昔の町家は、夏は網戸などもなく開け放していましたので蚊や蠅、蜘蛛、蜻蛉など「出入り自由」でした。「蚊取り線香」「団扇」や「蚊帳」を使って凌いでいた程度です。
お釈迦様は、蚊に血を吸われても殺してはいけない(「不殺生戒(ふせっしょうかい)」)と教えたそうですが、我々凡夫には到底真似できません。
私たち団塊世代は小学生の時に「日本脳炎」の予防注射をしたので、まず大丈夫だとは思いますが、今でも毎年10人程度の日本脳炎発症者が出ているそうです。
ところで、夏は蚊に刺されやすい人にとっては憂鬱な季節ですよね。この「夏の天敵」とも言うべき「蚊」の撃退法をご紹介しますので、参考にしてください。
蚊に刺されるとかゆみに襲われるため、「蚊に刺される前に駆除したい」と思いませんか? 不快な蚊を駆除するなら屋外や屋内にいる時等、自分がいる場所に合わせて蚊の駆除方法を実践し、蚊から身を守りましょう。
腕や手の甲等、自分でも見える場所に蚊がとまっていたら叩いて駆除する方もいるでしょう。でも、知らない間に蚊に刺されることは多く、気が付いた頃には赤く腫れていたりしばらくかゆみが続く等、不快な思いをした経験はありませんか?
蚊は様々な場所にいるため、「山」や「森」「川」「オフィス」や「学校」「部屋」など、屋外や屋内に関係なく刺されます。特に、肌の露出が増える夏は蚊にとってビッグチャンスで、駆除しない限り血が吸われ放題です。そのため、1日で何ヶ所も蚊に刺される人もいます。
1.蚊の生態と特徴
蚊は吸血する生き物というイメージが強いですが吸血しない蚊もおり、血を吸うのはメスの蚊だけです。メスの蚊は産卵をするために血から栄養を摂り、種類によっては人や動物がウイルス感染(デング熱やウエストナイル熱等)することがあり、死亡した事例も報告されています。
全ての蚊に言えることですが、エサは血液だけでなく草に付いた露や花の蜜も吸うのが特徴です。メスの蚊は多いと4回程産卵し、約20個~200個を1回の産卵で産み落とします。蚊の卵は3〜7日で幼虫(ボウフラ)になり、そして7〜20日するとサナギへと成長し、さらに2〜5日経つと成虫になるため繁殖力や成長スピードは凄まじいです。
蚊に刺されるのは夏が多いですが、ヤブカやアカイエカは春から秋、チカイエカは1年中活動しますから、夏以外の季節も注意が必要です。蚊の活動時間は昼型と夜型に分かれるため、季節や時間に関係なく、いつでも蚊に刺される可能性があると言えるでしょう。
2.蚊が発生しやすい場所
蚊が発生しやすい場所は水がある所です。水がある場所と言っても様々で蚊の種類によっては、キレイな水を好む蚊もいれば汚水が大好きな蚊もいます。また、水がたっぷりある場所や、狭い場所でわずかに水がたまっている水を好む蚊もいるため、水がある場所には蚊が発生すると言えるでしょう。
水があるところに蚊が発生する理由は、幼虫やさなぎに関係があります。メスの蚊は水がある場所に卵を産むと、幼虫やさなぎの間は水中(わずかな水中も含む)で過ごすからです。具体的には、「浄化槽」「どぶ」「側溝」「潮だまり(潮が引いたあとに海水が残留してできる大小さまざまな水たまり)」「田んぼ」「雨水マス」「廃タイヤ」「植木鉢受け皿」「水鉢」などに蚊が発生します。
変わった場所では「お墓にある花立」「マンホールの蓋のくぼみ」「裏返したバケツやプランターの縁の裏」「竹の切り株」なども蚊の発生源です。また、水がたまるような物を置いていると蚊の発生源になります。あとは、「木に穴が開いていてくぼみができている場所」「公園の水飲み場の下にある排水マス」「神社や寺にある手や口を清める場所」も蚊の発生源です。
このように、水がたまりやすい場所や常に水がある場所を探してみると、意外とたくさんあります。
3.蚊の駆除方法
(1)屋外(庭など)の蚊の駆除方法
屋外には蚊がたくさんいるため、蚊に刺されるリスクは室内よりも高いでしょう。特に、山や川等にレジャーへ行く方や、自宅の庭でガーデニングを楽しむ方など、自然が多い場所には、日陰で潜み場所になること、湿気や花の蜜目当てに、主にヤブカがやって来ます。屋外や庭で蚊に刺されないようにするなら、5つの駆除方法がおすすめです。
①携帯用蚊取り線香をぶら下げる
キャンプや庭仕事をする時などは「携帯用蚊取り線香」を腰にぶら下げて蚊を駆除しましょう。蚊取り線香は燃やして煙を出すことで蚊の駆除効果を発揮し、煙を出している間は空気中に殺虫成分が浮遊しているのも蚊が駆除できるポイントです。蚊取り線香の煙は蚊の体内に留まり、さらに神経系に作用するため駆除できます。
蚊取り線香に含まれている殺虫成分の正体は除虫菊で、除虫菊にはピレトリンが含まれています。また、蚊取り線香の種類によっては合成したピレスロイド(アレスリンなど)を使っている商品もありますが、蚊の駆除効果に変わりはありません。蚊取り線香に含まれているピレトリンやアレスリンですが、人間が吸っても体内で分解されて排出されるため、安心して使えます。
余談ですが、蚊取り線香に関する豆知識を一つご紹介します。棒状の蚊取り線香は、1890年に世界で初めて日本で発明されました。しかし、細くて40分ほどしかもたない上に、煙が少量しか出なかったそうです。そのため、数本まとめて焚くなど工夫をしながら使っていました。
持続性を上げるために長くする案もありましたが、長細い形状だと折れやすく持ち運びに不便になるので困っていたそうです。すると、「大日本除虫菊」(商標名:「KINCHO」「金鳥」)という線香会社の社長夫人が太い渦巻き型を考案し、今のデザインに定着したということです。一説によると、自宅の庭で蛇がとぐろを巻いていた様子を見てインスピレーションを受けたそうです。
②殺虫剤をスプレーして蚊を駆除
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野外でレジャーを楽しんでいる時や庭いじりをしている時は、人の血を吸おうと蚊が集まって来るでしょう。自分の周りに飛んでいる蚊や、蚊を見つけたらすぐに駆除できるのが殺虫剤で、蚊に向かってスプレーするだけで蚊を駆除できます。
蚊が駆除できる殺虫剤のスプレーはいくつかありますが、例えば、常温で空間に拡散する性質が優れたトランスフルトリンを有効成分とするタイプはヤブカ向きです。一方、庭仕事をしている時に殺虫剤を使うなら、植物にふりかかっても影響を与えにくい水性タイプを使うと良いでしょう。
殺虫剤の独特の匂いや刺激が気になる方には無香料や、目や鼻にも優しく刺激が少ない商品もあります。
③携帯用電池式蚊取り器を使う
電池による電力で有効成分を含むカートリッジやファンを回転させて、有効成分を拡散させます。手足に装着しやすい、小型で携帯しやすい、軽量である、などの特長があります。効果が高いトランスフルトリンやメトフルトリンが使われており、蚊が近づきにくくなる効果もあります。風が強くない条件で、蚊取り線香のような煙や匂いが出てほしくない場面で、役立ちます。
④ディートやイカリジンを含む虫よけ剤を使う
屋外で日中の活動時に刺しに来るのはほとんどヤブカです。優れた虫よけ効果があるディートやイカリジンを肌に塗布しておくと、蚊よけになり、刺されにくくなります。
ディートは低めの濃度6%から10、12%、高濃度の30%と、商品に濃度のバリエーションがあります。ヤブカが多い場所に行く時、長時間効果を持続させたい時には、12%、30%など高めの濃度の商品を使用すると良いでしょう。
イカリジンには、5%、15%の商品があります。イカリジンは、乳幼児、小児に対する使用制限がないのが特長です。蚊が少ない場所、短時間の滞在を想定する場合は、低い濃度でも効果がありますが、予定より長い滞在になってしまう場合は、低濃度、高濃度の商品を問わず、塗布し直すことでより長い持続効果を発揮できます。また、汗をかいたり、水に濡れたりすると、再度塗布するのが良いでしょう。
⑤蚊に刺されない服を着る
ペルメトリンなどの蚊よけ成分を含ませた衣服を着ることで、蚊よけになります。
長袖シャツを着るだけでも、刺されない効果がありますが、蚊が多数発生している場所では、普通の服の上から刺してくることもあります。蚊よけ成分を含む衣服では、服の上から刺そうとする蚊もブロックします。こうした有効成分を含む衣服には、暑くないようにメッシュ状の商品もあります
(2)屋内(部屋など)の蚊の駆除方法
蚊はわずかな隙間からでも室内に入ってくるため、寝ている間や部屋でくつろいでいる時に蚊に刺された方もいるはずです。しかも、屋内に侵入した蚊はなかなか外へ出て行かないため、駆除しないと刺されます。室内にいる蚊を駆除する時は5つの方法で対処しましょう。
①蚊取り線香をつける
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屋外では「携帯用蚊取り線香」を使いますが、室内で使う時は「通常の蚊取り線香」を使って駆除します。しかも、部屋で蚊取り線香を燃やすと煙が隙間にも行き届くため、蚊は隠れることもできません。また、室内用の蚊取り線香の燃焼時間は大体7時間ですが、線香を消しても換気しなければ効果が持続します。
昔ながらの蚊取り線香は煙の量が多く独特な匂いもあり、室内で使うと煙や匂いが充満しやすいため苦手な方もいるでしょう。蚊取り線香が不快に感じる方は、煙が少なく匂いがない商品やアロマの香りがする商品等を使ってみてはいかがでしょうか? 室内で使う蚊取り線香の種類は以前よりも充実しており、様々な種類があります。
蚊取り線香は締め切った部屋で使い続けると、煙や殺虫成分がこもり、頭痛がしたり喉が痛くなる等の症状に襲われる方もいるでしょう。蚊取り線香による体調不良を避けるために、誰もいない部屋で先につけておき、煙が充満して蚊が駆除できたら、蚊を入れないように短時間換気してから人が入るのが良いでしょう。
②殺虫剤を蚊にスプレーして駆除
室内にいる蚊をすぐに駆除するなら、やはり殺虫スプレーが最強です。蚊が駆除できる殺虫剤にはピレスロイド系の成分が含まれていて、蚊の神経系に素早く作用し駆除します。住宅事情にもよりますが、蚊が頻繁に出てよく刺される場合は各部屋に1本置いておくのも良いでしょう。
殺虫スプレーを室内のあらゆる場所に置いておけば、目の前にいる蚊をすぐに駆除できるため便利です。
とても便利な殺虫スプレーですが、部屋で噴射したら窓を開けたり換気扇をつける等して、必ず空気の入れ替えをしましょう。頭痛や喉の痛みを防ぐためにも、使用後は換気しましょう。
また、家具・家の柱・障子の枠等に殺虫スプレーがかかると、シミができたり変色することがあるため注意しましょう。
③網戸に殺虫剤をスプレーして蚊を駆除
蚊を駆除できる殺虫スプレーは、網戸にやって来る蚊も駆除できます。通常の殺虫スプレーを使っても良いですが、網戸専用の殺虫スプレーを使った方がより効果的に蚊を駆除できるため、お勧めです。
網戸専用の殺虫スプレーは、持続期間が長いです。スプレーすることで、網に蚊やその他の害虫がとまることを防ぎます。
特に、気温が上がる春や蒸し暑い日が続く夏・暑い日もある秋は網戸にする機会が増えるでしょう。でも、網戸の立て付けが悪い場合や、網戸と窓枠に隙間があれば蚊が部屋の中に入って来ます。このような時は、通常の殺虫スプレーで蚊を駆除しても構いません。
④蚊捕獲器(捕虫器)を使う
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蚊を誘引してファンで吸い込んで蚊を捕獲します。コンセントにつないで使用する器具のほか、充電した後に内蔵充電池で作動できる器具もあります。
また、空気清浄機に蚊を捕獲する機能をつけた商品もあります。蚊捕獲器は、蚊を誘引捕獲するものですが、人がいると人の方に誘引されます。従って、蚊を見かけた部屋では、蚊捕獲器のみを置いて人はその部屋から出た方が、捕獲される確率が高まります。
一方、蚊は常に吸血しようとしているわけではなく、休息している時間もあり、蚊捕獲器に関心がない蚊もいますので、殺虫剤に比べると、全部駆除するのは少し難しいと言えます。
扇風機の風で蚊を寄せ付けないようにするなら通常の扇風機ではなく、業務用等できるだけ大きい扇風機を使った方が効果が高いです。大きい扇風機を用意できない場合は、通常の扇風機を何台か置いて強風にしても良いでしょう。
4.蚊の予防対策
(1)蚊の発生を防ぐ予防対策
蚊は屋外や屋内問わずいますが、そもそも蚊が発生しなければ駆除する必要はありません。部屋や庭に蚊がいなくなれば人や動物がウィルス感染するリスクがなくなり、蚊に刺されなくなります。
また、かゆみに襲われることもなく快適に過ごせるため、蚊の発生を防ぐ対策9個を実践して蚊がいない空間にしましょう。
①蚊の発生源の水たまりをなくす
蚊を発生させないためには水たまりをなくすことです。蚊は水たまりがあると産卵して、やがて幼虫やさなぎになり成虫になります。蚊は産卵回数も多く成虫になるまでの期間が短いため、あっという間に蚊が発生するでしょう。
②バケツに水をためて放置しない
ガーデニングをしている方や、お子さんがいる家庭によくあるのがバケツです。バケツに水が全く入っていなければ蚊の発生源になりませんが、バケツに水をためたまま放置していると蚊の産卵場所になり蚊が発生します。屋外に水が入っているバケツを置いているなら、水を捨てて空っぽにしましょう。
バケツの中にある水を捨てたら物置き小屋に収納したり、もしくはバケツに雨水がたまらないようにします。バケツをしまう場所がなくて庭や玄関の外等に置く場合は、バケツをひっくり返して雨水が入らないようにしましょう。
③おもちゃ、プラスティック容器、洗車用品を雨のかからない場所に置く
使わなくなったおもちゃ、子供用の乗り物、プラスティック容器、発泡スチロール容器、洗車用品、プランター、ブルーシートなどを屋外に置いて雨がかかると、くぼんだ場所に雨水が溜まり、蚊が産卵して発生源になることがあります。
場所が日陰で暗い場所ですと、その確率が高まります。屋内や物置内に入れて雨がかからないようにするのが良いですが、場所がなく屋外に置く場合は、日なたや屋根の下、明るい場所に置くという工夫で、発生する確率が下がります。
④古タイヤに水をためない
蚊は水がある場所に発生するため古タイヤも見逃すことができません。雨水が入らない室内や物置等に古タイヤを置いているなら良いですが、屋外に置きっぱなしにしている場合、タイヤにはくぼみがあるため雨水がどんどんたまります。
古タイヤを処分すれば蚊の発生を根本から解決できますが、まだ使用予定のタイヤ、冬用タイヤ、車止めに使うタイヤを、屋外に置いている方もいるでしょう。雨にさらされる環境に古タイヤを置いていると蚊の発生源になるため、すぐに処分できない場合は、雨に濡れない場所に保管することをお勧めします。
⑤植木鉢の鉢受けに水をためない
自宅の庭で植物を育てている方は受け皿に要注意です。植木鉢の鉢受けも水がたまりやすく、蚊が発生しやすいため水をためないようにしましょう。雨が降った後や水やりをした後は鉢受けにたまった水を捨てて、蚊が卵を産めないように対策をします。
1つづつ鉢受けにたまった水を捨てるのは大変で、鉢受けの数が多ければ多いほど面倒に感じるかもしれません。できるだけ鉢受けの数を減らして作業を楽にするほか、しっかりと水やりを行う代わりに鉢受け皿を外して使用しないのが最も良いでしょう。
⑥雨水マスに幼虫対策用薬剤を入れる
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雨水マスに雨水が溜まっている場合は、蚊の主要な発生源です。
蚊の羽化を阻害するピリプロキシフェンを含む粒剤や発泡錠、蚊幼虫の脱皮を阻害するジフルベンズロンを含む発泡錠を、1〜2週間に1回投入します。これにより、幼虫は生存していることがあっても、成虫になることができません。
⑦雨水マスに銅片(銅板や銅線)を入れる
銅イオンが蚊の幼虫を死亡させるため、銅製の板や線を水溜まりに入れておくと、対策になります。実際のお金を使用しても良いという方には、10円玉も使えます。銅片についても、2週間ごとを目安に新しいものに交換するのが良いでしょう。
⑧雨水マスの蓋の下に網を挟む
雨水マスの蓋には1〜2箇所穴(手で持つ場所を兼ねる)が空いていることが多く、この穴から蚊成虫が雨水マスに入って産卵します。雨水だけをマス内に入れて蚊を入れさせないために、網戸用の網を蓋の下に挟みます。網戸を交換した後の古い網でも使えます。
この方法は、雨水マス内に落ち葉やゴミが入ることも防げますが、網の上にこうした落ち葉などが載っていると、水が通過しにくくなるため、時々清掃するのが良いでしょう。
雨水マスの蓋にある1〜2箇所の穴の上にブロックや石を置いて、蚊を中へ入れさせないようにすると、雨水マスに産卵できず、蚊が発生しません。
一方、弱い雨の場合は、雨水は隙間からしみ込んで雨水マスに入りますが、大雨の場合には、水が通過しにくくなるため、雨水マスの上と周囲に水溜まりができてしまう可能性があります。大雨の場合はブロックや石を外しておくなど、雨水を流す配慮も忘れないようにしましょう。
(2)蚊に刺されないようにする対策
蚊が発生しないように対策をしている場所では、蚊に刺されるリスクは減らすことができます。でも、場合によっては蚊を発生させないための対策ができない場合もあるでしょう。特に、外出する際は蚊に刺されない対策をして身を守ることが重要です。では、蚊に刺されないようにする対策方法を5個見ていきましょう。
①蚊に刺されないよう長袖、長ズボンを心がける
蚊は体温や二酸化炭素や水分を感知すると吸血するため、肌の露出をできるだけ控えることが大事です。蚊に刺されないようにするためには、長袖長ズボンのスタイルを心がけると良いでしょう。夏は暑いかもしれませんが、肌を露出しないだけで蚊に刺されるリスクはかなり減ります。
②蚊に刺されないよう靴下と靴を心がける
蚊は皮膚をめがけて刺しに来ますが、中でも足首より下の足がとても刺されやすいです。暑い時期には、はだしにサンダルが涼しくて快適ですが、蚊が出没しそうな場所に行く時や、立ち話になる可能性がある時は、靴下と靴を履くよう心がけましょう。
③白、黄色など明るい色、薄い色の服を着る
蚊は黒、紺、濃い赤色など、暗い色、濃い色を好んで刺しに来ます。なるべく刺されないようにするためには、白、黄色、薄いピンク色などの服を着るのが良いでしょう。
④レモンユーカリの香りをつける
ニーム ミラクルニーム 4株セット 鉢植え 虫除け ニームの木 ミラクルハーブ 蚊除け 蚊よけ植物 防虫 害虫 有機栽培にこだわる
シトロネラール、メンタンジオールといった成分を蚊は嫌います。植物では、レモンユーカリに、蚊が嫌いな成分が多く含まれています。この成分の香りを、身体の周囲に放つようにすると、蚊に刺されにくくなります。
ただし、皮膚に直接つけないようにしましょう。虫よけ剤や殺虫剤ほどの効果は見込めませんが、何もつけないよりは、蚊に刺される数が少なくなる可能性があります。
⑤携帯扇風機を使う、ウチワであおぐ
小さくて手で持ったり首にかけられる携帯扇風機(ハンディーファン、ミニ扇風機)が、2019年、流行しました。自分に風を当てることで涼しくなるというのが本来の機能ですが、風を当てることで自分に寄ってきた蚊を吹き飛ばせるという効果も見込めます。
顔にばかり風を当てるのではなく、足首やすねなど、なるべく足元に風を当てると、蚊に刺されないための対策になるでしょう。ウチワをあおいで風を送っても同様に蚊を遠ざける効果があります。