西郷真央は新世紀世代の女子プロゴルファー。超可愛い画像も紹介します!

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西郷真央

<2023/11/12追記>西郷真央が「伊藤園レディース」で優勝し、ツアー6勝目!

伊藤園レディース最終日(2023年11月12日 千葉県・グレートアイランドC=6741ヤード、パー72)は、 首位で出た西郷真央が5バーディー、1ボギーの68で回り、通算16アンダーで、およそ1年6ヵ月ぶりとなるツアー6勝目を挙げました。

<2022/11/27追記>西郷真央は「リコーカップ」最下位(+35)の40位。残念!

最終18番はパー4。西郷はパーで、苦し過ぎる4日間を終えました。下り5メートルのパットを入れるナイスパー。しかし、笑みはありませんでした。

そして、取材には淡々と答えました。 「先週からティーショットが安定していなくて、刻んでもうまくいかなくなりました。初日に自分の思うような動きができず、3日間、何か切っ掛けを掴もうと、いろいろと試していました」  初日83、第2日83、第3日76、最終日81。前週まで平均ストローク70.4110(全体4位)で、ギャラリーやネット上では「西郷、何があったのか」「ここまで崩れるものなのか」などと、心配の声があふれました。

本人の言葉通り、原因はドライバーの不調でした。 「(日本)女子オープン(9月29日~10月2日)の頃から、フック球に悩んでいて、全部フェードにしようとしたのですが、そこから悩み過ぎました

同大会以降、ドライバーでミスショットが出ると3番ウッドなどで第1打を放っていました。TOTOジャパンクラシックからは、ドライバーを契約メーカー外のものに変更。フィーリングが良くなり、翌週の伊藤園レディスではフェアウェーキープ率76.19%をマーク。順位も7位で4試合ぶりのトップ10入りとなりました。しかし、翌週の大王製紙エリエールレディスでは同53.57%で予選落ち。今週は、ドライバーの代わりに持った3番ウッドなどのショットも荒れました。

持ち球は、左から右に少し曲がるフェードですが、左に打ち出した球がさらに左へ。それを嫌がって右にすっぽ抜ける球も多くありました。 「原因は分かっているんです。ただ、何をしたらたどり着くか分からない状態です。振り切ったら右OBに行く感じですし、今はティーショットに恐怖があります」  予選落ちがない大会ゆえにスコアは積み上がり、この日も2番パー4では、ドライバーショットがフェアウェー右端から50ヤード離れた右の林へ。得意としていたアイアンも左右にぶれました。

今季の序盤は出場10試合5勝で、「敵なし」の状態でした。十分な飛距離、ピンを狙うショットと小技の巧みさに加え、師匠の尾崎将司に「ゴルフ脳がすごい」と言わしめるコースマネジメント力を発揮していました。

しかし、8月に欧州遠征を終えてからは、優勝争いに加わる試合が減っていました。  不幸中の幸いなのは、次週からオフに入ること。本人も「これからオフに入れて良かったです。しばらくはクラブを握らずにリセットして、また、ジャンボ(尾崎将司)邸で練習をします」  開幕戦までの約3か月で、尾崎にも指導を受けながら立て直して復活を期すそうです。

素人ゴルファーである私も、「ドライバー恐怖症」というのはよくわかります。メンタル面が大きく影響するのがゴルフです。素人の場合は「OB」でプレイング4にした方がスコアが良くなる場合もありますが、プロの場合は、「プレイング4」も「OKパット」もありません。

彼女は秋口からのドライバー不調が原因でゴルフ全体のリズムを崩してしまったようですが、ぜひ立て直して来季はまた頑張ってほしいものです。

「新世紀世代(第三世代)」の西郷真央は今年実質プロ2年目ですが、今年だけで5勝(通算5勝)を挙げる大活躍で、「賞金ランキング」4位、「メルセデスランキング」2位となりました。

なお、11月24日に開幕する今季最終戦の「JLPGAツアー選手権リコーカップ」の第一日の組み合わせは、西郷真央が、「メルセデスランキング」1位の山下美夢有と同組の最終組でスタートします。

2019年8月4日、「黄金世代」と呼ばれる若手女子ゴルファーの一人の渋野日向子(当時20)が、「全英女子オープンゴルフ」に優勝しました。

これをきっかけに、日本の女子プロゴルフ界に宮里藍以来のフォローの風が再び吹き始めたようです。それまでは韓国勢に圧倒されっぱなしで、毎週のように韓国人選手に優勝をさらわれていましたが、2020年~21年からは明らかに日本人の女子プロゴルファーの活躍が目覚ましいものになってきました。

現在女子プロゴルフ界では、小祝さくら渋野日向子原英莉花・勝みなみ・新垣比菜淺井咲希河本結大里桃子などの「黄金世代(1998年4月2日~1999年4月1日生まれ)」や古江彩佳澁澤莉絵留西村優菜安田祐香吉田優利などの「プラチナ世代(ミレニアム世代)(2000年4月2日~2001年4月1日生まれ)」と呼ばれる20代前半の選手が大活躍するようになって来ました。

さらにその下の世代の山下美夢有・笹生優花・西郷真央などの有望選手は「第三世代」あるいは「新世紀世代」と呼ばれ始めています。

これについては「女子プロゴルフが再び面白い!黄金世代・プラチナ世代・新世紀世代が大活躍」「女子ゴルフ賞金ランキング争いは熾烈!シード権争いはメルセデスランキング。」という記事に詳しく書いていますので、ぜひご覧ください。

そこで今回は、「新世紀世代(第三世代)」の人気選手である西郷真央についてご紹介したいと思います。

1.西郷真央の超可愛い画像

西郷真央

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西郷真央西郷真央

西郷真央

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2.西郷真央とは

西郷真央(さいごう まお)(2001年10月8日 ~ )は、千葉県船橋市出身。麗澤中学校・高等学校卒で日本ウェルネススポーツ大学在学中。血液型AB型。身長158.5cm、体重57kg。家族は両親と姉。所属は島津製作所。ツアー通算6勝。

師匠は原英莉花や笹生優花と同じ「ジャンボ尾崎」こと尾崎将司です。

尾崎将司

ちなみに尾崎将司は日本レギュラーツアー最多の94勝を誇り、通算優勝回数は113回で世界プロツアー最多記録のレジェンドです。

趣味は「お笑い鑑賞」で、好きな色はピンクです。

5歳の頃に、ゴルフ好きの父の練習についていったことがきっかけとなり、父が使用していたミズノのクラブを手にしてボールを打ち始めました。

(1)アマチュア時代

船橋市立三山小学校低学年の頃、地元の北谷津ゴルフガーデンで練習を積んでいた時、2歳年上の 稲見萌寧もそこへ練習に来ていました。

4年生の11月から「ミズノゴルフアカデミー」(2011年11月~2016年3月)にて針谷努に師事し本格的にゴルフ指導を受け始めます。

小学5年生時に初のホールインワンを出しました。その頃からプロを目指すようになり、「ゴルフの上手い人は誰だって話になった時、私の名前が出てくるくらい強いプレーヤーになりたい」と思うようになります。

2013年、6年時に「彩の国ジュニアゴルフ大会」で優勝し、卒業直後に出場した「第33回全国小学校ゴルフ選手権 横尾要カップ」(2014年4月)で優勝を果たしています。

2014年、中学進学では強豪校の麗澤中学校を選択し入学します。後にプロテストで同時合格する吉田優利は1学年上。

同年の「関東中学校ゴルフ選手権個人戦で優勝。さらに「全国中学校ゴルフ選手権大会団体戦では3年連続で優勝を飾っています。

2015年、8月「大東建託・いい部屋ネットレディス」に推薦でレギュラーツアー初出場しましたが予選落ちしました。

9月、「エビアンチャンピオンシップジュニアカップ(12歳〜14歳の部)」 20位 。

2016年、中学3年時5月「千葉県ジュニア選手権 中学女子の部優勝。7月の「世界ジュニアゴルフ選手権女子 13歳・14歳の部」では4位タイで入賞しています。

2017年、麗澤高等学校進学後、高校1年の時、8月、「報知ジュニアゴルフ大会高校 女子の部優勝

10月、「JNJG インターナショナルジュニアゴルフクラシック選手権」4位

2018年、高校1年1月に、父が大のファンで日本プロゴルフ史に燦然と輝くレジェンドの尾崎将司が主催したジュニアレッスン会に参加、その後3月に尾崎が設立した『ジャンボ尾崎ゴルフアカデミー』に第1期生として入門することとなりました。

同1期生の佐久間朱莉は1つ年下。師匠のジャンボ尾崎からは「西郷(せご)どん」と呼ばれています。

高校2年時の「関東高等学校ゴルフ選手権 女子団体」で優勝を果たしています。

2019年、高校3年時5月に「千葉県ジュニアゴルフ高校 女子の部」で優勝

直後の「ニチレイレディス」のマンデー予選会では69で周りTOP通過で本戦出場しましたが、予選落ちに終わりました。

6月に出場した「日本女子アマチュアゴルフ選手権競技」(エリエールゴルフクラブ松山)では、ノーシードながら後にプロ入りする大会シード選手の古江彩佳、西村優菜、安田祐香らミレニアム世代、同学年の笹生優花ら有力選手に引けを取らぬゴルフで最終日最終組で首位和久井麻由から2打差の2位でスタートし、4アンダー68で回りトータル16アンダー2位和久井麻由、後藤未有に2打差を付けて逆転優勝を飾りました。

2018年大会は吉田優利が優勝しており、史上初の同一校連覇となりました。

師匠のジャンボ尾崎は、「よ〜お頑張ったな、おめでとう。日本のタイトル取ったんだから、もうアマチュアの時代は終わったな、これからはもうプロだからプロテスト受かってくれよ。レベルの高いもう1つ上のステージで頑張って行ってくれ。」と語っています。

この優勝でプロテストの1次、2次テストが免除され最終テストから受験することになりました。

8月「日本ジュニアゴルフ選手権競技 女子15歳~17歳の部」で日本アマに続き2冠を期待されましたが4位に終わり、優勝は梶谷翼でした。

同月「ニトリレディスゴルフトーナメント」でツアー出場6戦目で初めて予選を通過し30位タイ。

10月、「日本女子オープン」に出場し35位タイでした。

11月、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)最終プロテストに挑戦し、4日目の最終ホールのパットをねじ込み、カットラインぎりぎりの1オーバー・18位タイでテスト1発合格、最年少(高校3年生)プロテスト合格者となりました。

新世紀世代の中心的存在であり、笹生優花、山下美夢有とは同学年同時合格です。

12月、MIZUNO SPORTSと用具契約を結んでいます。トーナメント出場権を掛けてのQTで10位となり、翌シーズン前半戦出場資格を得ました。

2019年12月9日の入会式を経て、2020年1月1日付で正式に日本女子プロゴルフ協会に入会(登録)し、名実共にプロゴルファーとなりました(92期)。

(2)プロ入り後

新型コロナウィルスの影響により2020年と2021年は統合シーズンとなりました。

2020年3月に麗澤高等学校を卒業し、翌月に日本ウェルネススポーツ大学に入学しました。

①2021~22年シーズン

開幕前、大東建託と所属契約また島津製作所とスポンサー契約を結びました。 プロ1年目シーズンとなった開幕戦「アース・モンダミンカップ」でいきなり最終日最終組で優勝争いをし5位タイに入りました。

その後QTリランキングでも1回目6位、2回目5位とシーズンを通して出場する権利を取得し、賞金ランキング4位、メルセデスランキング5位で翌シーズンのシード権を獲得しました。

連続アンダーパー試合数を歴代最多の23試合(翌年30試合まで)と伸ばすなど新人らしからぬ成果をあげましたが、2位7回と優勝にあと一歩届かずという状況でした。

年末に行われた「日立3ツアーズ選手権」ではMVP を獲得し、JLPGAの優勝に貢献しました。JLPGA AWARDS 2020-21では敢闘賞と特別賞の2冠を受賞しました。

②2022年シーズン

実質プロ2年目として迎えた2022年シーズンでは、開幕戦前に所属先が大東建託から島津製作所に変更されました。そしてその開幕戦の「ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント」では最終日に5打差をひっくり返す逆転劇を演じて待望のツアー初優勝を飾りました。

師匠のジャンボ尾崎は「西郷(せご)どん、優勝おめでとう。なんといってもゴルフに対する考え方や取り組み方が優等生で、プロのなかでもゴルフ頭脳はトップではないかと思う時がある。今回の優勝で2位にはない副賞がもらえる喜びを知っただろう。早めの2勝目を期待する。」とコメントしました。

開幕戦から2試合を経て3月下旬の「アクサレディスゴルフトーナメント」では途中雨天中止を挟んでの2日間競技となった最終日に首位と2打差でスタートし、他の選手が思うようにスコアを伸ばせない中で安定したゴルフで逆転勝し、ツアー2勝目を挙げジャンボ尾崎の期待に応えました。

その翌週の「ヤマハレディースオープン葛城」では初日に首位に立ち、2日目と3日目もスコアを伸ばして2位に5打差をつけてスタートした最終日は大雨に苦しみ、3打差で迎えた最終18番でドライビングディスタンス(計測ホール)の飛距離を伸ばすために力いっぱいクラブを振り、ティショットをOBとするなど出入りの激しいゴルフとなり大きくスコアを落とすもリードを守り切り、2週連続優勝を初日から4日間首位の完全優勝で飾りツアー3勝目を挙げました。

4月の2試合は寝違えによる首痛のために欠場しましたが、戦線復帰した「パナソニックオープンレディースゴルフトーナメント」では最終日のフロントナイン終了時点では首位と4打差あった状況から15番ホール(PAR4)で第2打を直接カップインするスーパーイーグルショットなどで逆転してツアー4勝目を挙げました。

しかし「ワールドレディスチャンピオンシップ」と「ほけんの窓口レディース」は、首痛の影響でショットがばらつき、2試合連続予選落ちしました。

師匠ジャンボ尾崎の下で立て直しを図った翌週「ブリヂストンレディスオープン」では最終日に2位山下美夢有らと1打差の首位でスタートしましたが、途中首位タイに5人が並ぶ混戦となり、迎えた16番ホール(PAR5)を第2打グリーン左のバンカーならOkのマネジメントで打ち、そのバンカーからからの第3打を直接カップインする超スーパーチップインイーグルを決め、最終的には2位に2打差を付け単独首位となりそのまま逃げ切ってツアー通算5勝目を挙げました。

6月「全米女子オープン」 44位タイ。「 KPMG全米女子プロゴルフ選手権 」30位タイで米本土2戦を終えました。

7月「アムンディ・エビアン選手権」で 3位タイとなり海外メジャー初のトップ5入りしました。

8月「AIG全英女子オープン」は 海外メジャー4戦目で初めて予選落ちで欧州2戦を終えました。