<2023/11/3追記>馬場咲希がプロテスト一発合格しました!おめでとう!!
「女子ゴルフ最終プロテスト」最終日(2023年11月3日)が、 岡山県のJFE瀬戸内海GC(6419ヤード、パー72)で行われ、昨年の全米女子アマ覇者、馬場咲希(18=代々木高3年)が3バーディー、1ボギーの70で回り、通算12アンダーの2位タイでプロテスト一発合格を果たしました。
彼女のこれからのプロでの活躍が大変楽しみですね。
なお、清本美波(18=誉高3年)が通算17アンダーで1位となりました。
馬場咲希は17歳のアマチュアゴルファーですが、2022年8月に「全米女子アマチュアゴルフ選手権」(ワシントン州・チェンバーズ・ベイ・ゴルフコース)で優勝しました。
彼女はマッチプレートーナメントを次々と勝ち進み、決勝戦に進出。決勝の36ホールマッチプレーではモネ・チャン(カナダ)を相手に終始圧倒的に試合を支配し、27番ホール終了時点で11 and 9として残り9ホールを残して勝利を決定し、1985年の服部道子(当時:愛知淑徳高等学校)以来、37年ぶり2人目となる日本人制覇を成し遂げました。
175cmの高身長と可愛い姿に全米も注目しました。1894年設立の「United States Golf Association」(全米ゴルフ協会)も彼女の圧倒的なパフォーマンスでの優勝に対して「A star is born!」(スター誕生!)と最大級の賛辞を送っています。
2020年の新型コロナウイルスの流行をきっかけに、ゴルフは「密にならずに楽しめるスポーツ」ということで人気になりました。ゴルフ練習場やゴルフ場で若い人たちの姿を見かける機会が明らかに増えました。その勢いは2022年もとどまることを知らず、むしろ加速しているように感じます。
かつては「オジサンのスポーツ」と言われ、若い世代には敬遠されていましたが、今はむしろ「オシャレなスポーツ」として若者たちや女性からも支持されています。最近の日本人の若手女子プロゴルファーの活躍もその一因ではないかと私は思います。
2019年8月4日、「黄金世代」と呼ばれる若手女子ゴルファーの一人の渋野日向子(当時20)が、「全英女子オープンゴルフ」に優勝しました。
これをきっかけに、日本の女子プロゴルフ界に宮里藍以来のフォローの風が再び吹き始めたようです。それまでは韓国勢に圧倒されっぱなしで、毎週のように韓国人選手に優勝をさらわれていましたが、2020年~21年からは明らかに日本人の女子プロゴルファーの活躍が目覚ましいものになってきました。
現在女子プロゴルフ界では、小祝さくら・渋野日向子・原英莉花・勝みなみ・新垣比菜・淺井咲希・河本結・大里桃子などの「黄金世代(1998年4月2日~1999年4月1日生まれ)」や古江彩佳・澁澤莉絵留・西村優菜・安田祐香・吉田優利などの「プラチナ世代(ミレニアム世代)(2000年4月2日~2001年4月1日生まれ)」と呼ばれる20代前半の選手が大活躍するようになって来ました。
さらにその下の世代の山下美夢有・笹生優花・西郷真央などの有望選手は「第三世代」あるいは「新世紀世代」と呼ばれ始めています。
これについては「女子プロゴルフが再び面白い!黄金世代・プラチナ世代・新世紀世代が大活躍」「女子ゴルフ賞金ランキング争いは熾烈!シード権争いはメルセデスランキング。」という記事に詳しく書いていますので、ぜひご覧ください。
最近では、19歳の新星である川﨑春花や尾関彩美悠なども現れて優勝を飾っており、「新世紀世代(第三世代)」の次を担うホープとなっています。
そこで今回は、現在はアマチュアながら近い将来プロになると期待される馬場咲希についてご紹介したいと思います。
1.馬場咲希の超可愛い画像
2.馬場咲希とは
馬場咲希(ばば さき)(2005年4月25日~ )は、東京都日野市出身のアマチュアゴルファーです。身長175.3cm。血液型B型。ニックネームは「手羽先」(ばばさき、をもじって)です。ドライバーショットの飛距離は270ヤードだそうです。
日野市立仲田小学校、日野市立日野第一中学校、日本ウェルネス高等学校を経て、2022年9月1日より代々木高等学校に転校しています。
馬場咲希の父が通っていたゴルフ練習場に当時立川市の小学生だった菅沼菜々(後にプロ入り)とその父が通っていました。
馬場咲希の父が山梨県のゴルフ場でプレーした際にクラブハウスでファミリーゴルフ大会で優勝した菅沼父娘の写真が飾られていたのを見て、当時5歳だった娘にゴルフをやらせようと思ったことにより、彼女がゴルフを始めることになったそうです。
小学校高学年時から全国大会に出るようになり、中学生年代では2019年に「関東ジュニアゴルフ選手権女子12~14歳の部」で優勝を飾っています。
高校1年の時には「東京都女子アマチュアゴルフ選手権」で優勝、「全国高等学校ゴルフ選手権大会」などの大会に出場しています。
スタンフォード大学からのスカウトも受けていますが、現在までに進路の確定はしていないそうです。
2022年、高校2年になると5月の「関東女子ゴルフ選手権」で優勝、JLPGAプロツアー大会の「ブリヂストンレディスオープン」に出場し、28位(ベストアマ)に入ると、6月の「全米女子オープン」にアマチュアながら出場して決勝ラウンドへ進み、49位タイと大健闘しました。
7月の「関東ジュニアゴルフ選手権女子15~17歳の部」で優勝しています。
そして8月には「全米アマチュアゴルフ選手権」(ワシントン州・チェンバーズ・ベイ・ゴルフコース)優勝という快挙を成し遂げたのです。