ヘルベルト・フォン・カラヤンとは?「楽壇の帝王」と呼ばれたカリスマ指揮者

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カラヤン

1.クラシック音楽の魅力に目覚める

私の父が映画音楽が好きで「ヨーロッパ映画音楽大全集」とか「アメリカ映画音楽大全集」などのレコードを集めていましたので、私もよく聞いていました。姉がクラシックと映画音楽、ポップスが好きだったので、ベートーベンやブラームス、ドヴォルザークなどのクラシック、「ウェストサイド物語」や「サウンドオブミュージック」、「悲しき雨音」などのレコードもよく聞きました。

社会人になってからは、自分でヘルベルト・フォン・カラヤン指揮のベートーベンやブラームスとかモーツァルト、チャイコフスキー、ラフマニノフ、ドビュッシー、ショパン、ヴィヴァルディなどのレコードを買い漁りました。

特にヘルベルト・フォン・カラヤン指揮のベルリンフィルハーモニー管弦楽団の演奏によるベートーベンの交響曲は、他の指揮者による演奏に比べて、気迫があり、力強くて歯切れがよく、メリハリもあってとても好きでした。

彼は私にクラシック音楽の魅力を教えてくれた恩人とも言うべき指揮者です。YouTubeの「運命」「英雄」を視聴すれば、その魅力がわかると思います。まだカラヤンをお聴きになられていない方はぜひ一度試聴してみてください。

◆ベートーヴェン 交響曲 第5番 【運命】 カラヤン指揮 ベルリンフィル◆
交響曲第3番《英雄》(ベートーヴェン)
カラヤン ベートーヴェン《歓喜の歌》 1986

2.ヘルベルト・フォン・カラヤンの魅力

私がカラヤンの指揮によるベートーベンの交響曲のレコードをよく聞いたのは1970年代ですが、1960年代~70年代が彼の脂が乗りきっていた時期だったようです。同時にこの頃が「ベルリンフィルハーモニー管弦楽団の黄金時代」でもありました。

彼以前にも、ウィーンフィルハーモニー管弦楽団の名誉指揮者カール・ベーム(1894年~1981年)やベルリンフィルハーモニー管弦楽団の終身指揮者ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(1886年~1954年)のような有名な指揮者がいましたが、私にはあまりなじみがありません。

というのも、私がまさにカラヤンの絶頂期にカラヤン指揮のレコードを聴くようになったからです。ある時、別の指揮者によるベートーベンを聞いたことがありますが、どうも歯切れが悪く物足りない印象でした。

それに比べてカラヤンの指揮による演奏は、堂々として自信に満ち溢れた躍動的なものでした。

私は音楽についてはド素人ですが、作曲家の意図を汲んで、彼独自の解釈をして、それを楽団員に提示して理解も得た上で、我々に見せてくれたのだと思います。

3.ヘルベルト・フォン・カラヤンとは

指揮するカラヤン

ヘルベルト・フォン・カラヤン(1908年~1989年)は、オーストリアのザルツブルク出身の指揮者で、ヴィルヘルム・フルトヴェングラーの後を継いで、1955年から1989年までベルリンフィルハーモニー管弦楽団の終身指揮者・芸術監督を務めました。

一時期は同時に「ウィーン国立歌劇場の総監督」や「ザルツブルク音楽祭の芸術監督」などクラシック音楽界の主要ポストを独占し、大きな影響力を持ちました。

制作されたアルバム数は約900点で、その販売総数は1億枚を突破しているそうです。単独のアルバムとしては、1995年に発売された「アダージョ・カラヤン」がシリーズ全体で全世界で500万枚の販売を記録する大ヒットとなりました。

生涯で合計3,198回という驚異的な数の公演を行ったそうです。

日本では「楽壇の帝王」と呼ばれ、また独自の音楽性と自己演出は「カラヤン美学」と謳われ時代の寵児となりました。

日本へは1954年の単独来日以降、計11回の来日公演(1959年のウィーンフィル以外は全てベルリンフィルを率いての公演)を行いました。

彼には「カリスマ性」があり、ベルリンフィルハーモニー管弦楽団のような超一流のオーケストラの何十人もの団員の演奏をまとめる抜群の統率力がありました。

ただ1982年には、彼が優秀なクラリネット奏者のザビーネ・マイヤー(当時23歳)をベルリンフィルに強引に入団させようとして、それに反対した団員側との間で軋轢を起こした「ザビーネ・マイヤー事件」という確執がありました。

結局ザビーネ・マイヤーが自主的に入団を辞退し、ソロ演奏者として再出発することで決着しましたが、この事件以降カラヤンとベルリンフィルの関係が急速に冷えてしまったとも言われています。

カラヤン夫人エリエッテ

一方、莫大な収入があるため私生活も派手でした。3回目の結婚でフランス人のエリエッテさん(上の写真)を妻とし、オーストリア郊外の大豪邸に住み、別荘を複数所有したほか、ジェット機・ポルシェ・ヨットなどを自分で操縦したそうです。何と言ってもカラヤンにはダンディーな魅力がありました。



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