琵琶湖一周サイクリング「ビワイチ」は爽快!レンタサイクルを活用するとお手軽

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琵琶湖湖岸道路

私は51歳で運転免許(AT車限定)を取得しましたが、免許取りたてのころは奈良や京都や神戸をはじめ、滋賀県へもよくドライブに出かけました。

滋賀県では、比叡山ドライブウェイで延暦寺にも行きましたが、ある時「湖岸道路」の東側を走りました。「琵琶湖一周」はちょっと大変なので、途中で「琵琶湖大橋」を西方向に渡って帰ってきました。

その時、湖岸道路に沿って「サイクリングロード」がきれいに整備されているのに驚きました。琵琶湖からの風を受けて自転車を走らせれば爽快だろうなと想像しました。

1.一世帯当たりの自転車保有数

「自転車産業振興協会」の都道府県別調査によると、一世帯当たりの自転車保有数は、滋賀県が日本一だということです。その理由としては、次のような事情があります。

(1)県レベルでの「自転車利用推進」

2006年から2014年まで滋賀県知事を務めた嘉田由紀子氏が環境保全に熱心だったことから、自動車の利用を減らし、公共交通機関や自転車の利用を推進したことです。

滋賀県健康寿命推進課の担当者は、「健康作りの基本は、体を適度に動かすこと。自転車は年齢を問わずに使えるので、長寿県を維持して行く上でも重要なツールになる」と訴えています。

実際、滋賀県は2015年の「都道府県別の平均寿命」(厚生労働省調べ)で、男性が全国1位、女性が全国4位となっています。

(2)守山市の「自転車購入補助金制度」

守山市地域振興・交通政策課の担当者は、「住民の自転車利用を促進してきたことで、『自転車の街』としてのイメージが定着してきた」と話しています。

具体的な自転車利用促進策は、2016年度から市民向けに自転車購入費用を補助する制度を始めたことです。指定された店舗で購入することが条件で、「高齢者向けの三輪自転車」「電動アシスト付き自転車」「幼児が同乗できるタイプの自転車」「長距離走に適したスポーツ用自転車」の四種類が対象です。

現在は最大1万5千円を補助しています。毎年200~300件の申請があり、2019年度も継続されています。

普及が進む背景は地形が平坦で自転車の移動に適しており、自動車やバスに比べて環境にやさしいこともメリットです。

(3)NPO・企業が設立した「輪の国びわ湖推進協議会」

県レベルでの『自転車の街』への取り組みとしては、1周約200kmの琵琶湖を自転車で回る「ビワイチ」があります。

2009年にNPO・企業が中心となって設立した「輪の国びわ湖推進協議会」がこれを全面的に推進しています。「ビワイチ」は、もともと琵琶湖周辺の小中高校生らの間で定着していたものですが、これを地域に密着した文化として広めようとしています。

県随一の観光資源である琵琶湖と自転車を連動させて、新たな付加価値を付け、県内外から自転車好きを呼び込む狙いです。

(4)スクアドラ滋賀守山店

スクアドラ滋賀守山店は、ロードバイク、クロスバイク、マウンテンバイク、トライアスロンバイク、キッズバイクその他のスポーツバイクの専門店です。

滋賀県で「TREK( トレック)」の展示台数がNo1で、試乗車も用意されています。「TREK」というのは、アメリカで人気NO1のスポーツバイクブランドのことです。

スクアドラ滋賀守山店は、「ビワイチ」を盛り上げ普及させるのにも一役買っています。

ちなみに「スクアドラ」(squadra)とはイタリア語で「チーム、仲間」の意味で、サイクルスポーツを愛する人々のチームであり、仲間が集う場所であればよいとの思いで、店名にしたそうです。

2.レンタサイクルの活用

大阪市をはじめ高槻市でも、最近は「レンタサイクル」をよく見かけるようになりましたが、琵琶湖のような観光地でも、「駅前レンタサイクル」拡充して、「ライトな自転車愛好家」でも気軽に「ビワイチ」に挑戦できるようにすれば、滋賀県の『自転車の街』としての評価は定着するのではないかと思います。現在、守山市や高島市、大津市、彦根市、米原市などでレンタサイクルが利用可能です。

「ヘビーな自転車愛好家」なら、スポーツタイプの自転車で自宅から琵琶湖に出かけたり、クルマに積んで出かけて、琵琶湖一周は自転車で行うという人もいるでしょうが、一般の愛好家に裾野を広げるには、上に述べたような施策が有効ではないでしょうか?