皆さんは「クラウドワークス」という仕事外注サイト(クラウドソーシングサイト)をご存知でしょうか?
実は私は、図書館で、たまたま「クラウドワークス」の創業者吉田浩一郎氏が会社を立ち上げた経緯を書いた本を見つけて、この会社とサイトの存在を知りました。
彼は定年退職した父親の姿を見て、「退職したシニア層にも仕事をする機会を提供すれば、もっと輝けるのではないか?」と考えて、この会社を立ち上げたと述べていました。
その頃、私は完全リタイアした後の過ごし方について、いろいろ考えたり、本を読んだりしていたのです。
1.クラウドワークスとは
「クラウドワークス」は、企業(中小企業が中心)と個人がオンライン上で直接つながり、仕事の受発注ができる日本最大級のクラウドソーシングサービスです。
仕事のマッチングから、契約、支払いまで全てオンラインで完結する成果報酬型のマッチングサービスです。
2011年11月からサービスを開始し、現在クラウドワークスに登録しているワーカー数は約140万人、クライアント(発注者)は中小企業を中心に約19万社とのことです。
2.クラウドワークスは本当に稼げるのか
一番気になるのは、本当に稼げるのかという点ですが、どうなっているのでしょうか?両方の意見をご紹介しますので、参考にしてください。
(1)稼げたという意見
・簡単な記事作成や、データ入力、アンケート回答などをすきま時間で、数多くこなせば、単価は数十円から500円までだが、それなりに稼げる
・記事制作などは、単価の高い案件もあるので、良い案件であれば1時間程度の作業で1500円くらい稼げる
・データ入力をメインに受注しているが、一度評価を得てスカウトを受け始めると稼ぎやすくなる
(2)稼げなかったという意見
・ライティング(文章作成)の仕事で、クライアント(発注者)からの「修正指示」が多く、結局時給換算すると300円程度にしかならなかった
・特別なスキルや専門知識を持っていないと、単価の高い仕事が見つからない
・仕事を受注して完成しても、クラウドワークスに高い手数料(最大20%)を取られる
・「未経験者募集」という案件は稼げない
3.クラウドワークスのメリット・デメリット
(1)メリット
①時間と場所にとらわれず働けること
・定年退職後のシニアが活躍できる機会を得られる
・育児中の女性や介護をしている人でも、都合の良い時間に自宅で働ける
・収入を増やしたい学生やサラリーマンの副業としても利用できる
②個人でも安心して働けること
・仕事の実績が「見える化」されるので個人でも信用を得られる
・未経験の若者が経験を積みスキルを磨く機会を得られる
③ワーカーの会員登録と企業の発注手数料が無料であること
④個人の力が企業にイノベーションを生み出すこと
・個人からのアイデアや提案がダイレクトに採用され、商品化される
・個人の培った才能や趣味がそのまま社会で生かされる
⑤発注する企業にとっては「早い・安い・質が高い」労働力が得られること
(2)デメリット
①受注者にとって単価が安いこと
②受注者にとって自分がやりたい仕事があまりないこと
4.クラウドワークスの具体的な仕事内容
(1)誰でもできる(素人向き)仕事
これは「タスク」と呼ばれているものですが、次のようなものがあります。
・美容に関するアンケートに答える
・ホームページを見てデータを書き写す
・コピペするだけ
・テーマに沿った日記風の記事作成
・Twitterから情報収集
・レビューを書く
・誤字脱字を探す
(2)スキルのあるプロ向きの仕事
・ホームページ制作
・iPhoneやandroidのアプリ開発
・ネットショップ運営代行
・チラシやパンフレットのデザイン作成
・LINEスタンプ作成
・翻訳