国内女子ツアーの今季第4戦「アクサレディス」最終日、主催者推薦で出場の山内日菜子が2つのチップインバーディなどでスコアを伸ばし、逆転で涙のツアー初優勝を飾りました。
脇元華は、山内日菜子と同じ宮崎県出身で1歳年下です。
山内日菜子が優勝した「アクサレディス」は17位タイでした。山内日菜子の涙の初優勝には大いに刺激を受けたのではないでしょうか?
今週の「ヤマハ・レディース葛城」は、第2日目を終えて首位と6打差の18位タイです。ぜひ上位(できれば「初優勝」)を狙ってほしいものです。
脇元華は、台湾女子ツアーでの優勝が1回ありますが、まだ日本のレギュラーツアーでの優勝経験はありません。しかし、今年は初優勝が期待できるのではないかと私は思います。
<同じ宮崎県出身の柏原明日架(左)・山内日菜子(真ん中)との記念写真>
2020年の新型コロナウイルスの流行をきっかけに、ゴルフは「密にならずに楽しめるスポーツ」ということで人気になりました。ゴルフ練習場やゴルフ場で若い人たちの姿を見かける機会が明らかに増えました。その勢いは2022年もとどまることを知らず、むしろ加速しているように感じました。
かつては「オジサンのスポーツ」と言われ、若い世代には敬遠されていましたが、今はむしろ「オシャレなスポーツ」として若者たちや女性からも支持されています。最近の日本人の若手女子プロゴルファーの活躍もその一因ではないかと私は思います。
2019年8月4日、「黄金世代」と呼ばれる若手女子ゴルファーの一人の渋野日向子(当時20)が、「全英女子オープンゴルフ」に優勝しました。
これをきっかけに、日本の女子プロゴルフ界に宮里藍以来のフォローの風が再び吹き始めたようです。それまでは韓国勢に圧倒されっぱなしで、毎週のように韓国人選手に優勝をさらわれていましたが、2020年~21年からは明らかに日本人の女子プロゴルファーの活躍が目覚ましいものになってきました。
現在女子プロゴルフ界では、小祝さくら・渋野日向子・原英莉花・勝みなみ・新垣比菜・淺井咲希・河本結・大里桃子などの「黄金世代(1998年4月2日~1999年4月1日生まれ)」や古江彩佳・澁澤莉絵留・西村優菜・安田祐香・吉田優利などの「プラチナ世代(ミレニアム世代)(2000年4月2日~2001年4月1日生まれ)」と呼ばれる20代前半の選手が大活躍するようになって来ました。
さらにその下の世代の山下美夢有・笹生優花・西郷真央などの有望選手は「第三世代」あるいは「新世紀世代」と呼ばれ始めています。
これについては「女子プロゴルフが再び面白い!黄金世代・プラチナ世代・新世紀世代が大活躍」「女子ゴルフ賞金ランキング争いは熾烈!シード権争いはメルセデスランキング。」という記事に詳しく書いていますので、ぜひご覧ください。
しかし、黄金世代より上の世代も負けていません。今年は次々に「初優勝」のヒロインが生まれるような予感がします。
そこで今回は、25歳でまだ優勝経験がない長身の美人プロゴルファー・脇元華についてご紹介したいと思います。
1.脇元華の超可愛い画像
2.脇元華とは
脇元華(わきもと はな)(1997年10月4日~ )は、宮崎県出身。宮崎日本大学高等学校卒。身長174cm、体重64kg。血液型AB型。所属はGMOインターネットグループ。師匠は父親です。
趣味は「映画鑑賞」と「カラオケ」で、好きな色は白色と黒色です。
(1)アマチュア時代
父親の勧めにより8歳からゴルフを始めました。
宮崎日本大学高等学校時代の2013年「大王製紙エリエールレディスオープン」においてアマチュアとして日本女子プロゴルフ協会(LPGA)ツアーに初出場し41位タイとなりました。
高校卒業後の2016年にUMKテレビ宮崎所属としてLPGA最終プロテストに進出、3日目までイーブンパー16位タイで合格が狙える位置にいましたが、食中毒による体調不良により、79を叩き49位タイで不合格。
同年ファーストクォリファイングトーナメント(QT)A地区に出場しましたが20位タイでセカンド以降に進めませんでした。
2017年のLPGA最終プロテストに進みましたが、27位タイで2打及ばず不合格。同年のQTはエントリーミスで不出場。翌シーズンの日本ツアーの出場権がない為台湾女子ツアーのQTに参加、トップ通過してフル出場権を得ました。
2018年5月、台北ゴルフクラブで行われた台湾女子ツアーの「サンポレディスオープン」で優勝しています。
(2)プロ入り後
2018年LPGA最終プロテストに進出し8位タイとなり3度目の挑戦で合格、LPGA90期生となりました。 オフにはジャンボ尾崎将司 邸で野沢真央らと練習を積んでいます。
2019年から所属フリーとなります。同年はQTランキング23位でLPGAツアー前半戦に参戦、その後「第1回リランキング」12位、「第2回リランキング」9位と年間を通して出場資格を与えられ、最終的に賞金ランク47位となり自身初のシード入りを果たしました。
2020年7月7日、GMOインターネットグループとの所属契約を結んだことを発表しました。