外国人との共生にシビアなルールを適用するスイスは日本にも大いに参考になる

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中国人のマナーの悪さ

最近、日本の「無許可民泊施設」に住む中国人がゴミ出しルールを守らなかったり、深夜まで大声を出して喋ったり、平気で道路に唾を吐いたり、ゴミを捨てたりするので近隣住民が迷惑しているという話をよく聞きます。

また、訪日中国人観光客が大阪の都心の商店街を、傍若無人に大声を出して我が物顔で闊歩する姿を見かけますし、東京や大阪の商店街の鮮魚店で、売り物の魚やカニを勝手に触ったりするので商店主が困っているという話も聞きます。

京都の舞妓さんも中国人などの外国人観光客のマナーの悪さの被害に遭っており、祇園の花見小路に異例の「外国人向けのマナー違反警告の立て札」が立てられたほどです。

1.スイスの対応

このような「困った外国人」と共生するための知恵として、スイス在住の日本人の方のレポートが大変参考になりそうなので、ご紹介します。

スイスは、ヨーロッパの中にありますが、EUに加盟していません。EUその他の国からの出稼ぎ労働者も多く、全人口に占める外国人比率は25%に上っています。

しかし、スイス国民は元来の「静けさと規律をこの上なく重んじる国民性」を貫き、外国人にもスイスの法律遵守を徹底的に求めています

「泣く子も黙るシビアな制度」の代表的なものは次の二つです。

(1)監視されているゴミ出し

スイスの規則に則らないゴミ出しをすると、最低100スイスフラン(1万円強)の罰金が科せられます。

住民の監視も厳しく、間違ったゴミ出しをした日本人の知人は、自宅の玄関前にゴミ袋が突き返されていたそうです。

(2)罰金だらけの交通ルール

スピード違反で、罰金3000スイスフラン(約33万円)と免停3カ月を科せられた知人がいたそうです。

スイスの交通違反の罰金は、超過速度と道路種別に加えて、収入や財産も勘案され、主に所得からパーセンテージで徴収されるので、富裕層や高額所得者には高額の罰金が科せられ、平等に痛みを感じる公平な制度だそうです。

ちなみに過去最高額の罰金は、ギニアビサウ共和国の外交官で、「外交特権」を主張したため、罰金額が引き上げられ、29万9000スイスフラン(約3000万円)を支払わされたそうです。

2.日本の今後の対応

戦後生まれの日本人は、GHQによる日本人洗脳プログラム「WGIP」に基づく自虐史観を学校教育で刷り込まれました。

そのためか、日本人は変に中国人や韓国人などの外国人に気を使ったり、遠慮したりして、言うべきことも言わないという状況が続いてきましたが、今後は日本人も「郷に入っては郷に従え」で日本のルールやマナーを正々堂々と主張して、官民ともにシビアなルール適用を図っていくべきだと思います。それが「真の共生」を実現するためには不可欠だと私は思います。

外国人も「日本のルール」を知らないで、悪気なく自国流でやっている場合が多いと思われるので、しっかり「日本の流儀」を知らしめることが重要だと思います。

「雨降って地固まる」「諍(いさか)い果てての契(ちぎ)り」ということわざもあります。

言うべきこと、注意すべきことを我慢していると、不満が募るばかりです。徒然草にも「もの言わぬは腹ふくるるわざなり」という言葉があります。

今後日本でも、外国人がどんどん増えてくると思いますが、注意すべきことは遠慮なく注意する勇気を持ちたいものです。


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