<2022/11/27追記>堀琴音は「リコーカップ」首位と8打差の10位タイ
堀琴音も、今や26歳の若手中堅選手になりました。今年3月には、「Tポイント×ENEOSゴルフトーナメント」でツアー2勝目を挙げました。
今季はトップ10回数が9回で「賞金ランキング」14位、「メルセデスランキング」9位で、11月24日~27日に宮崎カントリークラブで行われる今季最終戦「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」に出場します。
この「リコーカップ」は、今季の優勝者ら40人しか出場できない大会です。
2020年の新型コロナウイルスの流行をきっかけに、ゴルフは「密にならずに楽しめるスポーツ」ということで人気になりました。ゴルフ練習場やゴルフ場で若い人たちの姿を見かける機会が明らかに増えました。その勢いは2022年もとどまることを知らず、むしろ加速しているように感じます。
かつては「オジサンのスポーツ」と言われ、若い世代には敬遠されていましたが、今はむしろ「オシャレなスポーツ」として若者たちや女性からも支持されています。最近の日本人の若手女子プロゴルファーの活躍もその一因ではないかと私は思います。
2019年8月4日、「黄金世代」と呼ばれる若手女子ゴルファーの一人の渋野日向子(当時20)が、「全英女子オープンゴルフ」に優勝しました。
これをきっかけに、日本の女子プロゴルフ界に宮里藍以来のフォローの風が再び吹き始めたようです。それまでは韓国勢に圧倒されっぱなしで、毎週のように韓国人選手に優勝をさらわれていましたが、2020年~21年からは明らかに日本人の女子プロゴルファーの活躍が目覚ましいものになってきました。
現在女子プロゴルフ界では、小祝さくら・渋野日向子・原英莉花・勝みなみ・新垣比菜・淺井咲希・河本結・大里桃子などの「黄金世代(1998年4月2日~1999年4月1日生まれ)」や古江彩佳・澁澤莉絵留・西村優菜・安田祐香・吉田優利などの「プラチナ世代(ミレニアム世代)(2000年4月2日~2001年4月1日生まれ)」と呼ばれる20代前半の選手が大活躍するようになって来ました。
さらにその下の世代の山下美夢有・笹生優花・西郷真央などの有望選手は「第三世代」あるいは「新世紀世代」と呼ばれ始めています。
これについては「女子プロゴルフが再び面白い!黄金世代・プラチナ世代・新世紀世代が大活躍」「女子ゴルフ賞金ランキング争いは熾烈!シード権争いはメルセデスランキング。」という記事に詳しく書いていますので、ぜひご覧ください。
「黄金世代」「プラチナ世代」「第三世代」が大活躍の最近の女子プロゴルフ界ですが、堀琴音のような実力のある若手中堅選手も健在です。
そこで今回は、人気のある堀琴音についてご紹介したいと思います。
1.堀琴音の超可愛い画像
2.堀琴音とは
堀 琴音(ほり ことね)(1996年3月3日~ )は、徳島県出身。身長165cm、体重56kg。血液型A型。滝川第二高等学校卒。現在の所属はダイセル(2020年より)。実姉は女子プロゴルファーの堀奈津佳。
スポーツ歴は水泳・体操。趣味は「音楽鑑賞」、好きな色はピンクです。
ゴルフは父の勧めで徳島市千松小学校1年生の時(7歳の時)に始めました。
(1)アマチュア時代
徳島市立城西中学校3年生の時に2010年度(第30回)「四国ジュニアゴルフ選手権【12歳~14歳の部】」で優勝。
2011年に兵庫県の滝川第二高等学校へ進学。同年の「第37回関西ジュニアゴルフ選手権【15歳~17歳の部】」で優勝し、また同年秋の「第66回国民体育大会ゴルフ競技女子個人の部」では藤田光里、柏原明日架、比嘉真美子ら後にプロ入りする選手を抑えて優勝を飾っています。
2012年に日本ゴルフ協会(JGA)ナショナルチーム入り。2013年の「ネイバーズトロフィーチーム選手権」では柏原明日架、森田遥らとチームを組んで団体戦優勝を果たしました。
2014年、7月の日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)ステップ・アップ・ツアーの「ABCレディース」にアマチュア選手として出場し、6アンダーで優勝しました。その後に8月のJLPGAプロテストに挑み、3位で合格しました。
(2)プロ入り後
そしてプロ転向後に出場したステップ・アップ・ツアーの「京都レディースオープン」で優勝し、プロ初勝利を挙げました。
2015年、本格的にプロツアー参戦を果たすと同時に、東芝と3年間の専属契約を結びました。賞金ランキング33位で初のシード権獲得。10代でのシード権獲得は史上6人目。
2016年、「日本女子オープンゴルフ選手権」で2位に入るなど、獲得賞金を大幅に上げ賞金ランキング11位、2年連続シード権獲得。
2017年、賞金ランキング21位で、3年連続シード権獲得。5週連続トップ5入りを記録するなど、「勝てそうで勝てない期待の若手」という、あまりうれしくない肩書きがつきました。
2018年に賞金シードから落ちてから低迷期が続きました。
しかし2020~21年シーズンから徐々に成績が上向くようになり、2021年7月の「ニッポンハムレディスクラシック」では最終日に若林舞衣子とのつばぜり合いを演じ、プレーオフ3ホール目で若林を振り切り悲願のJLPGAツアー初優勝を8年目にして達成しました。
姉・奈津佳(ツアー2勝)と共に姉妹でのツアー優勝であり、これは福嶋晃子・浩子に次ぐ史上2組目の快挙となりました。
2022年シーズンは4シーズンぶりに賞金シードに復帰して迎え、開幕第3戦の「Tポイント×ENEOSゴルフトーナメント」では首位で最終日最終組でスタート、後続の西村優菜と葭葉ルミらの追撃を受けてスコアを思うように伸ばせないながらも16番ロングホールでバーディーを奪って抜け出し、そのまま逃げ切り勝ちでツアー2勝目を挙げました。