1.現役時代はもっぱら「地下鉄」利用
私は、現役サラリーマンのころは、毎日長時間労働で夜遅くまで残業をして、朝は早朝から打ち合わせがあったりして、年中「睡眠不足」で「慢性疲労」が続いていました。
そのため、JR大阪駅から大阪市内の勤務先までは当然のように「地下鉄」を利用していました。大体自宅から勤務先までドアツードアで1時間程度でしたが、始業時間の40分前には出社していましたし、会議のある時は1時間くらい前には出社しました。
2.派遣社員時代は「徒歩通勤」
(1)節約健康法
しかし、派遣社員になると、満員の地下鉄に乗るのがいやで、歩くようになりました。夏の暑い時や冬の寒い時はそれなりに大変ではありましたが、歩くのに慣れると地下鉄よりもはるかに快適なことに気付きました。
派遣社員の場合は、交通費も出勤日ごとに支払われますので「定期券」は買いません。ですから、地下鉄の代わりに徒歩通勤すれば、「交通費の節約」にもなるし、「健康にもなる」という一石二鳥の「節約健康法」になるわけです。太っている人には無理なく「ダイエット」できる運動法だと思います。
(2)マイペースで歩く
私は時々膝が痛くなったり、腰が痛くなる時期がありました。その時は「子供のよちよち歩き」というか、「老人のよぼよぼ歩き」のようなストライドの狭い摺り足で歩きました。
そうすると、膝への負担が少なくなります。多少膝が痛くても我慢して、マイペースで歩いているとやがて痛みも減って来ます。
(3)途中で休憩を入れる
最初の勤務場所は淀屋橋にあったので片道30分程度でちょうど良いくらいでした。しかし、その後勤務先が心斎橋の近くになり、私のペースで片道45分程度になりました。
こうなると、一気に行くには無理があります。夏は汗だくになり、冬は小用に行きたくなります。そこで、前の勤務先のビルの地下に立ち寄り、自販機で飲み物を飲んだり、トイレに行ったりして10分程度の休憩を取りました。
(4)勤務前の「ウォーミングアップ」と勤務後の「クールダウン」
満員の地下鉄に揺られて職場に直行するよりも、30分~45分程度のウォーキングをすると、格好のウォーミングアップになります。また勤めを終えてすぐ空気の悪い地下鉄に乗るよりも、大阪駅までぶらぶら歩いて帰る方が適当なクールダウンになります。
このように歩いていると、無理に考えようとしていなくても、ふと良い考え・発想が浮かんだりすることもあるものです。
また四季折々の付近の景色を楽しむこともできますし、店舗の変遷やビルの取り壊し・建設を知ることもできます。「早起きは三文の得」です。
(5)ウォーキングシューズ
現役サラリーマンの時代は、得意先に会うこともあるので、革靴が必須でしたが、派遣社員は内勤だけなので、最後の半年間は「ウォーキングシューズ」を愛用するようになりました。
さすがに「スニーカー」は履きませんでしたが、最近はロート製薬、アサヒ飲料、日本生命でもスニーカー通勤を推奨しているそうです。銀行でも一部でそのような動きがあります。
聞くところによると、現役サラリーマンでも、通勤の間だけウォーキングシューズを履いている「徒歩通勤派」がおられるようです。
最近はアシックスのほか、スポーツ用品のミズノからも「ビジネスシューズ兼用のウォーキングシューズ」が出ています。これなら職場で履いても全く問題ありません。