真のリーダーシップは取れない

(2)1年目には種をまき、2年目には水をやり、3年目には花を咲かせましょう

(3)事前のシミュレーションが大切です。野村野球というのは、一言でいえば「準備野球」ですから



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