「春」の季節感を表す四字熟語

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春寒料峭

1.春寒料峭(しゅんかんりょうしょう)

春になって寒さがぶり返し、肌寒く感じられるさまのことです。

「春寒」は春になってぶり返した寒さです。「料峭」は肌寒いさまです。「料」は肌を撫で触れる意で、「峭」は厳しい意です。

「春風料峭(しゅんぷうりょうしょう)」も同様の意味です。

2.春和景明(しゅんわけいめい)

春の日の穏やかで光の明るいさま、春の穏やかで明るい陽気のことです。

「春和」は春の和らいだ様子で、「景」は日差し・日光の意です。

「春和(やわ)らぎ景(けい)明らかなり」と訓読します。

出典は范仲掩(はんちゅうえん)の「岳陽楼記(がくようろうのき)」です。

3.鳥語花香(ちょうごかこう)

鳥の鳴き声と花の香りの意から、春ののどかな風物や情景のことです。

出典は呂本中(りょほんちゅう)の詩「庵居(あんきょ)」です。

4.桃紅柳緑(とうこうりゅうりょく)

紅(くれない)の桃の花と、緑鮮やかな柳の葉の意から、美しく様々な色彩に満ちた春の景色のことです。

出典は王維(おうい)の詩「洛陽女児行(らくようじょじこう)」です。

「柳緑桃紅(りゅうりょくとうこう)」とも言います。

5.落花流水(らっかりゅうすい)

落ちた花が水に従って流れる意で、ゆく春の景色のことです。転じて、物事の衰えゆくことのたとえ、時が空しく過ぎ去るたとえ、別離のたとえです。

また男女の気持ちが互いに通じ合い、相思相愛の状態にあることです。散る花は流水に乗って流れ去りたいと思い、流れ去る水は落花を乗せて流れたいと思う心情を、それぞれ男と女に移し替えて生まれた言葉です。

転じて水の流れに身を任せたい落花を男に、落花を浮かべたい水の流れを女になぞらえて、男に女を思う情があれば、女もその男を慕う情が生ずるということです。

「流水落花(りゅうすいらっか)」とも言います。出典は高駢(こうべん)の詩です。

ことわざに「落花流水の情(らっかりゅうすいのじょう)」があります。これは散る花は流れのままに流されて行きたいと思い、流れる水は散った花を浮かべて流れたいと思っている意から「男女が慕い合う気持ちを持っていることのたとえ」です。

なお、反対の意味のことわざは「落花情あれども流水意無し」です。

6.花天月地(かてんげっち)

花は梢に咲き満ち、月は明々(あかあか)と地を照らす風景のことで、美しい春の月夜の形容です。

余談ですが、「花天月地」は、日本のスリーピースロックバンド「アンダーグラフ」初のミニアルバムのタイトルにもなっています。

また今治タオルの商品名にも使用されています。


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