竹田麗央はコロナ禍の難しい調整を克服し、2023年、プロ2年目のスタートを切りました。2021年11月に、29.2倍という狭き門を潜り抜けた94期生は逸材揃いと評判です。
彼女はアマチュア12年のキャリアがあり、しかも母・哲子はプロゴルファー。叔母が2度の賞金女王のタイトルに輝いた平瀬真由美となれば、スポットを浴びて当然です。
彼女は今年初優勝が期待される一人です。CAT Ladiesでは惜しくも4位タイに終わりました。
若い女子ゴルファーには世代ごとに、1998年生まれの「黄金世代」、1999年生まれの「はざま世代」、2000年生まれの「プラチナ世代(ミレニアム世代)」、2001年生まれの「新世紀世代(第三世代)」、などの呼び名があることはよく知られていますが、さらに若い世代がどんどん活躍するようになって、次々に新しい新世代の名前が誕生しています。
2002年生まれの岩井明愛・千怜が双子でツアー参戦し、史上初の双子での優勝を飾ったことで2002年度生まれは「ツインズ世代」と呼ばれています。他に桑木志帆などがいます。
2022年に優勝した川﨑春花や尾関彩美悠や2023年4月に初優勝した神谷そら、櫻井心那などの2003年度生まれは「ダイヤモンド世代」と呼ばれています。
また、まだ確定した名前ではありませんが、アマチュアで大活躍の馬場咲希の名前にちなんで、2005年度生まれには「馬場世代」という候補もあるそうです。
2020年の新型コロナウイルスの流行をきっかけに、ゴルフは「密にならずに楽しめるスポーツ」ということで人気になりました。ゴルフ練習場やゴルフ場で若い人たちの姿を見かける機会が明らかに増えました。その勢いは2022年もとどまることを知らず、むしろ加速しているように感じました。
かつては「オジサンのスポーツ」と言われ、若い世代には敬遠されていましたが、今はむしろ「オシャレなスポーツ」として若者たちや女性からも支持されています。最近の日本人の若手女子プロゴルファーの活躍もその一因ではないかと私は思います。
2019年8月4日、「黄金世代」と呼ばれる若手女子ゴルファーの一人の渋野日向子(当時20)が、「全英女子オープンゴルフ」に優勝しました。
これをきっかけに、日本の女子プロゴルフ界に宮里藍以来のフォローの風が再び吹き始めたようです。それまでは韓国勢に圧倒されっぱなしで、毎週のように韓国人選手に優勝をさらわれていましたが、2020年~21年からは明らかに日本人の女子プロゴルファーの活躍が目覚ましいものになってきました。
現在女子プロゴルフ界では、小祝さくら・渋野日向子・原英莉花・勝みなみ・新垣比菜・淺井咲希・河本結・大里桃子などの「黄金世代(1998年4月2日~1999年4月1日生まれ)」や古江彩佳・澁澤莉絵留・西村優菜・安田祐香・吉田優利などの「プラチナ世代(ミレニアム世代)(2000年4月2日~2001年4月1日生まれ)」と呼ばれる20代前半の選手が大活躍するようになって来ました。
さらにその下の世代の山下美夢有・笹生優花・西郷真央などの有望選手は「第三世代」あるいは「新世紀世代」(2001年4月2日~2002年4月1日生まれ)と呼ばれ始めています。
これについては「女子プロゴルフが再び面白い!黄金世代・プラチナ世代・新世紀世代が大活躍」「女子ゴルフ賞金ランキング争いは熾烈!シード権争いはメルセデスランキング。」という記事に詳しく書いていますので、ぜひご覧ください。
しかし、黄金世代より上の世代や「はざま世代」も負けていません。今年は次々に「初優勝」のヒロインが生まれるような予感がします。
そこで今回は、「ダイヤモンド世代」で、今年初優勝が期待される竹田麗央についてご紹介したいと思います。
1.竹田麗央の超可愛い画像
2.竹田麗央とは
竹田麗央(たけだ りお)(2003年4月2日~ )は、熊本県合志市出身。熊本国府高等学校卒。身長166cm、体重68kg。血液型O型。所属はヤマエグループホールディングス。師匠は平瀬哲子(母親)。趣味は「プロ野球観戦」で、好きな色は「紺色」。
ドライバーの平均飛距離は250ヤード。「攻めの姿勢のプレースタイル」が持ち味。目標とするプロゴルファーはダスティン・ジョンソンとロリー・マキロイ。自らの目標は「世界で活躍する選手」になること。
なお叔母(母の妹)は1993、94年と賞金女王に輝いた女子プロゴルファーの平瀬真由美。
(1)アマチュア時代
母で女子プロゴルファーの平瀬哲子の影響により、6歳からゴルフを始めました。
2021年「日本女子オープン」で7位タイとなってローアマチュアを獲得し、同年11月のプロテストに合格しました。
(2)プロ入り後
2022年度は20試合に出場し、ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンの2位タイが最高で、トップ10入りが3回(予選落ち7回、棄権1回)でした。
2023年度は現在まで23試合に出場し、CAT Ladiesの4位タイが最高で、トップ10入りが3回(予選落ち5回)でした。