<2024/5/28追記>加藤 鮎子内閣府特命担当大臣は最低レベルの大臣ですね
今までも無能な大臣はたくさんいましたが、加藤 鮎子内閣府特命担当大臣(こども政策 少子化対策 若者活躍 男女共同参画、孤独・孤立対策)は、史上まれに見る最低レベルの大臣ですね。
彼女は加藤紘一(元内閣官房長官)の娘で、慶應義塾大学法学部・コロンビア大学国際公共政策大学院卒ですが、大臣としての勉強不足は目を覆いたくなるほどです。
最近、「勉強不足・能力不足」で、答弁に立ち往生する大臣が何人かおられます(あるいは、おられました)が、皆さんは気になりません(でした)か?
1.桜田義孝氏
桜田義孝氏は昭和24年生まれで今年69歳の「団塊世代」です。自民党の衆議院議員で、2018年10月の第四次安倍改造内閣で、初めて「大臣」ポストに就きました。「東京オリンピック・パラリンピック競技会大会担当」「サイバーセキュリティ戦略担当」の国務大臣です。
しかし、就任早々、勉強不足・能力不足を露呈するちぐはぐ・頓珍漢な答弁で、我々を不安にさせました。
趣旨に合わない答弁資料を棒読みしたり、事務方の官僚にしばしば相談して、審議が中断するなどです。
「自分がなぜオリンピック担当に任命されたのかわかりません」というのは、自ら「東京オリンピック担当」には不適格ですと言っているのも同然です。
「普段からパソコンは使用しない」「USBは穴に入れるらしいが細かいことはわからない」というのは、自ら「サイバーセキュリティ戦略担当」には不適格ですと言っているのも同然です。
これでは、「副大臣」も務まらない能力で、「伴食(ばんしょく)大臣」と思わざるを得ません。円滑な国会運営のためにも、早急な交代が望まれます。
野党は、例によって首相の「任命責任」を追及するかも知れませんが、このような人では2020年のオリンピック関連の職務を全うできるとは、素人目にも思えません。
「誤って改むるに憚(はばか)ること勿(なか)れ」「誤って改めざる是(これ)を過ちという」です。安倍首相は、「自分が人物の見込み違い、見損ないをしていた」ことを率直に謝れば済む話です。
第二次安倍改造内閣で「文部科学副大臣」となり、「東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会理事」を歴任したので、「適任」と判断し任命されたのでしょうが・・・
次に述べる元法務大臣の金田勝年氏より劣っているように思います。
<2019/1/30追記>
1月29日に行われた「オリンピック・パラリンピックの国の予算に関する記者会見」で、またまた馬脚を現しました。「全くやる気がないとしか言いようがない」醜態でした。
これは、単なる「言い間違い」とか「その数字は失念していた」とかのレベルではなく、独力では質問に全く答えられない体たらくでした。情けない限りです。
事務方から記者会見場で「レクチャー」を受け、それを「他人事」のように受け売りするだけの「メッセンジャーボーイ」でした。「担当大臣として状況や数字が全く頭に入っておらず、事務方におんぶにだっこの会見」です。
どうしてこんな人が大臣の椅子にとどまっていられるのか不思議で仕方がありません。
<2019/4/11追記>
4月10日に都内で行われた自民党議員高橋比奈子氏のパーティーの席上で、「復興以上に大事なのが議員」と発言した問題で、ようやく大臣を辞任(事実上の更迭)しました。しかし、議員辞職はしていません。
2.金田勝年氏
金田勝年氏も昭和24年生まれで今年69歳の「団塊世代」です。自民党の衆議院議員で、2016年8月の第三次安倍第二次改造内閣で、法務大臣に就任しました。
学歴・経歴を見ると、昭和48年一橋大学経済学部卒で、同年大蔵省に入省(主計局)、昭和53年東京国税局山梨税務署長、平成5年主計官を歴任するなど輝かしいものです。
これだけ見ると、カミソリのように頭の切れる人を想像しますが、大臣となるや勉強不足・能力不足を露呈しました。
共謀罪についてのしどろもどろ答弁で失笑を買いました。
以前の民主党政権の首相や大臣のひどさも目に余るものがありましたが、この二人の大臣は、それと同じくらいお粗末な感じがします。
我々と同じ「団塊世代」なので、本当は「頑張ってほしい」と言いたいところなのですが、安倍内閣の「着実な政務遂行」と、「正々とした円滑な国会運営」、「国益」を考えると、不安がいっぱいです。
部外者がとやかく言うことではありませんが、速やかに「大臣交代」するのが得策だと私は考えます。
大臣になったのは、「ゴール」ではなくて、「スタート地点」に立った訳ですから、「やれやれ、やっと大臣になれた。これからは偉そうに出来るぞ」などと不遜な考えを持たずに、初心に戻って、所管業務を寝る間も惜しんで猛勉強してほしいものです。
3.上の二人と対極にあった田中角栄
彼ら二人と対極にあると思われるのが、田中角栄元首相です。
以前聞いた田中角栄元首相のエピソードをここでご紹介したいと思います。
彼は、「ロッキード事件」の汚職や「金脈問題」などの汚点を残しましたが、一方で「日本列島改造論」で現代の日本の設計図を作成したり、「コンピュータ付きブルドーザー」との異名を取った精力的な行動と演説で大衆を魅了するなど優れた政治家であったことは、認める必要があると私は思います。
「日本列島改造計画」とは、「工業再配置と交通・情報通信の全国的ネットワークの形成をテコにして、人とカネとものの流れを巨大都市から地方に逆流させる「地方分散」を推進する計画」のことです。
彼は、学歴こそ高等小学校卒ですが、自民党幹事長や、郵政大臣・大蔵大臣・通産大臣などの重要閣僚を経て総理大臣を歴任するなど立派な業績を上げています。
また、大蔵大臣の時、東大卒の大蔵官僚と将棋を指して負けた時は、宿舎に戻っても、ずっと敗因を研究するなど勉強熱心だったそうです。
記憶力が抜群だったと言われ、数字などもよく覚えていて、かつ即断即決の判断力があったそうですが、これも熱心な勉強の賜物です。「コンピュータ付きブルドーザー」との異名を取った「コンピュータ」の部分です。官僚たちも彼を慕う人が多かったそうです。それだけ信頼を得ていたということでしょう。
また、「今太閤」と呼ばれるように、人情の機微も心得ていて、「人をたらしこむ」ことにも長けていたようです。対立派閥にも楔(くさび)を打ち込んで味方を作れたのもこの人心掌握術のお蔭だったようです。
もちろん、「お金の力」というものが大きかったというのも事実でしょう。しかし、彼はやはり「政治家らしい政治家」であったなと、今は懐かしく思い出します。
<2020/2/13追記>
内閣府特命担当大臣(地方創生・規制改革担当)の北村誠吾氏も、2月6日の国会答弁で勉強不足・能力不足を露呈しました。ちなみに北村氏も「団塊世代」(昭和22年生まれ)の議員です。
これは「桜を見る会」に関する資料を巡って答弁が二転三転したり、野党の質問に立ち往生したりしたもので、与党内からも不安視する声が上がっているそうです。
その結果、昨日は「内閣府の官僚」を「政府参考人として答弁」し、その後で北村氏が「今の説明の通り」と述べる場面がありました。
これでは「腹話術の人形」か、それ以下の体たらくです。彼は「匿名担当大臣」で、「痴呆(大臣)創生」かと疑わしくなりますし、「(官僚への)寄生改革」が必要だと痛感する次第です。