<2024/5/26追記>金澤志奈は通算11アンダーと伸ばせず、3位タイ。悲願の初優勝ならず
リゾートトラストレディスは26日、関西GC(6545ヤード、パー72)で最終日が行われました。
首位と1打差の2位で出た岩井明愛(Honda)が7バーディー、3ボギーの68で回り、通算15アンダーとして逆転で今季初優勝をマークしました。ツアー通算4勝目で、4日間大会では自身初優勝。
首位で出た金澤志奈は通算11アンダーと伸ばせず3位タイで終わり、悲願の初優勝はなりませんでした。
「リゾートトラストレディス(5月23日~26日):関西ゴルフ倶楽部( 6,545ヤード・パー72)」の2日目、トータル9アンダーの金澤志奈と「ツインズ世代」の小林光希がトップで予選ラウンド通過を決めました。ともに残り2日間でツアー初優勝を目指します。
1打差のトータル8アンダー・3位タイに「ツインズ世代」の岩井明愛(通算3勝)と桑木志帆(ツアー未勝利)、「プラチナ世代」の藤田かれん(ツアー未勝利)が続いています。
若い女子ゴルファーには世代ごとに、1998年生まれの「黄金世代」、1999年生まれの「はざま世代」、2000年生まれの「プラチナ世代(ミレニアム世代)」、2001年生まれの「新世紀世代(第三世代)」、などの呼び名があることはよく知られていますが、さらに若い世代がどんどん活躍するようになって、次々に新しい新世代の名前が誕生しています。
2002年生まれの岩井明愛・千怜が双子でツアー参戦し、史上初の双子での優勝を飾ったことで2002年度生まれは「ツインズ世代」と呼ばれています。他に桑木志帆・宮澤美咲・小林光希などがいます。
2022年に優勝した川﨑春花や尾関彩美悠や2023年4月に初優勝した神谷そら、櫻井心那などの2003年度生まれは「ダイヤモンド世代」と呼ばれています。
また、まだ確定した名前ではありませんが、アマチュアで大活躍の馬場咲希の名前にちなんで、2005年度生まれには「馬場世代」という候補もあるそうです。
2020年の新型コロナウイルスの流行をきっかけに、ゴルフは「密にならずに楽しめるスポーツ」ということで人気になりました。ゴルフ練習場やゴルフ場で若い人たちの姿を見かける機会が明らかに増えました。その勢いは2022年もとどまることを知らず、むしろ加速しているように感じました。
かつては「オジサンのスポーツ」と言われ、若い世代には敬遠されていましたが、今はむしろ「オシャレなスポーツ」として若者たちや女性からも支持されています。最近の日本人の若手女子プロゴルファーの活躍もその一因ではないかと私は思います。
2019年8月4日、「黄金世代」と呼ばれる若手女子ゴルファーの一人の渋野日向子(当時20)が、「全英女子オープンゴルフ」に優勝しました。
これをきっかけに、日本の女子プロゴルフ界に宮里藍以来のフォローの風が再び吹き始めたようです。それまでは韓国勢に圧倒されっぱなしで、毎週のように韓国人選手に優勝をさらわれていましたが、2020年~21年からは明らかに日本人の女子プロゴルファーの活躍が目覚ましいものになってきました。
現在女子プロゴルフ界では、小祝さくら・渋野日向子・原英莉花・勝みなみ・新垣比菜・淺井咲希・河本結・大里桃子などの「黄金世代(1998年4月2日~1999年4月1日生まれ)」や古江彩佳・澁澤莉絵留・西村優菜・安田祐香・吉田優利などの「プラチナ世代(ミレニアム世代)(2000年4月2日~2001年4月1日生まれ)」と呼ばれる20代前半の選手が大活躍するようになって来ました。
さらにその下の世代の山下美夢有・笹生優花・西郷真央などの有望選手は「第三世代」あるいは「新世紀世代」(2001年4月2日~2002年4月1日生まれ)と呼ばれ始めています。
これについては「女子プロゴルフが再び面白い!黄金世代・プラチナ世代・新世紀世代が大活躍」「女子ゴルフ賞金ランキング争いは熾烈!シード権争いはメルセデスランキング。」という記事に詳しく書いていますので、ぜひご覧ください。
しかし、黄金世代より上の世代や「はざま世代」も負けていません。今年は次々に「初優勝」のヒロインが生まれるような予感がします。
そこで今回は、今年レギュラーツアー初優勝が期待される28歳の金澤志奈についてご紹介したいと思います。
1.金澤志奈の超可愛い画像
2.金澤志奈とは
金澤志奈(かなざわ しな)(1995年7月29日~ )は、茨城県笠間市出身。中央学院大学中退。身長164cm、体重 53kg。血液型A型。所属はクレスコ。
ドライバーの平均飛距離は230ヤード。 ベストスコアは66。
趣味は「映画鑑賞」。好きな色は「ピンク」「黒」「紺」。
(1)アマチュア時代
8歳でゴルフを始め、中学・高校でも大会上位の成績を収めました。
岩瀬日大高在学時の2011年、「全国高等学校ゴルフ選手権大会」個人の部では、優勝した川岸史果、2位タイの永峰咲希らに次ぐ4位タイ。団体の部6位。
中央学院大学在学時の2015年に韓国・光州で開催された「第28回ユニバーシアード競技大会ゴルフ競技」では個人で銀メダル、女子団体で井上りこ、丹野寧々とともに銀メダルを獲得しました。
2015年の「第70回国民体育大会」で茨城県代表として畑岡奈紗・丹野とともに団体優勝しました。
2016年の「日本女子学生ゴルフ選手権競技」で優勝しました。
2017年、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)最終プロテストに勝みなみ、新垣比菜、小祝さくら等とともに合格しました。
(2)プロ入り後
2017年はレギュラーツアー2試合に出場し、ともに予選落ちでしたが、ステップアップツアー「山陽新聞レディースカップ」で優勝しました。
2018年は、「ほけんの窓口レディース」5位タイが最高で、賞金ランク57位でした。
2019年は、トップ10を3回記録し、最後まで賞金シード争いを演じましたが51位で惜しくも届きませんでした。
2021年は、第1回リランキングでも上位につけ、「アース・モンダミンカップ」では通算10アンダー、4位タイと健闘しました。
「伊藤園レディスゴルフトーナメント」では首位・稲見萌寧と9打差をつけられたものの、西郷真央と並び自己最高の2位タイとなりました。
2020-21年シーズンはトップ10入りを9回記録し、賞金ランキング24位で初めての賞金シードを獲得しました。
2022年は、「KKT杯バンテリンレディス」と「ニチレイレディス」の8位タイが最高でした。
2023年は、「アクサレディス in 宮崎」の3位タイが最高でした。
2024年は、11試合終わった時点で「RKB×三井松島レディス」の4位タイが最高です。