漢字で書いた洋花(外来の花)の名前(和名)(その6)(「ま行」~「わ行」)

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マーガレット

前に「日本に古くからある花の漢字名」をどう読むかをご紹介する記事を書きましたが、今回は最近種類も豊富になってきた洋花(外来の花)を日本名で漢字でどう書くか(和名)をご紹介したいと思います。

名前は知らなくても、見かけたことのある花も多いと思います。百花繚乱の画像とともにお楽しみください。

今回は「ま行~わ行」の花をご紹介します。

1.洋花(外来の花)のカタカナ名

(1)ま行

①マーガレット、②マトリカリア、③ミント、④モンステラ、⑤モントブレチア

(2)ら行

①ライラック、②ラークスパー、③ラナンキュラス、④ロベリア

(3)わ行

①ワイルドストロベリー

2.洋花(外来の花)の漢字名(和名)

(1)ま行

①マーガレット:木春菊(もくしゅんぎく)

マーガレットまーがれっと

「マーガレット」は、カナリア諸島原産のキク科の半耐寒性多年草です。

「マーガレット(Marguerite)」という名前は、ギリシャ語の「マルガリーテス(真珠)が語源で、白くて美しい花の様子に由来します。

②マトリカリア:夏白菊(なつしろぎく)

マトリカリアまとりかりあ

「マトリカリア」は、南東ヨーロッパ原産のキク科タナセタム属の多年草です。

「マトリカリア(Matricaria)」という名前は、この植物が以前分類されていた属名で、古くは婦人病の治療に使われたことから、ラテン語の「子宮」を意味する「matrix」や、「母」を意味する「mater」に由来します。

現在はタナセタム属に分類されていますが、その名残のまま「マトリカリア」と呼ばれています。

③ミント:薄荷(はっか)

ミントミントの花

「ミント」は、ユーラシア大陸原産のシソ科ハッカ属の植物です。

葉は爽快味および冷涼感を与えるメントールに富むため、ハーブとして料理・カクテルや菓子・薬用種などの材料となるほか、精油(エッセンシャルオイル)は香料として食品や歯磨き粉に添加されたり、アロマテラピーや消臭・虫除けに用いられます。

「ミント(Mint)」という名前は、ギリシャ神話に登場する妖精のメンテー(Menthe)に由来します。冥界の神プルトンが地上を訪れた時、メンテーに出会い愛してしまいましたが、怒った妃は彼女を草に変えてしまい、その草の名前になったということです。

④モンステラ:鳳莱蕉・蓬莱蕉(ほうらいしょう)

モンステラもんすてら

「モンステラ」は、熱帯アフリカ原産のサトイモ科のつる性多年草です。

大きな葉っぱと切れ込みが特徴で、観葉植物として大変人気があります。

「モンステラ()」という名前は、ラテン語で「怪奇・異常」を意味する「モンストラム」が語源です。英語の「モンスター(monster)」ですね。

⑤モントブレチア:姫檜扇水仙(ひめひおうぎすいせん)

モントブレチアもんとぶれちあ

「モントブレチア」は、熱帯アフリカ原産のアヤメ科クロコスミア属の球根植物です。

「モントブレチア(Montbretia)」という名前は、この植物を交配した植物学者コクベール・ド・モン トブレット(Montbret)の名前に由来します。旧属名がそのまま用いられています。

(2)ら行

①ライラック:紫丁香花(むらさきはしどい)

ライラックらいらっく

「ライラック」は、ヨーロッパ原産のモクセイ科ハシドイ属の落葉樹です。

「ライラック(Lilac)」という名前は、「青色」を意味するスペイン語の「lilac」、アラビア語・ペルシャ語の「lilak」が語源です。フランス語から「リラ」とも呼ばれます。

②ラークスパー:千鳥草(ちどりそう)/飛燕草(ひえんそう)

ラークスパーらーくすぱー

「ラークスパー」は、南欧と地中海沿岸原産のキンポウゲ科ヒエンソウ属の一年草です。

和名の「千鳥草」や「飛燕草」は、花姿が千鳥や燕の飛んでいるような姿からだと言われています。

「ラークスパー(Lark’s spur)」という名前は、花の後ろに鳥の「蹴爪(けづめ)」に似た突起があることに由来します。

③ラナンキュラス:花金鳳花(はなきんぽうげ)

ラナンキュラスらなんきゅらす

「ラナンキュラス」は、中近東からヨーロッパ南東部原産の球根植物です。

幾重にも重なった明るい花弁が魅力的です。

「ラナンキュラス(Ranunculus)」という名前は、ラテン語の「rana」という言葉です。この「rana」はカエルを意味する言葉の語源となっています。

ラナンキュラスは、湿った場所を好む植物のため、カエルにちなんだ「rana」が名前についたと言われています。また、ラナンキュラスの葉が、カエルの足跡のように見えることに由来するとも言われています。

④ロベリア:瑠璃溝隠(るりみぞかくし)

ろべりあロベリア

「ロベリア」は、南アフリカ原産の一年草です。

青紫色や白色・ピンク色の蝶々のような姿の花が、株いっぱいに咲き乱れる様子は見事です。

「ロベリア(Lobelia)」という名前は、ベルギーの植物学者でイギリスのジェームス1世の侍医のマティアス・ド・ローベルの名前にちなんだものです。

(3)わ行

①ワイルドストロベリー:蝦夷蛇苺(えぞへびいちご)

わいるどすとろべりーワイルドストロベリー

「ワイルドストロベリー」は、ヨーロッパやアジア原産のバラ科の常緑多年草です。

「ワイルドストロベリー(Wild strawberry)」という名前は、「野生」という意味の「ワイルド」と「藁」を意味する「ストロー」、そして「小さな果実」という意味の「ベリー」が語源です。

「ストロー」が付いている由来は諸説あり、藁のようにあちこちに散らすという意味の「scatte」を語源とした「strew」から来ているという説や、昔から「藁(straw)」を敷いて栽培していたということにちなみます。

和名の「蝦夷蛇苺」は、北海道南部に帰化して、山地などの林の縁などに自生していることから名付けられました。



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