<2024/6/9追記>内田こととは「宮里藍サントリー・レディース」で、惜しくも3位タイ。
「宮里藍サントリー・レディース」最終日(6月9日・兵庫県六甲国際GC=6526ヤード、パー72)、1打差2位から出た大里桃子が6バーディー、1ボギーの67で回って通算12アンダーの276に伸ばし、逆転優勝しました。
25歳で2021年5月「ほけんの窓口レディース」以来となる、1120日ぶりのツアー通算3勝目。賞金2700万円を獲得しました。
67をマークした山下美夢有が2打差2位に入り、吉本ひかると前日首位の内田ことこがさらに1打差の3位でした。
「宮里藍サントリー・レディース」第3日(6月8日・兵庫県六甲国際GC=6526ヤード、パー72)、ツアー未勝利の21歳、内田ことこが5バーディー、2ボギーの69で回り、通算8アンダー、208で6位から首位に浮上しました。
レギュラーツアーでは過去3度の4位が最高ですが、同世代の活躍に刺激を受け初優勝を狙います。
1打差の2位に、ともに71で回った大里桃子と高橋彩華がつけました。さらに1打差の4位に岩井明愛、神谷そら、吉本ひかるの3人が続きました。
若い女子ゴルファーには世代ごとに、1998年生まれの「黄金世代」、1999年生まれの「はざま世代」、2000年生まれの「プラチナ世代(ミレニアム世代)」、2001年生まれの「新世紀世代(第三世代)」、などの呼び名があることはよく知られていますが、さらに若い世代がどんどん活躍するようになって、次々に新しい新世代の名前が誕生しています。
2002年生まれの岩井明愛・千怜が双子でツアー参戦し、史上初の双子での優勝を飾ったことで2002年度生まれは「ツインズ世代」と呼ばれています。他に桑木志帆・宮澤美咲・小林光希などがいます。
2022年に優勝した川﨑春花や尾関彩美悠や2023年4月に初優勝した神谷そら、櫻井心那などの2003年度生まれは「ダイヤモンド世代」と呼ばれています。
また、まだ確定した名前ではありませんが、アマチュアで大活躍の馬場咲希の名前にちなんで、2005年度生まれには「馬場世代」という候補もあるそうです。
2020年の新型コロナウイルスの流行をきっかけに、ゴルフは「密にならずに楽しめるスポーツ」ということで人気になりました。ゴルフ練習場やゴルフ場で若い人たちの姿を見かける機会が明らかに増えました。その勢いは2022年もとどまることを知らず、むしろ加速しているように感じました。
かつては「オジサンのスポーツ」と言われ、若い世代には敬遠されていましたが、今はむしろ「オシャレなスポーツ」として若者たちや女性からも支持されています。最近の日本人の若手女子プロゴルファーの活躍もその一因ではないかと私は思います。
2019年8月4日、「黄金世代」と呼ばれる若手女子ゴルファーの一人の渋野日向子(当時20)が、「全英女子オープンゴルフ」に優勝しました。
これをきっかけに、日本の女子プロゴルフ界に宮里藍以来のフォローの風が再び吹き始めたようです。それまでは韓国勢に圧倒されっぱなしで、毎週のように韓国人選手に優勝をさらわれていましたが、2020年~21年からは明らかに日本人の女子プロゴルファーの活躍が目覚ましいものになってきました。
現在女子プロゴルフ界では、小祝さくら・渋野日向子・原英莉花・勝みなみ・新垣比菜・淺井咲希・河本結・大里桃子などの「黄金世代(1998年4月2日~1999年4月1日生まれ)」や古江彩佳・澁澤莉絵留・西村優菜・安田祐香・吉田優利などの「プラチナ世代(ミレニアム世代)(2000年4月2日~2001年4月1日生まれ)」と呼ばれる20代前半の選手が大活躍するようになって来ました。
さらにその下の世代の山下美夢有・笹生優花・西郷真央などの有望選手は「第三世代」あるいは「新世紀世代」(2001年4月2日~2002年4月1日生まれ)と呼ばれ始めています。
これについては「女子プロゴルフが再び面白い!黄金世代・プラチナ世代・新世紀世代が大活躍」「女子ゴルフ賞金ランキング争いは熾烈!シード権争いはメルセデスランキング。」という記事に詳しく書いていますので、ぜひご覧ください。
しかし、黄金世代より上の世代や「はざま世代」も負けていません。今年は次々に「初優勝」のヒロインが生まれるような予感がします。
そこで今回は、岩井明愛・千怜や桑木志帆・宮澤美咲らと同じ「ツインズ世代」(2002年4月2日~2003年4月1日生まれ)で、今年レギュラーツアー初優勝が期待される内田ことこについてご紹介したいと思います。
1.内田ことこの超可愛い画像
2.内田ことことは
内田ことこ(うちだ ことこ)(本名:内田琴子)(2002年10月4日~ )は、北海道南幌町出身。北海学園札幌高等学校卒。身長159cm、体重 55kg。血液型B型。所属は加賀電子。
ドライバーの平均飛距離は251ヤード。 ベストスコアは65。ホールインワン2回。
趣味は「買い物」。好きな色は「黒」「白」「紺」。
(1)アマチュア時代
6歳でゴルフを始め、2019年の全国高校ゴルフ選手権北海道大会で優勝すると、同年の日本女子アマで10位に入りました。
2021年、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)最終プロテストに一発合格しました。
(2)プロ入り後
2021年は、「JLPGA新人戦加賀電子カップ」で2位に入ったほか、ステップアップツアー2試合に出場し、21位タイと34位タイになりましたが、4試合出場したレギュラーツアーは、いずれも予選落ちでした。
2022年は、レギュラーツアー33試合に出場しましたが、「Tポイント×ENEOS」の4位が最高でした。
2023年は、レギュラーツアー36試合に出場しましたが、「CAT Ladies」と「ニトリレディス」の4位タイが最高でした。
2024年は、14試合終わった時点で「ブリヂストンレディス」の23位タイが最高です。