<2023/10/1追記>菊地絵理香が猛追及ばず「日本女子オープンゴルフ」惜しくも2位!
日本女子オープンゴルフ選手権が1日、福井県の芦原GCで最終ラウンドが行われ、24歳の原英莉花が通算15アンダーの273で逃げ切って3年ぶり2度目の大会制覇を果たしました。
菊地絵理香は12アンダーまで伸ばす猛追を見せましたが、惜しくも2位に終わりました。
<2023/8/27追記>菊地絵理香が「ニトリレディース」で優勝。おめでとう!
最終ラウンドが悪天候で中止となったため、第3ラウンド終了時点で首位タイだった菊池絵理香・岩井明愛・申ジエの3人によるプレーオフとなりました。
その結果、菊池絵理香が17番ショートホールでのプレーオフを制し、ツアー通算6勝目を挙げました。
<2022/11/27追記>菊地絵理香は「リコーカップ」首位と2打差で、惜しくも3位
菊地絵理香も、今や34歳の有力中堅選手になりました。今年7月には、「大東建託・いい部屋ネットレディス」でツアー5勝目を挙げました。
今季はトップ10回数が6回で「賞金ランキング」17位、「メルセデスランキング」15位で、11月24日~27日に宮崎カントリークラブで行われる今季最終戦「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」に出場します。
この「リコーカップ」は、今季の優勝者ら40人しか出場できない大会です。
2020年の新型コロナウイルスの流行をきっかけに、ゴルフは「密にならずに楽しめるスポーツ」ということで人気になりました。ゴルフ練習場やゴルフ場で若い人たちの姿を見かける機会が明らかに増えました。その勢いは2022年もとどまることを知らず、むしろ加速しているように感じます。
かつては「オジサンのスポーツ」と言われ、若い世代には敬遠されていましたが、今はむしろ「オシャレなスポーツ」として若者たちや女性からも支持されています。最近の日本人の若手女子プロゴルファーの活躍もその一因ではないかと私は思います。
2019年8月4日、「黄金世代」と呼ばれる若手女子ゴルファーの一人の渋野日向子(当時20)が、「全英女子オープンゴルフ」に優勝しました。
これをきっかけに、日本の女子プロゴルフ界に宮里藍以来のフォローの風が再び吹き始めたようです。それまでは韓国勢に圧倒されっぱなしで、毎週のように韓国人選手に優勝をさらわれていましたが、2020年~21年からは明らかに日本人の女子プロゴルファーの活躍が目覚ましいものになってきました。
現在女子プロゴルフ界では、小祝さくら・渋野日向子・原英莉花・勝みなみ・新垣比菜・淺井咲希・河本結・大里桃子などの「黄金世代(1998年4月2日~1999年4月1日生まれ)」や古江彩佳・澁澤莉絵留・西村優菜・安田祐香・吉田優利などの「プラチナ世代(ミレニアム世代)(2000年4月2日~2001年4月1日生まれ)」と呼ばれる20代前半の選手が大活躍するようになって来ました。
さらにその下の世代の山下美夢有・笹生優花・西郷真央などの有望選手は「第三世代」あるいは「新世紀世代」と呼ばれ始めています。
これについては「女子プロゴルフが再び面白い!黄金世代・プラチナ世代・新世紀世代が大活躍」「女子ゴルフ賞金ランキング争いは熾烈!シード権争いはメルセデスランキング。」という記事に詳しく書いていますので、ぜひご覧ください。
「黄金世代」「プラチナ世代」「第三世代」が大活躍の最近の女子プロゴルフ界ですが、菊地絵理香のような実力のある中堅選手も健在です。
そこで今回は、人気のある菊地絵理香についてご紹介したいと思います。
1.菊地絵理香の超可愛い画像
2.菊地絵理香とは
菊地絵理香(きくち えりか)(1988年7月12日~ )は北海道苫小牧市出身。身長156cm、体重52kg。血液型B型。東北高等学校卒。所属はミネベアミツミ。3歳上の実姉菊地明砂美もプロゴルファー。2019年12月に、15歳年上のプロキャディー新岡隆三郎さんと結婚しました。
趣味は「音楽鑑賞・読書」、好きな色は黄緑・白・黒です。
6歳の時に、ティーチングプロである父の影響でゴルフを始めました。
(1)アマチュア時代
中学生時代の2003年6月「日本女子アマチュアゴルフ選手権競技」でセミファイナリストになりました。同年7月に地元北海道で開催された日本女子プロゴルフ協会(LPGA)ツアー「東洋水産レディス北海道」で同ツアーにアマチュアとして初出場しました。
中学卒業後は北海道を離れ、ゴルフの名門東北高等学校に進学。1学年上には有村智恵、原江里菜が、1学年下には木戸愛が、2学年下には大江香織がいました。
高校時代の主な成績として、1年生だった2004年と3年生だった2006年の「東北ジュニアゴルフ選手権(女子15歳~17歳の部)」優勝、2006年「全国高等学校ゴルフ選手権(女子個人の部)」優勝があります。
高校卒業後の2007年に、LPGAプロテストを受験するも不合格、同年LPGAサードクォリファイングトーナメントに進出しました。
2008年、サードQT進出者の資格でプロ転向。「ヨコハマタイヤゴルフトーナメント PRGRレディスカップ」がプロとしてのLPGAツアー初出場となりました。
同年LPGA最終プロテストに進出し10位タイで2度目の挑戦で合格、LPGA80期生となりました。
(2)プロ入り後
2012年に年間獲得賞金ランキング(賞金ランク)43位で自身初のシード入りを果たしました。
2014年からオンワードホールディングス所属となります。
2015年4月「KKT杯バンテリンレディスオープン」で初日から首位を譲らない形でLPGAツアー初優勝を飾り、同年賞金ランク8位。同年報知プロスポーツ大賞・フレッシュ賞を受賞。
2016年4月「スタジオアリス女子オープン」で大会トーナメントレコードをマーク、LPGAツアー2勝目を挙げました。
2017年3月「Tポイントレディスゴルフトーナメント」でLPGAツアー3勝目。前年から続いていた外国人選手の連勝を8で止めました。
2018年は賞金ランクで自己最高位の7位に入りました。
2019年は賞金ランク25位で、この年まで8年連続賞金シード入りしています。この年の暮れにプロキャディの新岡隆三郎と結婚しました。
2021年6月の「アース・モンダミンカップ」では初日から3日間首位を走り、最終日も崩れることなく安定したゴルフで20アンダーのスコアを出し、猛追した西郷真央を振り切って4年ぶりの優勝となるJLPGAツアー4勝目を挙げました。
2022年7月3日、資生堂レディースで2位タイの成績を挙げ、史上23人目となる生涯獲得賞金6億円突破を果たしました。
その資生堂レディースから2戦後、地元北海道で開催された「大東建託・いい部屋ネットレディス」では同じ北海道出身の後輩である小祝さくら、2021年リコーカップ優勝の三ヶ島かなとの三つ巴の優勝争いになりました。
最終日には13番ホール終了時点で三ヶ島に並ばれましたが14番ホールで6m弱のバーディーパットを入れて再びリードを奪い、そのままツアー通算5勝目となる優勝。プロツアー400戦目にして初の地元凱旋優勝になりました。