「落とし物届け出」で大学の無愛想な対応や警察のお役所仕事に落胆した話

フォローする



大阪医科大学

私は、一昨年の夏のこと、自宅周りの掃除をしていて、道路の真ん中に大阪医科大学(現:大阪医科薬科大学)の学生の「学生証」が落ちているのを見つけました。

そこで、私は掃除を中断して、すぐ大阪医科大学に電話しました。すると電話に出た大学の職員は、「警察に届けてください」と言うだけでした。「拾ってくれてありがとうございます」の言葉もなく、どちらかと言えば「わざわざこちらに連絡してくれても迷惑」とでも言いたげな雰囲気でした。

そこでやむを得ず、近くの「交番」(*)に届けました。すると警官は「拾った時の状況や場所など」を事細かに確認した上で、私の「本人確認書類」の提示を求め、「拾得届」の書類に書き込みを始めました。

(*)<雑学>「交番」の名前の由来は、「交替で番をする所」→「交番所」→「交番」

そうこうしていると、その交番に大学生とおぼしき若者数人が現れました。彼らのうちの一人が、「学生証を落とした」と話しました。そして、私が机の上に置いた「学生証」を見つけて「あった!あった!奇跡みたいや」と言いました。

それで、私は彼が落としたものと気付きました。あとは彼の免許証などの本人確認書類があれば、「一件落着。やれやれ」と思ったのです。

しかし、話はそれで終わりませんでした。落とし主の彼の方についても「落とし物届」を書かせて、直前の行動と行動経路を事細かに聞いて、「どこで落としたのか?」と聞いても無駄なような質問をしたりしていました。

私はもうこれで終わりだろうと思って、立ちかけると、警官は「まだ終わっていない」というのです。拾得届の内容を「高槻警察署本部」に電話連絡しているようでした。

そこで滑稽な話ですが、学生の名前の「鞆之」の文字を交番の警官が説明しているのですが、なかなか本部の人に伝わらないのです。

「左に『かわ』と言う字を書いて右が『へい』と言う字。つぎが『え』みたいな字」と説明しているようですが要領を得ません。

そこで私が横から、「『鞆の浦』のともですよ」と老婆心ながらアドバイスしたのですが、『鞆の浦』を交番の警官が知らなくて、意味が分からなかったようです。そう言っても本部の警官にもわからなかったかも知れません。「左は革命の『かく』、右は甲乙丙の『へい』で次の字は芥川龍之介の『の』」とでも言えばよかったのかも知れません。

それで、かなり時間を取られて、結局私が解放されたのは、交番に来てから2時間以上経過していました。夕食を食べる直前だったので、妻が心配して交番に様子を見に来たくらいです。

私は、いかにも「お役所仕事」の警官の対応ぶりに不満を持ちましたが、口に出しては言いませんでした。

しかし、今回のようなケースでは、せっかく奇跡的に落とし主がすぐに見つかったのですから、細かい調書のようなものは不要で、簡単に済ませられたはずです。

杓子定規にせず、もう少し柔軟に融通を効かせて対応してほしかったと思うとともに、今後は落とし物を警察に届けるのは「もうこりごり」だと思った次第です。



シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする