「東大王」の「鈴木光」さんは「プレバト俳句」でも光り輝く才能を見せる

プレバト俳句鈴木光

浜田雅功さんがMCを務める「プレバト」というテレビ番組があります。もともとは、「使える芸能人は誰だ!?プレッシャーバトル!!」という番組名だったそうです。

「俳句」「水彩画」「消しゴムハンコ」「料理」など色々なジャンルに芸能人が挑戦するのですが、この中で圧巻は何といっても「俳句」です。

「名人」である梅沢富美男(名人10段)を筆頭に、東国原英夫さん(名人10段)とフジモンこと藤本敏史さん(名人9段)が三羽烏(さんばがらす)です。

ここに彗星のごとく登場したのが「東大王」というクイズ番組で名を馳せた鈴木光さんです。彼女は東大法学部在学中の20歳です。

登場して2回目で「特待生」に昇格するというスピード出世です。

彼女の俳句は、「みずみずしい言葉の感性」を持った「軽やかな俳句」で、「音楽的」「絵画的」なのも魅力です。

彼女の俳句は次のようなものでした。

(1)お題「初詣のお賽銭」 賽銭の音や 初鳩 青空へ

(2)お題「東京から見る富士山」 教室の 私を富士へ 白き梅

(3)お題「春の号外」 センター街 滲む号外 春の雨

(4)お題「春の旅行計画」 道化師の ギャロップのごと 牧開(まきびらき)

(5)お題「春の鮮魚店」 昼網や 明石メバルの ピチカート

(6)お題「コーヒー」 馬の仔の 立ちて十勝の 缶コーヒー

この中で(4)の句は作者本人の説明や夏井先生の解説がないとピンと来ないと思います。

作者の説明:『牧開きの季節になると馬屋から閉じ込められていた動物が一気に駆けていくっていうところを描写したかったんですけど、「道化師のギャロップ」(*)っていうクラッシックの名曲があるんですけれど、規則的な蹄の音を連想させるのとどこかイメージが重なるなという春の始まりをイメージして作りました。』

(*)筆者注「道化師のギャロップ」

ロシアの作曲家「カバレフスキー」の管弦楽組曲「道化師」の第二曲「ギャロップ」のこと

夏井先生の解説:『評価のポイントは「道化師のギャロップのごと」という長い比喩の効果の是非です。こんな展開で来るとは思いませんでしたね。「道化師のギャロップ」の曲の明るさとか元気さのようなイメージを、音楽として聴かせながら「のごと」の比喩に転換していきます。3分の2を比喩に使ってしまっているわけですから、あとは季語とのガチンコ勝負しか残っていないわけですよね。それが「牧開き」。長い冬が終わって春になって牧場に出ていける。牛や馬が勢いよく駆け出していく、その映像がちゃんと「ギャロップ」。しかも喜んでおどけている、そういうのが全部出てくるわけですね。春を喜ぶ牛や馬の、足、蹄が全部見えてきましたね。こんな風に音楽と映像を一緒に合わせて表現しようとする、その発想も見事です。』

これからも、鈴木光さんが溢れんばかりの才能を「プレバト俳句」でも発揮し続けて我々を楽しませてくれることを期待したいものです。


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