ギリシャ神話は面白い(その28)アプロディーテーは愛と美と性の女神

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アプロディーテー・彫刻

<紀元前4世紀のギリシアの原物を紀元2世紀にローマが複製したアプロディーテー像>

『ギリシャ神話』はもともと口承文学でしたが、紀元前8世紀に詩人のヘーシオドスが文字にして記録しました。古代ギリシャの哲学、思想、宗教、世界観など多方面に影響を与え、ギリシャでは小学校で教えられる基礎教養として親しまれています。

絵画ではしばしばモチーフとして扱われ、多くの画家が名作を残しています。文学作品や映画などにも引用され、ゲーム作品でも題材になっていることがあります。たとえば、ディズニー映画の『ヘラクレス』はギリシャ神話をモデルにしたお話です。

『ギリシャ神話』(およびその影響を受けた『ローマ神話』)は、現在まで欧米人にとって「自分たちの文化の土台となったかけがえのない財産」と考えられて、大切にされ愛好され続けてきました。

欧米の文化や欧米人の物の考え方を理解するためには、欧米の文化の血肉となって今も生き続けている『ギリシャ神話』の知識が不可欠です。

日本神話」は、天皇の権力天皇制を正当化するための「王権神授説」のような神話なので、比較的単純ですが、『ギリシャ神話』は、多くの神々やそれらの神の子である英雄たちが登場し、しかもそれらの神々の系譜や相互関係も複雑でわかりにくいものです。

前に「ギリシャ神話・ローマ神話が西洋文明に及ぼした大きな影響」という記事や、「オリュンポス12神」およびその他の「ギリシャ神話の女神」「ギリシャ神話の男神」を紹介する記事を書きましたので、今回はシリーズで『ギリシャ神話』の内容について、絵画や彫刻作品とともに具体的にご紹介したいと思います。

原始の神々の系譜

オリュンポス12神

ギリシャ神話・地図

第28回は「アプロディーテーは愛と美と性の女神」です。

1.アプロディーテーとは

アプロディーテーは、美と愛と性を象徴する女神であり、「オリュンポス十二神」の一柱です

アプロディーテーは、(特に日本では)何と言ってもギリシャ神話の神々の中で人気ナンバーワンの女神です。

聖獣はイルカで、聖鳥は白鳥、鳩、雀、燕。聖樹は薔薇、芥子、花梨、銀梅花。真珠、帆立貝、林檎もその象徴とされます。また、牡山羊や鵞鳥に乗った姿でも描かれます。

息を呑むほどの美貌と賛美を手中とし、誰もがとりこになったとの逸話が描かれています。神話によると、アプロディーテーは「三美神の審判」(パリスの審判)において美しさを競った結果、最高の美神に選ばれるほどでした。

元来は、東方(古代オリエントや小アジア)の豊穣の植物神・植物を司る精霊・地母神であったと考えられています。アプロディーテーは、生殖と豊穣、すなわち「春の女神」でもあったのです。また「戦いの女神」としての側面も持っています。

ホメーロスの『イーリアス』では「黄金のアプロディーテー」や「笑いを喜ぶアプロディーテー」など特有の形容語句を持っています。

プラトンの『饗宴』では純粋な愛情を象徴する天上の「アプロディーテー・ウーラニアー」凡俗な肉欲を象徴する大衆の「アプロディーテー・パンデーモス」という二種類の神が存在すると考えられています。

アプロディーテーは、男の神々を夢中にさせるような性的魅力に溢れた女神です。自分のみならず他者に激しい愛と欲望の炎を抱かせるため、彼女に恋をしなかった男はいませんでした。

性格は気が強く誇り高い上に、自身の美貌が脅かされようものなら嫉妬心に燃えるタイプ

「恋多き女神」として、他の女神たちとの間に火花を散らすことが多かったとされています。

2.アプロディーテーにまつわる神話

(1)ヘパイストス

ヘパイストス像

<ヘパイストス像>

『ゼウスの雷を鍛えるヘーパイストス』 (ピーテル・パウル・ルーベンス作

<ゼウスの雷を鍛えるヘーパイストス ピーテル・パウル・ルーベンス画>

鍛造場にあるヴィーナスとウルカヌス ル・ナン兄弟画

<鍛造場にあるヴィーナスとウルカヌス(ヘパイストス) ル・ナン兄弟画>

アプロディーテーのは、美男美女揃いの神々の中では異彩を放つ存在、技術と鍛冶の神ヘパイストスです。ヘパイストスは足が不自由な上に、その容貌は大変醜いとされてきました。

アプロディーテーとは「美女と野獣のような不釣り合いな組み合わせ」で、その結婚は当然上手くいきません。

ヘパイストスは、炎、炉、鍛冶、職人の神で、秘かにアプロディーテに恋をしていました。ヘパイストスは、主神ゼウスとヘーラーの息子です。また、アプロディーテーと反対に、あまり喜ばれない存在でもありました。アプロディーテとアレースの神話によると、ヘパイストスが誕生した時、母親はあまりの醜さに彼をオリュンポスから追放したと言います。

ヘパイストスは身体が不自由で、背中は曲がっていました。恵まれた容姿ではありません。母親からのひどい拒絶を受け、彼は復讐を試みます。自分の工場で魔法の椅子を作り、ヘーラーに座らせたのです。気づかぬうちに、彼女はそこから動けなくなります。

ヘーラーはヘパイストスに、自分を解放するよう頼みます。彼ーはある条件を出しました。それは、アプロディーテーを妻とするよう神に頼むことでした。そして、ゼウスはその願いを叶えます。アプロディーテーはこの状況を喜びません。ヘパイストスが自分のよーうに美しくないため、アプロディーテーは彼を憎むようになるのです。

ヘパイストスは、アプロディーテーの愛を求め必死でした。自分の工場で彼女のために、美しい宝石を作りました。しかし、彼女は炎の神にまったく興味を示しません。それどころか、彼女は機会があれば彼を裏切り、他の神や人間と親しい仲になりました。

一方で、アレースは戦争、暴力、剛健の神で、弱者を保護する存在です。彼もまたヘーラーとゼウスの息子でした。しかしヘパイストスと違い容姿端麗です。そして彼もまた女神や女性に弱い所がありました。しかしアレースは苦労することなく、女神や女性を自分のものにすることができたのです。

(2)アレース

アレース

アプロディーテーは夫を疎ましく思い、アレースという戦争の神を愛人としています。アレースは男性美に恵まれた軍神でありながら、人間たちに殺し合いをさせることが好きな野蛮で残忍な性格の持ち主です。

妻の不貞を知った夫ヘパイストスは、ベッドに精妙なワナを仕掛け、妻と間男を懲らしめるというエピソードも存在しています。

アプロディーテーとアレースの神話によると、この戦争の神は美の女神と出会い、恋に落ちます。アプロディーテーには他の女性と同じ扱いをせず、彼女に自分の魅力を分かってもらおうとしました。アレースは愛を求め、プレゼントを渡し、アプロディーテーを褒めます。2人は多くの時間を共にし、アプロディーーは彼の思いに応じるようになりました。

アプロディーーの夫であるヘパイストスは、毎晩工場にいました。アプロディーテーとアレースはそれをうまく利用し、夜明けまで共に過ごします。アレースは見張りのためにエレクトリオンと言う名の若い男をいつも連れていきました。

太陽ヘリオスが地平線を越えて昇る時に、知らせてもらうために彼をおいたのでした。ヘリオスは全てを見ることができる存在です。ですので、2人の恋を秘密にするためにこれは本当に大切なことだったのです

ギリシャでは、神や女神は好きなようにどのような恋愛関係をもつことも可能でした。しかし、一人の愛人を愛し、それを続けることだけが許されていませんでした。つまり、アプロディーテーとアレースの不倫は許されないものだったのです。

『ヘーパイストス、アレースとアプロディーテー』 (マールテン・ファン・ヘームスケルク作

<ヘーパイストス、アレースとアプロディーテー マールテン・ファン・ヘームスケルク画>

ウルカヌスに情事を発見されたヴィーナスとマールス アレクサンドレ・シャルル・ギルモ画

<ウルカヌス(ヘパイストス)に情事を発見されたヴィーナスとマールス アレクサンドレ・シャルル・ギルモ画>

すべてがうまくいっていました。ところがある日、エレクトロンは日課に疲れ、見張りの間に眠ってしまいました。当然ヘリオスが昇ったことをアプロディーテーとアレースに知らせることができません。そしてヘリオスは、アプロディーテーとヘパイストスが寝るべきシーツの上にいる2人を見つけました。彼は憤り、炎の神を探し、すべてを伝えます。

アプロディーテーとアレースの神話によると、ヘパイストスがこれほど傷ついたことはありません。そして、いつものように復讐に出ます。彼は金の糸を使った豪華な網を作ります。それは非常に薄く、目に見えませんが、とてもしっかりした網でした。そしてベッドの上にその金の網を設置すると、自分は旅に出るとアプロディーテーに伝えます。

ヘパイストスの予定を常に把握していたアレースは、すぐにアプロディーテーに会いに行きます。彼らが愛し合っている時、この金の網が彼らを捕えました。ヘパイストスはすぐに現れ、神々を招集します。神々はこの状況を笑い、そして笑いは永遠に止まらないかのように思われました。

この後、2人は解放され、それぞれ別々の道を行かなければなりませんでした。アレースは罰としてエレクトロンを雄鶏に変えられ、毎朝日が昇る時を知らせるようにされました。恋愛の神エロスは、2人の愛の元に誕生した神です。アレースとアプロディーテーは会わないように言われていましたが、2人は規則を破り、この後7人の子をもうけました。

(3)アドーニス

ピーテル・パウル・ルーベンスの17世紀上半期の絵画『ヴィーナスとアドーニス』

<ヴィーナスとアドーニス ピーテル・パウル・ルーベンス画>

ティツィアーノ・ヴェチェッリオの1554年の絵画『ヴィーナスとアドニス』

<ヴィーナスとアドニス ティツィアーノ・ヴェチェッリオ画>

アンニーバレ・カラッチ『ヴィーナスとアドーニス』

<ヴィーナスとアドーニス アンニーバレ・カラッチ画>

またアプロディーテーに愛された人間の少年が、美男子であるアドーニスです。神話では、アドーニスを巡って冥王の女王ペルセポネーと対立し、アドーニスはアプロディーテーの恋人アレースに殺されてしまう結果となっています。

アドーニス(Adonis)は、フェニキア王キニュラースとその王女ミュラーの生んだ子であるとされます

キニュラースの家系は代々、アプロディーテーを信仰していました。しかし、王女ミュラーはとても美しく、一族の誰かが「ミュラーは女神アプロディーテーよりも美しい」と言ってしまいました。これを聞いたアプロディーテーは激怒し、ミュラーが実の父であるキニュラースに恋するように仕向けました。父親を愛してしまい、思い悩んだミュラーは、自分の乳母に気持ちを打ち明けました。

彼女を哀れんだ乳母は、祭りの夜に二人を引き合わせました。顔を隠した女性が、まさか自分の娘だとは知らないキニュラースは、彼女と一夜を共にしました。しかし、その後、明かりの下で彼女の顔を見たキニュラースは、それが自分の娘のミュラーだと知ってしまいました。怒った彼はミュラーを殺そうとしましたが、彼女はアラビアまで逃げ延びました。

彼女を哀れに思った神々は、ミュラーをミルラ(没薬)の木に変えました。やがて、その木に猪がぶつかり、木は裂け、その中からアドーニスが生まれたと言われます。

そのアドーニスにアプロディーテーが恋をしました。やがてアプロディーテーは赤ん坊のアドーニスを箱の中に入れると、冥府の王ハーデースの妻で、冥府の女王のペルセポネーの所に預けました。彼女はペルセポネーに、けっして箱の中を見るなと注意しておきました。しかし、ペルセポネーは好奇心に負け、箱を開けてしまいました。

すると、その中には美しい男の赤ん坊のアドーニスが入れられていて、彼を見たペルセポネーもアドーニスに恋してしまいました。こうしてアドーニスはしばらくペルセポネーが養育することになりました。

アドーニスが少年に成長し、アプロディーテーが迎えにやって来ました。しかし、ペルセポネーはアドーニスを渡したくなくなっていました。2人の女神は争いになり、ついに天界の裁判所に審判(ゼウスあるいはカリオペー)を委ねることにしました。

その結果、1年の3分の1はアドーニスはアプロディーテーと過ごし、3分の1はペルセポネーと過ごし、残りの3分の1はアドーニス自身の自由にさせるということとなりました。

しかし、アドーニスは自分の自由になる期間も、アプロディーテーと共に過ごすことを望みました。ペルセポネーは、アドーニスのこの態度に、大いに不満でした。

アドーニスは狩りが好きで、毎日狩りに熱中していました。アプロディーテーは狩りは危険だから止めるようにといつも言っていましたが、アドーニスはこれを聞き入れませんでした。

アドーニスが自分よりもアプロディーテーを選んだことが気に入らなかったペルセポネーは、アプロディーテーの恋人である軍神アレースに、「あなたの恋人は、あなたを差し置いて、たかが人間に夢中になっている」と告げ口をしました。これに腹を立てたアレースは、アドーニスが狩りをしている最中、猪に化けて彼を殺してしまいました。

アプロディーテーはアドーニスの死を、大変に悲しみ自らの血をアドーニスの倒れた大地に注ぎました(アドーニス本人の血とする説も)。やがてその血から、アネモネの花が咲いたということです。

アプロディーテーはアドーニスの死後、彼を祀ることを誓いましたが、この「アドーニス祭」は、アテーナイ、キュプロス、そして特にシリアで執り行われました。

この説話は、地母神と死んで蘇る穀物霊としての少年というオリエント起源の宗教の特色を色濃く残したものです。

(4)アイネイアース

負傷して手当てを受けるアイネイアース(アエネアース)、傍らには泣くアスカニオス(ユールス)と彼らを見守るアプロディーテー(ウェヌス)

<負傷して手当てを受けるアイネイアース(アエネアース)、傍らには泣くアスカニオス(ユールス)と彼らを見守るアプロディーテー(ウェヌス)>

炎上するトロイアから脱出するアイネイアース フェデリコ・バロッチ画

<炎上するトロイアから脱出するアイネイアース フェデリコ・バロッチ画>

ゼウスはたびたびアプロディーテーによって人間の女を愛したので、この女神にも人間へ愛情を抱くよう画策し、アンキーセースをその相手に選びました。女神はアンキーセースを見るとたちまち恋に落ち、彼と臥所を共にしました。

こうして生まれたのがアイネイアースであり、彼はトロイア戦争の後ローマに逃れ、その子イーロス(ラテン語名:ユールス)が、ユリウス家の祖とされたため、非常によく崇拝されました

アイネイアースは、トロイア王家の人物アンキーセースと女神アプロディーテー(ウェヌス)の息子です。トロイアの王プリアモスの娘クレウーサを妻とし、息子アスカニオス(アスカニウス、別名ユールス、イウールス)をもうけました。

アイネイアースはトロイア戦争におけるトロイア側の武将で、トロイア滅亡後、イタリア半島に逃れて後のローマ建国の祖となったといわれます。

古代ローマでは敬虔な人物として知られていました。彼を主人公とした作品に詩人ウェルギリウスの叙事詩『アエネーイス』があります。

3.アプロディーテーの名前の由来と誕生秘話

(1)名前の由来

アプロディーテーは、ギリシャ語で「泡から生まれた者」が語源です。これには彼女の出生が大きく関わっており、大海原の白い泡が沸き立つ場所でアフロディーテが誕生したことに起因しています。

アプロディーテーは泡の中から裸のままで生まれ、ホタテ貝の貝殻に乗って、地中海の東端のキプロス島に上陸したとされています。

(2)誕生秘話

アプロディーテーの誕生エピソードは、豪胆で奇想天外そのものです。発端は、天空神ウラノスとその妻にあたる大地の女神ガイア、そして2人の息子であるティタン神族の王クロノスを巡る討ち取り劇にありました

ガイアはウラノスと結婚してティタン神族である男女6人ずつの子を産みますが、その後に異形の怪物たちも3人誕生させています。が、ウラノスはこの息子たちを憎悪して地下に閉じ込めたために、ガイアは憤慨しました。

そこでガイアは末息子のクロノスに父へ仕返しをするように命じ、クロノスはウラノスの男性器を切り取って海に投げ捨てます。不死である神体の一部としての男性器は朽ち果てることがなく、やがて白い泡を吹き出しながら愛らしい女の子を誕生させました。

それがのちに、絶世の美神となるアプロディーテーの出生です。アプロディーテーが裸身のまま島に上陸すると、足が触れた地面から次々に草や花々が芽吹いたとされています。

4.アプロディーテーとヴィーナスの関係

ギリシャ神話は、ギリシャ文化を盛んに取り入れていたローマにおいて神話の発展に寄与してきた歴史があります。

そのため、ローマ独自の古来の神々はギリシャ神話の神々と同一視されていきました。アプロディーテーはウェヌス、英名にあたるヴィーナスに対応し、ギリシャ神話の物語もローマに引き継がれていった経緯があります

5.アプロディーテーと星座

ギリシャ神話と最も深い関係にある学問の1つが「天文学」です。星座の大元である「トレミーの48星座」はギリシャ神話のエピソードと紐付いており、ローマ神話を経由して命名が行われました。

アプロディーテーとその息子エロスの神話は「うお座」の由来となっており、川のほとりで怪物テュポンに捕らえられそうになったところを、魚に姿を変えて逃げたことが天上に伝えられています

また惑星の名称としても、金星がアプロディーテー(ヴィーナス)、木星はゼウス、土星はクロノスなどと強く結び付いています。

6.アプロディーテーを題材とした絵画・彫刻

(1)オリュンポスの十二神

オリュンポス十二神天井画

<オリュンポス十二神を描いたフレスコ(天井画)>

オリュンポス山の山頂に君臨する12柱の神々が描かれた天井画です。神としての役割と秩序を負った12神が、それぞれのモチーフであるアイテムを持って集結している様子が見て取れます。オリュンポス十二神天井画解説

(2)プリマベーラ(春)

春 サンドロ・ボッティチェッリ 画

<プリマベーラ(春) サンドロ・ボッティチェッリ 画>

サンドロ・ボッティチエリの絵画「プリマベーラ」では、中央の一段高い座にアプロディーテーが描写されています。プリマベーラはイタリア語で春を意味しており、花々による鮮やかな息吹や祝福、愛情などが1枚に集約されているのが特徴

愛欲の女神アプロディーテーはすべての存在を受け入れ、恋の季節を盛り立てているようにイメージされます。

(3)ヴィーナスの誕生

ボッティチェリ・ヴィーナスの誕生

<ヴィーナスの誕生 サンドロ・ボッティチェリ画>

ギリシャ神話の宗教絵画を代表する名画が、ボッティチェリによる「ヴィーナスの誕生」です。アプロディーテーが海面から出現し貝殻の上に立っているところを、西風ゼピュロスによって海岸に吹き寄せられています。恥じらうヴィーナスにマントをかけているのは季節の女神ホーラで、女神の誕生が美しく強調された作品といえます。

ヴィーナスの誕生 エドゥアルト・シュタインブリュック

<ヴィーナスの誕生 エドゥアルト・シュタインブリュック画>

ジャン=レオン・ジェローム『ヴィーナスの誕生』

<ヴィーナスの誕生 ジャン=レオン・ジェローム画>

海から上がるヴィーナス アルノルト・ベックリン画

<海から上がるヴィーナス アルノルト・ベックリン画>

海から上がるヴィーナス アルノルト・ベックリン画

<海から上がるヴィーナス アルノルト・ベックリン画>

海から上がるヴィーナス ギュスターヴ・モロー画

<海から上がるヴィーナス ギュスターヴ・モロー画>

(4)アプロディーテー(ヴィーナス)の彫刻

ミロのヴィーナスミロのヴィーナス・三方向

<ミロのヴィーナス アンティオキアのアレクサンドロス作>

クニドスのアプロディーテー

<クニドスのアプロディーテー>

アルルのヴィーナス

<アルルのヴィーナス>

ヴィーナス像 ジョセフ・ノルキンズ作

<ヴィーナス像 ジョセフ・ノルキンズ作>

(5)その他

ヴィーナスとクピードー ロレンツォ・ロット画

<ヴィーナスとクピードー ロレンツォ・ロット画>

ヴィーナスとクピードー ポンペオ・バトーニ画

<ヴィーナスとクピードー ポンペオ・バトーニ画>

真珠を戴くアプロディーテー ハーバート・ジェームズ・ドレイパー画

<真珠を戴くアプロディーテー ハーバート・ジェームズ・ドレイパー画>

ヴィーナスと三美神に武器を取り上げられるマールス ジャック=ルイ・ダヴィッド画

<ヴィーナスと三美神に武器を取り上げられるマールス ジャック=ルイ・ダヴィッド画>

眠れるヴィーナス ジョルジョーネ画

<眠れるヴィーナス ジョルジョーネ画>

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