「冬」の季節感を表す四字熟語や「冬」を含む四字熟語

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滴水成氷

1.滴水成氷(てきすいせいひょう)

冬の厳しい寒さのたとえです。また極寒(ごっかん)の地の寒さの形容です。

滴(したた)り落ちる水がすぐに氷になる意から。

「滴水氷を成(な)す」と訓読します。

2.和気香風(かきこうふう)

のどかな陽気とともに良い香りが満ちていること、穏やかな気候でよい香りが満ち溢れていることです。穏やかな「小春日和(こはるびより)」について言う場合が多いです。

「和気」は穏やかな気候、「香風」は良い香りや良い香りが含まれている風のことです。

ちなみに「小春日和」は、俳句で冬の季語です。春と付いているので春の季語と勘違いしたり、山口百恵が歌った「秋桜(こすもす)」の歌詞の中にも出てくるので、秋の季語と思っている方も多いと思います。

「小春」とは、陰暦(旧暦)10月のことで、太陽暦(新暦)では10月下旬から12月上旬のことです。したがって、現在の太陽暦の感覚では「秋」と思うのは間違いではありません。

これは「旧暦と新暦の季節感の違い」によるものです。

3.麺市塩車(めんしえんしゃ)

雪が降って積もっている景色を言い表す言葉です。

「麺市」は白い小麦粉の市場ということから、市場に雪が積もっていることのたとえです。「塩車」は白い塩を載せている車ということから、車に雪が積もっていることのたとえです。

4.三寒四温(さんかんしおん)

冬季に寒い日が三日ほど続くと、その後四日間ぐらいは暖かい日が続く現象のことです。気候がだんだん暖かくなる意にも用います。

俳句で「冬」の季語です。

5.歳寒松柏(さいかんしょうはく)

優れた人物が困難に遭っても節操や志を変えないことのたとえです。出典は「論語」です。

松や柏が冬の厳しい季節にも葉の緑を保っている意から。

「歳寒」は冬の寒く厳しい季節、転じて乱世や逆境のたとえです。

論語に「歳(とし)寒くして然(しか)る後に松柏の彫(しぼ)むに後(おく)るるを知るなり」とあります。

6.冬日之温(とうじつのおん)

君主から臣下への恩恵は、寒い冬の日の陽光のように優しく暖かいということです。

「冬月」は冬の日の太陽の光で、「温」は暖かく心地よいことです。

7.曼倩三冬(まんせんさんとう)

才能が類(たぐい)まれな人は、短期間で教養を身に付けられることのたとえです。出典は「漢書」です。

「曼倩」は中国・前漢の人、東方朔(B.C.154年?~B.C.93年?)のことで、「三冬」は三度(みたび)の冬の意で、三ヵ年とも、冬の三ヵ月とも。

前漢の東方朔(「字(あざな)」は曼倩)が、13歳の時に書を学び、三ヵ年(または冬季三ヵ月間)に、文書を記し史伝が読めるほどに上達したという故事です。

8.冬月赤足(とうげつせきそく)

欲を持たず清く正しい行いをしているために、貧しい暮しをしていることのたとえです。

「冬月」は季節の冬のことで、「赤足」は足に何も履かない裸足(はだし)のことです。



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